精子バンクってどんなところ?誰でも利用できるの?

  • 作成日:2017.10.04
  • 更新日:2017.10.04
男性不妊

不妊に悩んでいる人にとって、現在の不妊技術は気になるところ。精子を保存しておく精子バンクの存在も耳にしたことがあるのではないでしょうか。

今回は、精子バンクについてご紹介してまいります。

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精子バンクってどんなところ?

精子バンクにはどんな設備があるの?

精子バンクとは精子を冷凍保存・格納するための施設のことをいいますが、受精・培養まで行う施設が多くあります。

精子を保存するため設備:冷凍タンク・保管庫

精子バンクにはまず凍結タンクがあります。これはあくまでタンクであり、タンクを保管する貯蔵庫などもあります。

生殖培養の設備:培養室・採卵室

卵子を採取するための採卵室は手術室同様に清潔な部屋があり、卵子を採取するための設備があります。また精子と卵子を受精させ、受精卵を一時培養・保管する培養室があります。体外受精させるための顕微鏡やホルモン検査機械などもあります。

精子バンクの規模も大小ありますが、このような設備があります。

精子バンクを利用する条件はあるの?

日本の精子バンクの利用には条件があります。厚生労働省のなかの厚生科学審議会生殖補助医療部会で、精子バンクの利用条件を設けています。

精子バンクや精子の提供を受けることができるのは

「子を欲しながら不妊症のために子を持つことができない法律上の夫婦に限る。」

引用:精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療のあり方についての報告書の概要

とあります。

また、法律上婚姻関係にある夫婦であることも条件となっています。つまり独身女性が精子バンクから精子提供を受けたりすることはできないのです。

夫婦で精子バンクを利用する場合でも、夫婦の健康状態・精神状態・生活環境・経済状況などまで調査されることになります。

その結果、

  • 婚姻していることが法的に証明できた
  • 妊娠できる年齢である・能力があること
  • 夫本人に受精できるような精子を作る能力がない(男性不妊)こと
  • 夫婦が心身ともに健康であること
  • 経済状態が良好であること

これに認められることで精子バンクを利用できるようになっています。

精子バンクの利用費用は?

精子バンクの利用や不妊治療に関しては保険適応外であり、利用頻度は施設がそれぞれで決定することができるようになっています。そのため施設によって利用費用が異なってきます。

あるクリニックの精液の保存方法と、それにかかる費用を参考にしてみます。

初めて保存用タンクで精液を保存する場合は税込みで21,000円程度ですが、2回目以降はそれぞれ10,000円程度の設定となっています。また精子を保存するにしても保存維持管理費用などで、保存期間1年毎に17,000円程度の費用が必要となってきます。

他のクリニックの冷凍保存にかかる費用を確認してみましたが、半年で5,600円、一年で11,000円程度でした。また、精子を保存した施設ではなくほかの施設での受精を希望する場合は凍結タンクごとの移動がかかってきます。

専門的な輸送が必要となるため輸送費用が掛かってくることもあるようです。

精子の保存

どうやって精子を保存しているの?

精子を保存するには、まずは精子を採取しなければなりません。精子の採取方法は大きく二つに分かれます。

1、自宅にて採取する

自宅にて精子を採取して早急に施設へ持ち込む手段です。

まずは施設から採取するための容器などを受け取って自宅へ持ち帰ります。そして自宅で精子を専用の容器に射精するなどして採取します。

採取後は精子の鮮度を保つために、できるだけ迅速に施設に持ち込みます。

2、保存する施設で採取する

施設には採精室などの個室が用意されていることがあります。自宅と施設までの距離があるため精子の鮮度が保てない場合などは施設で精子を採取することになります。

採取した精子は専用の凍結タンクにて保存されることになります。凍結タンクには-197℃の液体窒素が入っており、その凍結タンクの中で専用容器に入った精子は凍結保存されます。凍結タンクはさらに凍結タンクを保管する倉庫などで管理されます。

精子はどのくらいの期間保存できるの?

精子の保存期間ですが、精子バンクでの凍結保存においては理論上は半永久的に凍結保存ができるとされています。つまり一度解凍さえしなければ保存はずっとできている状態です。

とはいえ保管するための料金を支払わなければ保管は中断・破棄されます。

精子バンクでは保管の更新期日前には保管の継続の意思確認をとり、保管を継続するのか中断するのかという意思確認をしています。もし保管を希望し続ければ料金を支払う限り保存され続けますし、もちろん解凍して利用が可能です。

日本産婦人科学会により精子凍結期間が定められています。日本産婦人科学会が定めている凍結保存期間は

「ご本人の生存期間まで」

とされているようです。つまり保管の料金を支払い続けていても、保管している本人が死亡すると凍結保存ができなくなってしまいます。

精子バンクはいつからあるの?

精子バンクを提唱したのはアメリカの遺伝学者のハーマン・ジョーゼフ・マラー(Hermann Joseph Muller)という人物です。世界で初めて精子バンクが創設されたのは、なんと1964年のことでした。この頃からすでに精子バンクは存在していました。

それだけではく、初めて精子バンクが創設されたのは、実は日本の東京とアメリカのアイオワだったのです。これにより異常のない精子を採取して保存するなどの技術が進歩してきました。

そもそも、精子を保存して何ができるのか?

では、どんな人がどんな理由で精子の凍結保存をしているのでしょうか。

日本国内では基本的に不妊治療のための精子凍結保存であることがほとんどです。人工授精や体外受精でその治療をする度に男性が精子をすぐに採取することができるわけではないこともあります。

つまり事前に精子を採取しておき凍結保存をしておくことで、女性・妻の卵子がもっとも受精に適した時期に解凍をして受精を試みることができるのです。

受精に最も良いタイミングに夫婦そろって施設を訪れることが難しいことも多くあると思います。そのような場合に利用されます。

ほかにも夫が今後、抗がん剤治療を行うことが解っている場合などにも、精子を凍結保存することが多くあります。これは、抗がん剤治療などによりその副作用で精子形成障害が起こる可能性がある場合です。

抗がん剤治療ではなくても、精子・精液に異常をきたすリスクがある治療を行う場合にも凍結保存が利用されます。

まとめ

精子バンクについてご紹介しました。

精子バンクを利用するにはいくつかの条件がありますが、不妊治療を効率的に進めたいという人にとっては、利用価値の高い施設といえるでしょう。

精子バンク自体はすでに半世紀以上の歴史を持ち、今後精子保存技術も発展していくでしょう。若いうちに精子を保存して将来に備えるという選択肢が用意される日も近いのかもしれません。

※この記事は、看護師の資格を保有している方によって執筆されました。
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