高血圧の原因は2種類?血圧が下がらない理由を徹底解明

  • 作成日:2015.07.17
  • 更新日:2017.12.13
健康

高血圧になる10の原因!血圧を下げるにはどうしたらいいの?

生活習慣病とも言われる高血圧症。
総患者数は1010万人(平成26年の厚生労働省調査により)、25歳以上の3人に1人が高血圧とも言われています。

そんな高血圧ですが、別名サイレントキラーと呼ばれており、放置することで脳梗塞や心臓病に繋がるにもかかわらず、自覚症状がないため気付きにくいのが特徴です。

健康診断で自分が高血圧だと初めて知ったという方も多いでしょう。
対策するにしても、なぜ高血圧になってしまったのかわからない…。

そこで、今回は高血圧の原因を紹介します。
原因ごとの対策についてもご紹介しますので参考にしてくださいね、

高血圧には2種類ある


高血圧といっても原因が特定しにくい一次性高血圧(本態性高血圧症)と、原因が特定できる「二次性高血圧症」の2種類があるのは知ってましたか?

これらの高血圧の種類によって対策方法は変わってきますので、自分はどちらなのかを把握するようにしましょう。

生活習慣により高血圧になる一次性高血圧

別名で本態性高血圧とも呼ばれる高血圧症のタイプです。

身体に明らかな異常や病気が見られないものの、高血圧になってしまうものです。
日本人の高血圧に悩む人の9割以上が、この一次性高血圧と言われています。

一次性高血圧は、基本的には、はっきりとした原因が判明しない場合がほとんどと言われています。
ただし、その原因がはっきりしないということは、何が原因となっているか、はっきりと特定出来ないという意味です。

一時性高血圧を引き起こす原因は、複数あることが解明されています。
複数の原因が重なって発症していることが多いため、原因がよくわからないとされるのです。

病気が原因で高血圧になる二次性高血圧

一方、病気が原因の高血圧症とはっきりわかるのが、二次性高血圧と呼ばれるタイプです。
大まかなくくりとしては以下の4つに分類出来ます。

  • 腎(臓)性
  • 血管性
  • 内分泌性
  • 神経性

一次性高血圧の原因


高血圧の大半をしめる一次性高血圧ですが、主に日常生活などによるものが高血圧の原因となります。

食生活が偏っている

多くの方の一次性高血圧に影響しているとされるのが、生活習慣の中でも、この食生活の問題です。

食塩の過剰摂取

昔から、高血圧の原因として知られている食塩の過剰摂取ですが、その基本的メカニズムは以下の2つです。

①塩分濃度低下作用の結果としての高血圧
1)塩分の多い食品を摂取することで、血液中の塩分濃度(正確には、塩を構成するナトリウム濃度)が上昇。

2)血液中の塩分濃度は、生体活動維持のため、一定の濃度になるように出来ているので、余分な塩分は、カリウムの作用と腎臓の働きによって体外へ排出される。
 但し、カリウムが不足している場合や、腎臓の機能が弱っている場合、或いは塩分濃度が高過ぎる場合などでは、塩分濃度を下げるために、血液に水分が取り込まれる。
 塩気の多い食品を食べると、喉が渇くのはこの現象の典型例で、浸透圧の関係で、血液中の高い塩分濃度を薄めようと、細胞などからも水分が血液中に取り込まれる。

3)その結果、血液量が増加して血流が増えるので、血圧が上昇する。

尚、浸透圧とは、「「濃度の異なった2種類の液体を隣接させておくと、お互いに同じ濃度になろうとする作用」のことを言います。

②塩分ろ過機能維持のための高血圧
1)大量のナトリウムを排出する際、腎臓のろ過機能に負担が掛かる。
2)その機能が落ちるのを防ぐため、自律神経の作用で、腎臓に送る血液量を増やして負担を下げることで、血圧が上昇する。

これらの、血液中の高い塩分濃度が引き起こす高血圧のメカニズムは、食品から塩分を過剰摂取した場合以外の要因による高血圧にも、当てはまることが多くなっています。

動物性脂肪の過剰摂取

動物性脂肪の過剰摂取は、主に脂質異常症などの原因とされますが、高血圧の原因にもなることが知られています。

1)動物性脂肪を摂取することで、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値や中性脂肪値が上昇。

2)その結果、血管壁にコレステロールや中性脂肪が付着し、血管が狭くなることで血管抵抗が高まる(動脈硬化の一例)。

3)同時に、血液そのものも粘度も、血中のコレステロールや中性脂肪の多さで高まる。

4)血管抵抗が高まった上、血液の粘度が増して血流が悪くなることで、血圧が上昇する。

アルコールの過剰摂取

アルコールの摂取は、血圧にとって複雑な働きをします。
短期的に適正量を摂取する場合、アルコールの血管拡張作用によって血流が良くなり、むしろ血圧を下げる方向に働くことがあります。

また、適度なアルコール摂取は、リラックス効果をもたらし、ストレスを軽減するため、その点でも血圧を下げると言われています。

ただ、長期的に、特に過剰摂取をしている場合、逆に血圧を上昇させる方向に働くとされています。

その理由は以下の通りです。

1)慢性的な過剰摂取により、自律神経の中の交感神経が日常的に優位になって、心拍数が必要以上に上がることで血圧が上昇。

2)慢性的に過剰摂取していると、アルコールを摂取した時には血管が拡張するものの、抜けた後にはむしろ収縮する方向へ強く作用。

3)その結果として、特に酔いが覚めた後で、睡眠時に血圧が上昇しやすくなる、「早朝高血圧」を引き起こしやすくなる。

適正量なら、血圧を下げる原因となるアルコールが、逆に血圧が下がらない理由となってしまいますので、飲み過ぎには要注意です。

特にアルコールの分解能力が弱い方は注意が必要です。

また、飲酒に付随的な問題として、お酒のおつまみには塩分濃度が高いものが多く、結果的に塩分の過剰摂取も招きやすいことも指摘されています。

過労やストレス

過労死などの原因でもある過労や仕事上のストレスですが、血圧にも悪影響を及ぼします。

1)過労やストレスは、自律神経の中の、活動時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経のバランスを壊し、慢性的に交感神経の働きを強める。

2)交感神経は、副腎から分泌されたアドレナリンやノルアドレナリン(これにドーパミンも加えて、カテコールアミンと総称)の作用で、心拍数を上げて血流量を増加させる。

3)強い負担が血管に長い時間掛かって、慢性的に血圧が高い状態が続く。

これが、過労やストレスが高血圧症を引き起こす流れです。

喫煙

喫煙もまた高血圧を招きます。
ただ、2つのそれぞれ別の作用により高血圧を招くので、分けて説明します。

ニコチンの作用

1)喫煙により、タバコに含まれる毒性物質であるニコチンが体内に吸収され、その作用として、副腎から血管を収縮させるホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンが分泌促進される。
2)その結果、血管抵抗、特に末梢血管抵抗が強まって血圧が上昇する。

一酸化炭素の作用

1)タバコを吸うと、タバコの燃焼(不完全燃焼)で発生した一酸化炭素が体内に取り込まれる。
2)通常、酸素と結び付いて、酸素を体内の細胞へと運ぶヘモグロビンと一酸化炭素が強く結び付き、酸素が運ばれなくなって酸欠状態に陥る。
3)酸素を届けるため、血流を増やそうと心拍数が上昇し、その結果として血圧も上昇する。

加齢

人は年をとると、様々な機能が衰えてきます。

血管もまた加齢によって劣化していきます。
動脈硬化の1つの事例です。

1)血管が劣化することで弾力性を失う。
2)弾力性が失われると、血液がスムーズに流れづらくなる。
3)そのことで、心臓が血液を送り出すために収縮する際の、収縮期血圧が特に高くなる。

運動不足

運動不足も高血圧の原因となりますが、大きく分けて2つの要素があります。

  • 運動不足による心肺機能低下
  • 慢性的な運動不足では、心臓や血管の機能が衰え、血流が悪くなって、結果として血圧が上昇します。

  • 運動不足による脂質異常症や肥満
  • 運動不足、特に有酸素運動不足だと、摂取カロリーの消費が減りますから、血液中のLDLコレステロール値や中性脂肪値が上がりやすい体質になってしまいます。

当然肥満にもなりやすく、これも高血圧を強くもたらす原因です。

座りっぱなしも高血圧の原因になりえる

座りっぱなしの生活も、運動不足同様に高血圧にとっては危険な要素です。
これは、運動不足と同じ理由で高血圧を招く他に、別の要素も絡んできます。

1)座りっぱなしは、全く同じ姿勢が長時間保たれることで、血流が特に悪くなりやすい。
2)椅子に座ることで、大腿部が圧迫された状態が長く続き、更に血流が悪くなる。
3)耳の中にある耳石は、縦方向の動作で刺激されることで、自律神経のバランスを良くするが、座りっぱなしだとその刺激がないため、交感神経が優勢になって高血圧になりやすい。

以上の様な原因で、高血圧を引き起こすと言われています。

肥満

肥満も高血圧の原因です。
これも以下のような複数の作用によって、高血圧を招きます。

過食によるインスリン過剰分泌(高インスリン血症)

1)食べ過ぎによって、インスリンが過剰分泌される。
 尚、血液中のインスリン濃度が高い状態を、高インスリン血症と言う。
2)高インスリン血症では、腎臓の腎尿細管でのナトリウムの再吸収が進むことで、血液中のナトリウムが増加し、結果として食塩の過剰摂取と同じ状況になり、血圧が上昇。
3)また、インスリンの過剰分泌は、副腎からアドレナリンやノルアドレナリンなどを分泌させる作用があり、交感神経を刺激して、末梢血管の収縮による血圧上昇をもたらす。

肥大した脂肪細胞からの分泌物・レプチン

肥大した脂肪細胞からは、エネルギー消費を促すレプチンと呼ばれるホルモンが、通常より多く分泌されます。
レプチンは、エネルギー消費作用の他にも血管収縮作用があり、これが高血圧をもたらします。

肥大した脂肪細胞からの分泌物・アンジオテンシノーゲンとレニンの作用

肥満の人の肥大した脂肪細胞からは、レプチンの他、通常の脂肪細胞より、アンジオテンシノーゲン(アンジオの部分はアンギオ、ノーゲンの部分はノゲンと言い換えられることもあります)という物質が多く分泌されます。

血液を送り出す距離が増える

肥満になれば、当然血管もその分長くなり、心臓が送り出す血液量も増え、血圧が必然的に高くなります。

以上のように、これらの総合的な結果として、高血圧症を発症するのです。
こちらも複数の作用、しかも4つの作用で高血圧になりますので、その分危険性はかなり高くなります。

特に、自身が高血圧もたらす原因となる上、更に肥満をもたらすような運動不足は、高血圧にとって要注意な原因といえるのです。

遺伝的要因

両親ともに高血圧の場合には50%、片親のみ高血圧の場合には、25%が高血圧になると言うデータがあります。

ただ、高血圧そのものが遺伝するというよりは、高血圧になりやすい体質が遺伝するといったほうが適切です。

さらに体質のみならず、ストレスを溜めやすい性格などが遺伝している場合には、これも高血圧を引き起こしやすくなります。

また、遺伝とは別に、家ごとに食生活の特徴などがあり、塩分の多い食事を好む家庭では、当然家族が高血圧になりやすいなどの要因も増えます。

二次性高血圧の原因になる病気


高血圧の人の約10~15%の人がこの二次性高血圧症となります。
主にどのような原因で高血圧になっているかを見ていきたいと思います。

ホルモン(アルドステロン)異常

別名で原発性アルドステロン症とも呼ばれる症状です。

アルドステロンとは、副腎から分泌されるホルモンの1種で、腎臓でのナトリウム(塩分)の再吸収を促し、血液中の塩分を増やす働きをします。

アルドステロンが増えすぎると、適正な塩分摂取やカリウム摂取を行っていても、結果として塩分の過剰摂取と同じ状態になり、血圧が上がってしまうのです。

糖尿病

糖尿病患者の50%前後の人が、高血圧も併発しているとされています。
その理由としては、複数あります。

高い血糖値の血液による高い浸透圧

糖尿病では、血液中の血糖値が高いことが問題となりますが、それが高血圧を招きます。

インスリン抵抗性

インスリン抵抗性とは、健康な人と糖尿病患者の比較で、同量のインスリンでの血糖値低下効果が、糖尿病患者の方が低いことを意味しています。

つまり、インスリンに対する感受性や反応性が弱いということを意味し、実際、インスリン抵抗性は、インスリン感受性と呼ばれることもあります。

糖尿病初期から中期には、インスリン抵抗性を補うため、大量のインスリンが分泌されます。
その場合、高インスリン血症を招き、高血圧を発症するのです。

肥満

肥満の人は糖尿病になりやすく、同時に、肥満は高血圧になりやすいことは既に説明した通りです。

腎臓病

腎炎や糖尿病性腎症などの腎臓病によって、腎臓の機能が低下すると、主に以下のようなことが発生します。

1)腎臓機能低下により、血液中の余分な水分をろ過する機能が衰え、結果的に血液量が増加して、血圧が上昇。

2)腎臓病により、腎臓内の血管の障害が起きて腎臓へ流入する血液量が低下(腎血管性高血圧へのリンクお願いします)すると、流入する血液量を増やすために、血圧を上昇させるレニンの分泌が活発化して血圧が上昇。

この2つの作用で高血圧を発症します。

腎実質性高血圧

腎実質性高血圧とは、その糸球体や尿細管及び腎盂に、疾患や問題が発生することで、十分に機能を果たせないために、高血圧の症状が出ることです。

腎実質とは普段聞き慣れない言葉ですが、腎臓の主要な働きをする部分(腎血管以外の腎臓の部分)のことです。

血液をろ過して、余分な水分や汚物を除去し、排出するための尿を作る機能を担っていますので、まさに、腎臓の機能の実質であることから、そのような名前が付いています。

1)血液中から余分な水分がろ過されなくなり、血液量自体が増えて高血圧をもたらします。

2)血液中から、水分以外の余分な成分がろ過されないことで、血管に汚れが付着し、血管が狭くなって血流が滞り血圧が上昇。

3)2で発生した血流の停滞で、腎臓を流れる血流が減り、血流を増やそうと血圧を上げるために、腎臓からレニンが分泌され、血圧が上昇。

腎血管性高血圧

腎臓を流れる血管に障害が発生すると、血流を増やすために血圧を上げる必要が出てきます。

レニンが、このために腎臓から分泌され、血圧を上昇させることにつながります。

睡眠時無呼吸症候群

1)呼吸出来ない状態から呼吸が再開する際、脳は覚醒した状態になる。

2)この時、睡眠は実質的に中断されており、交感神経の働きが強くなる。

3)交感神経が強く作用することで、心拍数が上がり、血管が収縮しやすくなって、それが慢性化すると、結果として高血圧を引き起こす。

褐色細胞腫

副腎は、副腎の外側にある副腎皮質と中にある髄質から構成されていますが、その副腎髄質に発症する腫瘍が褐色細胞腫です。

また、脊髄の交感神経節と呼ばれる部位にも出来ることがあります。

1)褐色細胞腫は、それ自体がアドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコールアミンと呼ばれるホルモンを分泌する。

2)その結果として、交感神経の作用が強くなり、心拍数が上がり血管が収縮しやすくなって高血圧を引き起こす。

クッシング症候群

難病の1つで、副腎皮質で生成されるホルモン(いわゆる副腎皮質ホルモン)の1種である、糖質コルチコイド(別称コルチゾール)の慢性的過剰分泌が原因の症状です。

その分泌過多の原因は様々あり、肺がんなどの肺腫瘍もその典型例です。

1)糖質コルチコイドには、ナトリウムを再吸収促進効果を有している。

2)その結果として、血液中のナトリウム(塩分)濃度が上昇。

3)塩分過剰摂取と同じことが起こり、高血圧を引き起こす。

サブクリニカルクッシング症候群

こちらもクッシング症候群と名の付く通り、クッシング症候群と同じ原因で発症するのですが、身体的症状を伴わないものを呼びます。

高血圧や高脂血症など、他の病気や症状と区別が付きづらいという特徴があります。

薬物誘発性高血圧

血圧上昇作用のある薬物や薬剤を、高血圧患者が、他の病気の治療のために服用することで、結果的に高血圧を発症するケースです。

具体的には非ステロイド性抗炎症薬や、リウマチなどの治療に用いる糖質コルチコイドなどが当てはまります。

大動脈縮窄症

先天性・後天性、両方ある心疾患の1つで、大動脈の一部が狭くなる心臓病です。
血流が滞りやすく、その結果として血圧の上昇を引き起こします。

発症している部位の手前、つまり心臓側の上半身(特に上肢)が高血圧になりやすく、逆にその先の下半身(特に下肢)が低血圧になりやすいという特徴があります。

脳幹部血管圧迫

脳幹は大脳、小脳、脊髄の接続部であるとともに、脳神経が出る場所です。

その部分を通る血管が圧迫されると、血圧をコントロールする延髄外腹側部(血圧中枢)が、椎骨脳底動脈血管により圧迫されて高血圧になります。

副甲状腺機能亢進症

副甲状腺の異常で、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、骨からカルシウムが血液中に溶け出して、血液中のカルシウム値が高くなり、高カルシウム血症を引き起こします。

なお、亢進とは、「高ぶり、進むこと」を意味します。

高カルシウム血症は、食欲不振倦怠感意識障害腎結石骨粗しょう症などの症状が見られますが、高血圧もその1つです。

血液中のカルシウムが血管に付着して血流を妨げ、更に石灰化した血管にコレステロールなどが付着する動脈硬化も併発することで、高血圧を発症するのです。

ただし、注意しなくてはならないことがあります。

カルシウム自体は、実は高血圧を予防するためにも重要なミネラルだということです。
血管は、適切なカルシウムを摂取していないと、むしろもろくなってしまい、こちらも動脈硬化を引き起こすからです。

カルシウムが足りないことで、むしろ血液中のカルシウム濃度が高くなって、高血圧はじめ様々な弊害が出ることを、カルシウム・パラドックスと呼びます。

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能が必要以上に高まって、甲状腺ホルモンが分泌過剰になり発症します。

甲状腺ホルモンは、全身においてエネルギー利用を促し、活動を活発化させるホルモンですから、アドレナリンなどの過剰分泌と同様の状態になります。

つまり、身体が必要以上に活動的になって、エネルギーを大量に消費してしまうのです。
動悸・不整脈・頻尿・多食による体重増加・体重減少・多量の発汗・眼球の飛び出しなど、様々な症状が出ます。

甲状腺機能亢進症が高血圧を引き起こすのは、心拍数の増加や血管の収縮の他、腎臓におけるナトリウムの再吸収(塩分過剰摂取と同様の効果)促進状態が発生するためです。

甲状腺機能低下症

文字通り甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンの分泌が減少する症状です。

甲状腺ホルモンの分泌が不足すると、強い全身倦怠感・体温低下・発汗減少・便秘・聴力低下・筋力低下・基礎代謝低下による体重増加など、様々な症状を引き起こします。

老化現象が起きることで、血管に動脈硬化症が発生しやすくなり、その結果として高血圧症になりやすいのです。

そもそも高血圧とは?


まず、高血圧とは一体どんな症状かなのかを知っておく必要があります。
以下に詳しく説明させていただきます。

血圧って?

最初に、血圧という基本的な言葉の意味から説明しなくてはなりません。
具体的且つ簡潔に言えば、血液の流れが血管を押す圧力のことです。

通常は動脈(特に上腕動脈)の血圧を意味し、心臓が血液を送り出すために収縮している収縮期の血圧と、血液を取り込むため膨らんでいる状態の拡張期の血圧の両方を含みます。
それぞれを収縮期血圧(一般的には最高血圧)、拡張期血圧(一般的には最低血圧)と呼んでいます。

高血圧と判断される基準

病院などの医療機関で測定する場合、成人では、最高血圧が140mmhg、最低血圧が90mmhgを超えると、高血圧と診断されます。

また、家庭血圧(家庭など落ち着いた環境で測定)の場合には、最高血圧が135mmhg、最低血圧が85mmhgを超えると、高血圧とされます。

家庭血圧における基準値が5mmhg低いのは、リラックスして副交感神経が働きやすく、その結果血圧の測定値が低めに出るためです。

また、基本的に、血圧は1度だけの測定で判断することはなく、複数回行うことが良いとされています。

これって変?上下どちらかだけ血圧が高い理由


ひとえに高血圧と言っても、最高血圧・最低血圧の上下の幅がありますから、人によっては上だけ高かったり、逆に下だけ高かったりする場合もあります。
どうしてこのような現象が起きるのか説明しましょう。

上だけ高い原因

最高血圧だけ基準より高いことを、収縮期高血圧と呼びます。
その原因としては、既に触れた加齢が影響しています。

高齢になると、基本的に血管年齢も共に上がることで、弾力性が失われます。
その結果、特に心臓の収縮期の血圧で抵抗が強くなるため、このような現象が発生します。

下だけ高い原因

逆に最低血圧だけ基準より高いことを、拡張期高血圧と呼びます。
この状態になる原因としては、大動脈の弾力性があってその部分の抵抗は低いものの、末梢血管抵抗は強いことが挙げられます。

つまり、心臓の収縮時には、全身の血管に強い血流が発生することで、末梢血管の血流も良くなりますが、心臓の拡張時で血流が弱くなると、末梢血管の抵抗(動脈硬化などにより発生)により血流が悪くなって、その結果として血圧が上がってしまう状態なのです。

このような状態に陥っている典型例として、以下のような状態が挙げられます。

  • 肥満
  • 喫煙
  • 過労やストレス
  • 運動不足
  • アルコールの過剰摂取

特に、動脈硬化の初期症状が、細い末梢血管に出やすいことで、60歳未満の割と若い人に多く見られ、高血圧の初期症状とも言えるのです。

上だけ高い場合と、下だけ高い場合を比較すれば、太い動脈含めた、動脈硬化などの全体的な血管の劣化(結果として血管抵抗も高まる)が発生している、上だけ高い場合の方が、より危険な高血圧と言えます。

高血圧を放置するとどうなるの?


高血圧を放置すると、どのような危険があるのでしょうか?

動脈硬化による合併症で、脳卒中や心臓病の原因に

既に説明してきたように、動脈硬化は高血圧の原因となることが理解していただけたかと思います。

しかし、全く逆に、高血圧もまた、動脈硬化をもたらすのです。

つまり、動脈硬化と高血圧は、相互作用して悪循環に陥るおそれがある関係ということになります。

更に、動脈硬化は生活習慣病としての、脳卒中や心臓病の原因になることもよく知られています。

ですから、高血圧は、最終的には、脳卒中や心臓病を引き起こすおそれがあると言うことが結論付けられます。

初期症状はなく気が付かないことも多い

高血圧は、初期症状が特にわかりづらい症状なのです。

ただ、ある程度兆候として症状が出る場合もあります。
具体的には以下のような症状です。

  • 肩こり
  • 頭痛や頭が重い
  • 倦怠感
  • 手足のしびれ
  • 動悸
  • 息切れ
  • むくみ
  • 頻尿

ただ、高血圧と必ずしも結びつきやすい症状ではないので、わかりづらいことに変わりはありません。
これらの症状が気になったら、なるべく血圧を測ってみた方が良いでしょう。

高血圧の対策は?


高血圧は、一定の段階までは、生活習慣の見直しで治療が可能ですし、正常血圧や正常域血圧の範囲内にいる人にとっては、それが高血圧の予防法にもなります。

食事療法

てっとり早く出来る対策として、食事療法が挙げられます。
高血圧の原因となる食生活を改善する手法です。

減塩食

塩分を控えることで、血液量を減らし、血圧を下げることが出来ます。
塩気の代わりに、ダシを濃いめにしたりスパイスを利用したりしましょう。

また、単に塩分を控えるだけではなく、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどの他のミネラルも意識して摂取するようにすることも重要です。

ただの精製塩ではなく、海水から作られた天然塩がミネラルが全体的に豊富ですので、そちらを使用しましょう。

低カロリー食

動物性脂肪の過剰摂取によって高血圧を発症したり、肥満で高血圧の人に有効な食事対策です。
動脈硬化による高血圧や、肥満による高血圧を改善することが出来ます。

但し、コレステロールは細胞の材料(特に細胞膜)ですから、不足した場合には、むしろ血管が劣化して動脈硬化を引き起こしやすくなります。

あくまで適正量を逸脱しないようにすることが重要です。

飲酒を控えめに

お酒の飲み過ぎは高血圧を引き起こすことについては既に触れました。
一方で、アルコールは、適正量であればむしろ高血圧に効果的な側面もあります。
特に、ポリフェノールの多い赤ワインなどを少量飲むことは、健康のためにも良いと言えるでしょう。

運動療法

高血圧に効果的なのは有酸素運動です。

無酸素運動の場合、運動時に血圧を急激にあげてしまうことが多く、高血圧の人の場合には大変危険ですので避けて下さい。

具体的な、効果のある有酸素運動の種類としては以下の通りです。

ウォーキングやジョギング

ウォーキングやジョギングによって心拍数が適度にあがり、血管が拡張して血圧が下がることや、一定のリズムの運動により、副交感神経が働きやすくなって、血圧が下がりやすくなります。

サイクリング

こちらもウォーキングやジョギング同様の理由で高血圧に効果があります。
更に、足腰への負担がそれらより少ないことや、通勤などで利用できる点もメリットと言えます。

水泳

水泳にも、ウォーキングやジョギングと同じ理由で、高血圧に効果があります。

また水圧によって分泌される、ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)とよばれるホルモンが、腎臓に働きかけて、余分な水分や塩分を体外に排出します。

そのため、血圧を下げる効果が期待出来るのです。

ストレッチ

ストレッチによって筋肉に柔軟性が戻ると、血管が拡張して血流が良くなり、血圧が下がります。

病院での治療

食事療法や運動療法でも血圧が下がらない場合や、運動療法が不可の場合には、病院での治療が必要になります。

カルシウム拮抗薬

血管を拡張させる効果があり、血流がスムーズになることで血圧を低下させます。
通常、ジヒドロピリジン系のカルシウム拮抗薬が使用されます。

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)

強い血圧上昇効果のあるアンジオテンシンⅡの働きを阻害する効果があります。

血管収縮の抑制や、アルドステロンの分泌抑制により、血圧上昇を防ぎます。
副作用が少ないというメリットがあります。

利尿剤

血液中の水分を、尿として排出させ、血液量を減らすことで血圧を下げる効果があります。

β遮断薬

交感神経がもたらす、心臓の動きを活発化させる働きを抑えることで、血圧を下げる効果があります。

α遮断薬

こちらは、交感神経がもたらす、血管の収縮をもたらす働きを抑えることで、血圧を下げる効果があります。

血圧が下がらない理由は生活習慣!改善して高血圧を防ごう


高血圧は、動脈硬化や、その先の心疾患や脳血管性疾患などの、怖い生活習慣病をもたらす症状ですが、同時になかなか気づきにくい症状でもあります。
一方で、日頃の適切な食事や継続的な運動を行っていれば、予防出来る症状でもあります。

高血圧になる前から、生活習慣をしっかりしておけば、それほど怖い病気ではありません。
また、高血圧の早い段階であれば、生活習慣の見直しで改善することも十分可能です。

是非、今すぐにでも生活習慣を改善して、高血圧にならないように努めましょう!

最新】血圧・コレステロールサプリランキング
製薬会社エーザイが開発した血圧サプリ
>>詳細はこちら
世界に認められた最高金賞のDHAサプリ!
>>詳細はこちら
野菜の力を含んだ日本唯一の特定保健用食品!
>>詳細はこちら
この記事を「いいね!」する

血圧・コレステロールを下げたい方におすすめ!

血圧下げる一番効率の良い方法まとめ【上130以上は注意!】

医師から高血圧寸前の宣告を受けた方必見!血圧を下げる1番効率の良い方法を紹介します!

【悪玉コレステロールを下げる方法まとめ】健康診断で引っかかった人必見!

コレステロールを下げるために運動や食事を気にしている暇なんかない!そんな方のためにコレステロールを下げる1番手軽な方法を紹介します!