まだ薄毛ではないけれど、薄毛の家系で将来が不安…そんな人は将来薄毛になるリスクを今のうちに知っておくことが予防策になります。
特に、AGA(男性型脱毛症)は遺伝子の影響を受けるといわれており、遺伝子検査をすることで簡単にAGA発症リスクが分かります。ここでは、AGAと脱毛関連遺伝子の関わりについてご紹介します。
AGAを引き起こす脱毛関連遺伝子は母方の家系からやってくる?!

染色体とは、DNAが(ヒストンと呼ばれる)タンパク質に巻き付いている棒状の構造をしたものです。染色体は全部で23対あり、そのうちの1対には「X」と「Y」の2種類があります。
女性は「X」を2つ、男性は「X」と「Y」を1つずつ持っています。
【保有する性染色体】
女性:XX
男性:XY
男の子は、母親から「X染色体」を、父親から「Y染色体」を受け継ぎます。
【性染色体の受け継がれ方】
母親:XX
父親:XY
↓
子ども(男):XY or XY
AGA(男性型脱毛症)をもたらす遺伝子は、X染色体にしかありません。
よって、AGA発症リスクの高い遺伝子は母親から引き継ぐことになるのです。たとえば、「母方の祖父がAGAのリスクが高い遺伝子を持っていたならば、母親の子どももAGAになる可能性がある」ということになります。

もちろん、誰でも必ずAGA発症リスクの高い遺伝子を持っているわけではありません。また、AGA発症リスクの高い遺伝子を引き継いだからと言って必ずAGAになるわけでもありません。
遺伝的にAGAになるリスクが高いかどうかは、遺伝子検査をしなければわからないのです。
AGA発症のメカニズムと脱毛関連遺伝子

AGA発症のメカニズム
AGAは男性ホルモンの働きによって生え際や頭頂部の毛髪が薄くなってしまう男性特有の脱毛症です。
AGAの原因となる男性ホルモンはジヒドロテストステロン(DHT)です。DHTはもともとはテストステロンという男性らしさを与えてくれるホルモンです。
テストステロンは毛乳頭に入ると5α-リダクターゼという酵素によって代謝されてDHTに変化します。ARにDHTが結合することで毛母細胞の働きが抑制され、脱毛が起こってしまうのです。
AGAと脱毛関連遺伝子の関わり
ARとDHTがどれだけ結合するかは、実は遺伝子の働きによって決定されています。その遺伝子が「脱毛関連遺伝子」…AR遺伝子なのです。
AR遺伝子によるAGAの影響は70~80%といわれており、比較的高い比率を占めています。遺伝子以外には頭皮の環境や生活習慣などの要因が関わっていると考えられています。
いずれにせよ、AGAにおいてAR遺伝子の働きを無視することはできません。
CAGリピートとGGCリピート

AR遺伝子の中で重要視されているのが「CAG」と「GGC」という3つずつの塩基が繰り返される配列部分です。
CAGリピートとGGCリピートの合計数は「38」が基準となっており、以下のようにリスク評価されます。
早めの遺伝子検査がAGA予防に繋がる

AGA発症リスクは、「高め」「中程度」「低め」の3つでお知らせ。
リスクに合わせた対処法を「DHCパーソナル・カルテ」でご紹介。検査結果が出るまでの期間は、約3~4週間です。
AGA発症リスク別の対策
高め
遺伝的にAGA発症リスクが高いと考えられます。AGAへの本格的な対処が必要になってきます。根元から太く丈夫な毛髪を目指すために、育毛剤などを使ったお手入れがおすすめです。
中程度
遺伝的にはAGA発症リスクは中程度ではありますが、生活習慣によってはAGAが大きく進行してしまう可能性もあります。ストレスマネジメントや育毛剤などを使ったケアを進めていきましょう。
低め
遺伝的に見れば、AGAの発症リスクは低めです。しかし、それは言い換えるならば、日々の生活によってAGAが進行してしまう可能性を示唆しています。生活習慣を見直したり、育毛剤や育毛シャンプーなどで基礎的な毛髪ケアを行うのがおすすめです。
その他のAGA対策
AGA対策には上記の他にも基礎的なところから始めることができます。
「DHCパーソナル・カルテ」では、普段の食生活や摂るべきサプリメント、頭の洗い方などの生活習慣についてのアドバイスも満載。より詳しい内容は「DHCパーソナル・カルテ」でご覧になれます。
簡単手順で遺伝子検査
遺伝子検査というと、面倒なことをしなければならないと感じていませんか? 「DHCの遺伝子検査 毛髪対策キット」は付属の採取容器に少量の唾液を入れるだけ。
あとは必要書類とともに返送するだけで約3~4週間後に検査結果が到着します。
【検査の流れ】
1、「DHCの遺伝子検査 毛髪対策キット」を購入
↓
2、必要書類に記入し、試料を採取&返送
|
| 約3~4週間
↓
3、検査結果到着
将来の髪が心配だという方、簡単な手順で手軽に遺伝子をチェックできるこの機会を有効活用してみてはいかがでしょうか。

公式サイト