新潟から美しい木製品を生み出す!マルナオ株式会社福田隆宏

  • 作成日:2018.11.08

祖父が創業したマルナオを継承した福田氏は木製品ならマルナオと言われるべく努力を続けています。

マルナオの箸はさまざまな世界中の展示会で高評価を得ています。

福田隆宏

1973年新潟県生まれ。
大学卒業後、大手合板メーカーに入社。
2006年3代目社長に就任。
2009年社名を変更、本社および工場を現在地に移転します。

マルナオは福田氏の祖父で仏壇彫刻師だった直悦氏が立ち上げた木工業の会社が前身となっており、主力製品は墨坪車だったそう。

1983年、彼の父親が社長に就任、社名を変更します。
2006年に事業を継承した隆宏氏は、大工道具は需要が拡大しないと実感したそう。

その後、木製の時計や木ベラ、ワインラックを試作した彼はそれらを展示会に出品します。

技術の素晴らしさに注目したメーカーから受注が入り、現在の収益につながっていると同時に新しい技術を学ぶチャンスを得たと言います。

優れた技術による機能美

マルナオの代表的な作品に八角箸があります。
この作品は魚の骨のすき間にある身まできれいにつまむことができ、八角形を綺麗に保っている素晴らしい箸です。また、後方が少し細くなっており軽く感じ、フォルムには丸みがあり手になじみやすいです。

見た目だけでなく機能性を重視し何度となく削った結果、これだというところを見つけていくそう。

この素晴らしい技術が生み出すマルナオの機能美は研ぎ澄まされたデザインを産み、世界中の人の心をつかんでいます。

以前あるギフトショーに初めて出品したのをきっかけにドイツで開催されるアンビエンテや国際見本市などの展示会でマルナオの箸は知名度を上げていきます。

現在、世界初デュポン社製の人工大理石を使った携帯用の箸など種類を増やしつつ、さまざまな国際プロジェクトにも参加しているそう。

また、デスクまわりを森にするという木を使った文具シリーズやお箸とスプーンがセットになった商品など、存在感あふれる新しい商品を毎年世に送り込んでいます。

木製品のプロだと言われたい

そんなマルナオの将来の目標は木製品のプロだと世の中に言われる存在になりたい・・ということだそう。

たとえば、キャビアを食べる時金属製のスプーンで食べる人が多いですがそれだと質感が冷たく、金属のにおいがするでしょう。ですが、冷たさや熱さを吸収でき、弾力性が適度にある木製のスプーンだとそういったことがありません。

さらに、茶わん蒸しなども食感が大切な食べものなので、道具がそれを邪魔してはいけないと考えます。

それは彼自身がそれらを食べることで実感したことでもあり、料理人から言われたことだと言います。今後そういったモノづくりをしていきたいと彼は考えており、彼の世代でそれが不可能であれば、次の世代でやってもらいたいと考えています。

今後も新潟から世界中へ素晴らしい製品を生み出していくことは間違いなさそうです。