高血圧を下げる漢方薬まとめ!ツムラや市販の漢方も血圧に効果がある?

  • 作成日:2017.09.15
  • 更新日:2017.10.16
健康

定期検診などで高血圧と診断される方は、年代があがるにつれて増えていく傾向です。

高血圧は、食生活の乱れや精神的なストレスなど、さまざまな要因があり、生活習慣病といわれています。

血圧を薬で下げればよいというのではなく、高血圧になりにくい体質にしていくことが大切といえるでしょう。

漢方は、身体のバランスを整えて体質を変えていくため、高血圧にもよい影響があります。

高血圧の治療に、漢方にはどのような効果があるのでしょうか。
高血圧の改善に、おすすめの漢方薬について紹介します。

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なぜ漢方は、高血圧によいのでしょうか


西洋医学では、高血圧の治療に、血圧を下げる「降圧薬」を処方します。

いっぽう東洋医学では、患者の体質を改善して、病気を予防していくための治療を行います。

漢方薬は、体質や症状に合わせて薬を処方するので、病名が同じでも西洋医学のように同じ薬を処方するわけではありません。

高血圧からくる症状は、人それぞれです。

漢方薬局では、細かい症状や、本人の体質・生活習慣も含めて診断を行い、処方されます。

西洋薬とは違い、漢方には直接、血圧を下げる効果はありません。

漢方薬を服用することで、高血圧によっておこる、頭痛・めまい・肩こり・冷え・イライラ・のぼせ・不眠・耳鳴り・手足のしびれ・動悸などの症状を緩和してくれます。

身体の不調を取り除くことで、血圧が少しずつ下がり体質改善につながるのです。

高血圧とは

血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管を通るときにかかる圧力のことです。

では、高血圧とはどんな状態なのでしょうか。

高血圧とは、安静時でも常に血圧が高い状態をいいます。

    日本高血圧学会「ガイドライン2014」の基準

  • 最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上
  • 最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上

つまり、上の血圧(収縮期血圧)が140以上、下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上だと、高血圧とされています。

この両方が高い場合はもちろんですが、いっぽうだけが高くても高血圧です。

高血圧によって、心臓や血管に負担がかかります。

それは、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞など重い病気を引き起こすリスクが高まることにつながるのです。

命に関わる病気へとつなげないためにも、早めに改善していきたいですね。

漢方薬と西洋薬の違いとは?

西洋薬は、病名から薬を選びますが、漢方薬は、患者の体質や症状から薬を決めます。

西洋薬の特徴は、即効性と副作用です。

漢方薬は、即効性はないものの、病気に対する抵抗力をつけ、身体の治癒力を高めていくという大きな違いがあります。

治療を行うときに、西洋薬である降圧剤で血圧を下げつつ、漢方で体質を整えていくという、薬を併用することもあるのです。

漢方の考え方


漢方には、体質や体格を表す「証」と、不調の原因を診る「気(き)、血(けつ)、水(すい)」という独自の考え方があります。

漢方の「証」

体格や体質により、3つの「証」に分けられます。

  • 実証タイプ:比較的体力があり、食欲旺盛、胃腸が丈夫な人
  • 中間証タイプ:体力的に普通程度の人
  • 虚証タイプ:体力がなく疲れやすい、虚弱な人

漢方の「気・血・水」

漢方の「気(き)・血(けつ)・水(すい)」は、人間の体内のバランスをいいます。

3つのうち、どれかひとつがバランスを崩しても、体調に影響が出ると考えられています。

  • 気:身体を動かす、生命エネルギーです。
  • 血:全身に酸素や栄養を運んだり、血液の働きをしています。
  • 水:血液以外の身体のすべての体液をいいます。

高血圧に悩んでいる方必見!おすすめ漢方薬


漢方薬は、生薬をはじめとする複数の種類から、その人に合わせて組み合わせ、処方されます。

そのため、ひとつの漢方薬で、複数の症状を改善することを期待できるのです。

高血圧の症状に、効果を期待できる漢方薬を紹介します。

釣藤散(ちょうとうさん)

高血圧や動脈硬化にともなう諸症状に、効果があります。

  • 症状:耳鳴り・肩こり・のぼせ・抑うつ・不眠
  • 適応する「証」タイプ:体力が普通程度の中間証~やや虚証タイプ
配合されている生薬

釣藤鈎(チョウトウコウ)・石膏(セッコウ)・茯苓(ブクリョウ)・半夏(ハンゲ)・防風(ボウフウ)・菊花(キッカ)・人参(ニンジン)・麦門冬(バクモンドウ)・陳皮(チンピ)・生姜(ショウキョウ)・甘草(カンゾウ)

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

体の熱や炎症をしずめる働きがある漢方です。

高血圧にともなう頭重感や肩こり・めまい・耳鳴りに効果があります。

  • 症状:のぼせ・ほてり・イライラ感・不眠・動悸・胃炎
  • 適応する「証」タイプ:体力のある実証タイプ
配合されている生薬

黄連(オウレン)・黄芩(オウゴン)・黄柏(オウバク)・山梔子(サンシシ)

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

神経の高ぶりをしずめて、心と身体の状態をよくしてくれます。

高血圧や動脈硬化にともなう諸症状に効果があります。

  • 症状:精神不安・神経症・動悸・不安・不眠
  • 適応する「証」タイプ:体力が普通程度の中間証~やや実証タイプ
配合されている生薬

柴胡(サイコ)・竜骨(リュウコツ)・牡蛎(ボレイ)・黄芩(オウゴン)・大黄(ダイオウ・半夏(ハンゲ)・人参(ニンジン)・茯苓(ブクリョウ)・桂皮(ケイヒ)・生姜(ショウキョウ)・大棗(タイソウ)

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

血液循環をスムーズにし、便通をよくしたり、不安やイライラをしずめ気分を落ち着けてくれます。

  • 症状:女性の生理不順・便秘・高血圧による頭重感や肩こり・めまい
  • 適応する「証」タイプ:体力のある実証タイプ
配合されている生薬

大黄(ダイオウ)・芒硝(ボウショウ)・桃仁(トウニン)・桂皮(ケイヒ)・甘草(カンゾウ)

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

腹部に皮下脂肪が多く、便秘の傾向があり、高血圧にともなう肥満タイプの方に、効果があります。

  • 症状:肥満症・便秘・尿量減少・むくみ・のぼせ・肩こり
  • 適応する「証」タイプ:体力のある実証タイプ
配合されている生薬

防風(ボウフウ)・黄芩(オウゴン)・大黄(ダイオウ)・芒硝(ボウショウ)・麻黄(マオウ)・石膏(セッコウ)・白朮(ビャクジュツ)・荊芥(ケイガイ)・連翹(レンギョウ)・桔梗(キキョウ)・山梔子(サンシシ)・芍薬(シャクヤク)・当帰(トウキ)・川芎(センキュウ)・薄荷(ハッカ)・滑石(カッセキ)・生姜(ショウキョウ)・甘草(カンゾウ)

大柴胡湯(だいさいことう)

がっしりとした体格、便秘がちな人で、高血圧にともなう頭重感や肩こり・めまい・耳鳴りに効果があります。

  • 症状:胃炎・便秘・高血圧や肥満にともなう肩こり・頭痛
  • 適応する「証」タイプ:体力のある実証タイプ
配合されている生薬

柴胡(サイコ)・黄芩(オウゴン)・半夏(ハンゲ)・枳実(キジツ)・大黄(ダイオウ)・芍薬(シャクヤク)・生姜(ショウキョウ)・大棗(タイソウ)

黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

体の熱や炎症をしずめます。
赤ら顔やのぼせ、便秘がちの方に処方されます。

  • 症状:高血圧にともなうのぼせ・肩こり・耳鳴り・頭重
  • 適応する「証」タイプ:体力のある実証タイプ
配合されている生薬

黄芩(オウゴン)・黄連(オウレン)・大黄(ダイオウ)

七物降下湯(しちもつこうかとう)

血管を広げて血の流れを改善することで、血行がよくなる効果があります。

  • 症状:高血圧にともなうのぼせ・肩こり・耳鳴り・頭重
  • 適応する「証」タイプ:体が弱い虚証タイプ
配合されている生薬

当帰(トウキ)・川芎(センキュウ)・芍薬(シャクヤク)・地黄(ジオウ)・黄耆(オウギ)・黄柏(オウバク)・釣藤鈎(チョウトウコウ)

漢方について、いろいろ知りたい!

「漢方薬は漢字が羅列していて、ちょっとよくわかりにくい」
「なんだか高そう」
「医者がたまに処方するけどよくわからん」

という方は多いようです。

そこで、漢方についてよくある疑問をみていきました。

漢方に、副作用はないのでしょうか

漢方薬は、体質に合ったものを服用していれば、副作用は少ないといわれています。

しかしドラッグストアで適当に購入するなど、自分の体質に合っていないものを服用してしまうと、副作用があらわれることがあります。

服用時にむかついたり、食欲がなくなるなどや、まれにアレルギー反応を起こすこともあります。
おかしいなと思ったら、すぐに医師や薬剤師に相談してください。

そんなことがないように、専門家に相談してから購入することをオススメします。

漢方薬はどこで購入できるの?

漢方薬は病院から処方されるものや、ドラッグストアで購入できる市販品もあります。

漢方薬のメーカーは数多くありますが、市販品では、ツムラが有名です。

また漢方の専門薬局もあります。

漢方薬局では、体質や症状に合わせて、患者にピッタリのオーダーメイドで処方してくれるのでオススメです。

自分の体質にピッタリと合う漢方を選びたいなら、漢方薬局で相談するとよいでしょう。

漢方薬って値段が高い?

一般的に、漢方薬は1日500円程度といわれています。

価値観は人それぞれなので、高いか安いかは、判断が分かれるところです。

しかしコンビニで、お菓子やジュースを買って500円と考えれば、そう高くないかもしれませんが、どうでしょうか。

基本的に漢方薬には、健康保険は適用されませんが、病院で処方される場合は保険が適用されます。

長期間の服用が必要な場合、病院のほうが安く済むこともありますので、医師や薬剤師と相談して決めましょう。

漢方を上手に利用して、高血圧を改善しましょう


高血圧は、自覚症状があまりないので、放っておきがちがちです。

しかし、高血圧をそのままにしておくと、重大な病気につながってしまうこともあるので、放置することはオススメしません。

食事療法や、運動を取り入れるなど生活習慣の改善をしながら、生活のなかに漢方薬を取り入れることで、バランスのよい身体に整えましょう。

身体のバランスが整うと、結果的に血圧も安定し、高血圧を改善できます。

漢方を選ぶポイントは「自分の体質に合ったもの」なので、自分では選ばず、専門家に相談して漢方を選んでもらうことをオススメします。

漢方の他にも血圧を下げる方法は色々とあります。

編集部が調査した「血圧を下げる1番効率の良い方法」については以下の記事を読んでくださいね。

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