ヒートショックとはどんな現象?入浴時の予防・対策を詳しく解説!

  • 作成日:2017.12.08
  • 更新日:2017.12.08
健康

入浴は体の疲れを取るとともにリラックスできる時間のため、生活する上でとても重要な習慣であると言えます。
しかしこの入浴中に事故が起こる可能性もあり、過去10年と比較すると実に7割も増加していることが分かります。
特に冬場の事故は夏と比べて1.7倍にも上り、その原因となるのが「ヒートショック」と呼ばれています。
ヒートショックとはどのような症状なのか、その危険性や原因は何かを知ることで、入浴中の事故を未然に防ぐことが出来るでしょう。
高齢者ほどヒートショックの危険性が高まりますので、正しい知識を身に着けて予防することが重要です。

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ヒートショックとは?その原因や症状とは?


入浴中に引き起こされるヒートショックは、ひとたび症状が起こると最悪の場合死に至ることも考えられます。
そのためどのような状況下でヒートショックが起こるのかを正しく理解し、自分で状況を見極めることが必要となります。
いつもと変わらない習慣ヒートショックを引き起こすこともあるので、自分の習慣を一から見直すこともヒートショックから逃れるためには必要となるでしょう。

入浴時の温度差が引き金に!?

ヒートショックが引き起こされるのは特にお風呂場で起こることが多いと言えます。
これは入浴する際の温度差が関係しており、温かい部屋から寒い脱衣所へ移動し、更に温かい湯船に浸かると言った行動が引き金となります。
一見ごく普通の行動であり特に問題は無いように見えますが、温度差が大きければ体の変化も急激に変動し、それがヒートショックへと繋がります。

ヒートショックは血圧の急上昇や急下降により症状が発症する為、入浴の際の移動や湯船に浸かると言った行動がそのまま血圧の変動へ作用してしまいます。
まず暖かい部屋から寒い脱衣所へ行き衣類を脱ぐ場合、その段階で肌の温度は一気に下がります。
体温が下がれば体は温度を上げようとして血圧を急激に上昇させますので、高血圧の状態へと移行します。

そしてそのまま今度は温かい湯船に浸かると、一気に体温が上がるため今度は血圧が急下降し低血圧になるわけです。
この急激な上昇や下降に体が追い付かず失神してしまうことをヒートショックと呼び、湯船で失神することで溺死してしまうリスクが高まります。
特に高齢者の場合は熱い湯船を好む傾向が強く、体温調節も鈍くなっているためヒートショックを引き起こす可能性が高くなると言えるでしょう。

温度差の目安はどのくらい?

ヒートショックの危険性がある温度差は、約10度程度とされています。
夏場であれば部屋と脱衣所、湯船の温度差はそれほどありませんので血圧が急激に変化することはありません。
しかし冬場になると暖房で温めてある部屋から脱衣所へ移動するだけでも10度以上の温度差が生じることもあります。

さらに湯船に浸かると寒い脱衣所との温度差は確実に10度以上ありますので、ヒートショックが起こりやすい条件が揃うことになります。

ヒートショックの死亡数や死亡例はあるの?

ヒートショックでの死亡数は実に年間1万7千人以上と言われています。
これは交通事故での死亡数と比較すると4倍にもなる数ですので、いかにヒートショックでの死亡数が多いことがわかるのではないでしょうか。
年間1万7千人を超えるということは、注意しないとヒートショックになる可能性が極めて高いと言うことを示しており、誰でもその危険性があると考えられます。

死亡例としては血圧の急激な変動により失神しそのまま湯船で溺死するケースが特に多いと言えます。
それ以外にも心筋梗塞や脳梗塞といった症状で死亡する例も多いことが分かっています。
すぐに誰かが見つけてくれれば命が助かることもありますが、そうでない場合命を落とす危険性が極めて高いのがヒートショックの特徴です。

ヒートショックの対策や予防方法を知ろう!


ヒートショックの脅威から逃れるためには、対策や予防法を知っておく必要があります。
正しい対策を講じればヒートショックの危険性を軽減できるだけでなく、それ自体を引き起こさない状態を作り出すことも出来ます。
対策や予防法としては大きく分けて6つの方法がありますので、どのようなものかを知り取り入れるようにしましょう。

脱衣所や浴室をあらかじめ温めておく

ヒートショックの原因は温度の寒暖差ですので、脱衣所などの温度をあらかじめ上げておくことでリスクを軽減できます。
暖房機などを使用して脱衣所温度を上げておけば、移動した際の血圧の上昇を抑えることが出来ます。
浴室に関してもお湯を張ってある程度の時間を置くことで、浴室内の温度を上げることができますので、これも対策として有効です。

脱衣所と浴室の温度を近づけることで血圧の乱高下を防ぐことが出来るので、必ず一緒に温度を上げておくようにしましょう。

一番風呂は避ける

年配者の人は一番風呂に入るのが好きと言う人がとても多いのではないでしょうか。
しかしこの一番風呂はヒートショックの危険性が最も高く、出来るだけ避けるほうがよいと考えなければいけません。
一番風呂の場合、まだお湯の温度が高い上に、浴室の温度も低いままの状態が多く、寒暖差が激しいため血圧の乱高下がおきやすい状態になっています。

そのまま湯船に入ると寒い浴室から熱いお湯へ環境が変化するため、ヒートショックが起こる可能性が極めて高くなるといえるでしょう。
たしかに一番風呂は気持ちよいですし、家族の中で一番にお風呂に入るという優越感もあります。
しかし体のことを考えた場合には、家族が入った後に入るほうがより安全性が高くなると理解しておきましょう。

入浴前に水を飲んでおく

入浴中は自分でも気が付かないほどの汗をかいています。
汗をかくことで血液中の水分は不足しドロドロになりやすくなりますし、血流が滞ることで血圧にも大きな影響が出ます。
それを防止するためには入浴前に水を飲んでから入るのが有効です。

コップ1杯程度の水を飲んでおくことで、入浴中の血流の流れをスムーズにし、血圧の変動を抑えることが出来ます。
特に高血圧の人は血液の流れが普段から悪いことが多いので、入浴前に意識して水を飲むようにすると良いでしょう。

急に立ち上がらないようにする

お風呂の中で急に立ち上がると起立性低血圧という状態が起こりやすくなります。
特に湯船の中から出る際にはこの状態を引き起こしやすく、それがヒートショックに繋がることも少なくありません。
体を洗う際に座っていて、湯船に入ろうと急に立ち上がるのも危険性が高いので、お風呂の中ではゆっくり立ち上がるようにするのが対策として有効です。

もし急に立ち上がって血圧が変動すると、そのまま失神してしまい溺れる可能性や卒倒することも考えられるので注意しましょう。

座ってからシャワーを浴びる

湯船に浸からずにシャワーだけで入浴を済ます人も少なくないと思いますが、その際にもヒートショックの危険性が潜んでいます。
シャワーを浴びる場合に立ったままの状態で行う人もいますが、実はそれがヒートショックを引き起こす引き金となります。
立ったままの状態は血圧の変動が大きく、シャワーで温かいお湯を浴びることで急激に血圧が乱高下することがあります。

その場合そのまま失神して倒れてしまうこともあり、命に関わることも考えられます。
座ってシャワーを浴びた場合は血圧の変動が少ないので、ヒートショックのリスクを軽減できるでしょう。

湯船に入る前にかけ湯をする

湯船にいきなり入るのもヒートショックになる可能性を高めてしまいます。
そのためいきなり湯船に入らず、まずはかけ湯をしてから入ることを習慣付けましょう。
手先や足先から徐々にかけ湯をしていくことで体をお湯の温度に慣れさせることが出来ますので、ヒートショック回避には有効な手段です。

少しずつ体の中心に近づけるようにかけ湯をするのがポイントで、そうすることで急激な血圧の変動を抑えることが出来ます。

ヒートショックになりやすい年齢や時期は?


ヒートショックはひとたび起きてしまうと命の危険性が高まるため、出来るだけ避けたい症状です。
このヒートショックにはなりやすい年齢や時期、場所と言うものがあるので、それを理解しておくことは回避するためにとても重要となります。
どういった人がヒートショックになりやすいのか、それ以外の人は問題ないのかを知ることで、自分の身に降りかかる可能性を事前に把握することが出来ます。

場所に関してもお風呂場以外にも注意が必要なのかを知っておくと、それに対する対策も出来るでしょう。

ヒートショックになるのは高齢者が多い?

ヒートショックは急激な寒暖差に体が付いていかず、血圧の乱高下によって引き起こされます。
特に高齢者の場合、体の温度調節が若い人に比べて鈍くなっているので、温度差に耐え切れずヒートショックになることが多いと考えられます。
年齢が高くなればなるほどその危険性が上昇するため、自分は大丈夫と勝手に思い込まずヒートショックの危険性を考えて行動しなくてはいけないでしょう。

ヒートショックは若者でもなる危険性がある?

では若者であればヒートショックの危険性が無いのかといえば、決してそんなことはありません。
年齢が若くても温度差の影響を受けるのは避けられませんし、その差が大きければ血圧が乱高下するのは高齢者と何ら変わりは無いためです。
若くても肥満体の人高血圧の人は血圧の乱高下により心筋梗塞などの症状を発症する可能性は否定できませんし、若いからと言う油断がヒートショックを引き起こすこともあるでしょう。

年齢に関係なく温度差による影響には注意が必要です。

ヒートショックになりやすい時期はいつなの?

ヒートショックになりやすい時期は主に冬場となります。
春や夏、秋にかけては気温の差が小さいためそれほど血圧が乱高下することはありません。
しかし冬になると部屋の温度は暖房で高く、お風呂場の温度や外の気温はマイナスになることも少なくありません。
差が大きい場合には20度以上になることも少なくないので、特に冬場は注意が必要でしょう。

春先や秋から冬にかけても、温度が安定せず寒暖差が10度以上になる場合もあるので、その時期も注意しておくほうが良いでしょう。

お風呂場以外でヒートショックになる場所は?

ヒートショックになる可能性が高いのは主にお風呂場ですが、それ以外にも危険な場所が家の中にはあります。
基本的に部屋の温度との差が10度以上ある場所はその危険性が高くなりますので、洗面所やキッチン、トイレなども注意が必要です。
特にトイレは部屋に比べて気温が低くなりますし、用を足す際に力をこめることがあるので、血圧が変動しやすい場所です。

実際にトイレでのヒートショックの件数もお風呂場に次いで多いことが分かっていますので、夜中にトイレに行くといった際には十分注意しましょう。

ヒートショック予防と対策をしっかり行いましょう


ヒートショックは誰にでも起こりえる症状ですし、もし1人のときにそれが起きれば命の危険も高まります。
しかし十分な対策や予防を講じておけば防ぐことが出来ますし、自分で意識して行動することでヒートショックの脅威を遠ざけることも出来るでしょう。
お風呂場などの温度を上げておくことや、出来るだけ温度差が無い状態を作り出すだけでも十分な効果が得られますので、ヒートショックの危険性を理解して予防をしましょう!

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