「サトウのごはん」

  • 作成日:2018.08.10

日本人の食文化であるごはんとモチの製造・販売を通じて、社会貢献するというサトウ食品の佐藤氏。

佐藤 元

佐藤食品工業 代表取締役

1987年 亀田製菓入社
1990年 サトウ食品
2010年 代表取締役社長 就任

玄関開けたら2分でごはん

コンビニやスーパーで売っているパック入りのごはん。
日本である程度生きていて、サトウのごはん、を知らない人はいないだろう。

パックのままレンジアップして、2分の過熱で食べられるようになる。
それまでもパック入りのご飯はあったが、水分が多く、食感が維持できていなかった。

そこに現れたのが、サトウのごはんだ。

無菌で炊いた白米を瞬間冷凍することで、半年間は風味と食感を残すことに成功した。

かつて、大々的にCMも打っていた。
「玄関開けたら2分でごはん」のキャッチフレーズを覚えている方も多いだろう。

そのサトウのごはんを作っている会社が、佐藤食品工業だ。

ブランド名では、サトウ食品という名前を使っているが、これは同名の会社があるためである。

そして、その経営者である佐藤氏は、サトウ食品の3代目だ。

最初から売れていたわけではない?

さて、今では知らぬ人はいないくらいに有名なサトウのごはんだが、最初はそれほど売れなかったという。

若者の一人暮らしの増加に伴って、最初はコンビニなどに商品を置いていたが、売れ行きは期待していたよりも低かった。

しかし、そんな中でも売れている地域がある。
よくよく調べてみれば、それは高齢者の住む地域のスーパーマーケットだった。

高齢者の夫婦二人暮らしなどでは、余分に米を炊かなくてよいことがうけており、さらに、急な来客で足りない時にも対応できるといったことも評価されていた。

コンビニからスーパーや量販店に販路を広げることでサトウのごはんの売り上げは大きく伸びることとなる。

ジレンマ

さて、そんなサトウ食品だが、3代目の佐藤氏の就任には少し困った事態が起きたという。

もともと、あられや柿の種などで有名な亀田製菓で3年修業し、サトウ食品に合流した佐藤氏だったが、社長交代を考える頃には、パワーズフジミというスーパーの社長として活躍していた。

先代社長は、息子に社長のイスを譲りたいと思っていたが、パワーズフジミも年商150億円を超える会社だった。

子会社だったが、大きな売り上げを挙げている会社であり、パワーズフジミを息子に代わって任せられる人材もいないので、困っていたという。

食べたいときに食べたいだけ

サトウ食品は、ごはんと餅を無菌化包装して、常温でも10か月ほど保存可能だとしている。

食べたいときに食べたいだけ、すぐに用意できる利便性がそこにはある。

これからも日本の餅・ごはん業界のリーダーとして、市場規模の拡大を目指すという。

家族構成の変化や、ライフスタイルの多様化など、個食化が進む中で、社会に貢献していきたいとしている。

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E9%A3%9F%E5%93%81%E5%B7%A5%E6%A5%AD_(%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C)
参照:https://www.satosyokuhin.co.jp/corp/outline.html
参照:http://mamamassan.hatenablog.com/entry/SatoHajime