夏にこそ気をつけたい水中毒…どんな症状をもたらすのか

  • 作成日:2017.07.26
  • 更新日:2017.08.09
健康

地球生命の源ともいえる水。生命を維持するうえでは必要不可欠な水ですが、場合によっては身体にとっては有毒な存在となることがあります。水によって起こる健康被害を水中毒といいます。ここでは、水中毒についてご紹介します。

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水中毒とは

夏は特に、汗をかきやすく熱中症などに注意が必要なため、水分補給の重要性が喚起されます。もちろん、水分補給はとても大切で欠かせません。しかし、水分補給の方法を間違えてしまうと、水中毒という状態を引き起こしてしまいます。

水中毒とは、多量の水分が体内に溜まり、体液成分のバランスが崩れてしまっている状態を言い、中毒症の一種です。最悪の場合、死に至ることもあります。

水中毒の症状

次に、水中毒の症状について説明します。水中毒の症状は、血液中のナトリウム濃度が低ければ低いほど、重篤な症状があらわれます。なるべく初期の軽度な時に自覚して対処できることが大切です。

軽度な症状

  • 多尿、頻尿:余分な水分を排出しようと、まず最初に出る症状
  • 身体の冷え:体内に水分が溜まり身体の内側から冷える
  • 食欲不振、腹痛、下痢、嘔気:内臓も冷えるため、特に胃腸機能が低下する
  • 頭痛、疲労感、眠気:脳や筋肉への血流が滞るために起こる

中程度な症状

軽度な症状がひどくなります。さらに、性格の変化、神経過敏、注意力散漫などの症状も出始めます。時に、幻覚や幻聴などの症状もあらわれ、他の人から見てもおかしいと気づきます。

重篤な症状

水中毒が重篤化すると、痙攣や昏睡を引き起こして、呼吸困難、意識不明などになり、死に至ることもあります。

ポイント

  • 水中毒は軽度から重篤な症状まで多岐にわたる
  • 水中毒では、死に至るケースもある。2007年には水を多く飲んでトイレに行くのを我慢する大会で女性が死亡している。

なぜ過剰な水が身体に不調をもたらしてしまうのか

人間の体内には約60%が水分が含まれていますが、その成分バランスはナトリウムという物質の量が深く関係しています。ナトリウムの正常値は、138~146mEq/Lです。これは、体内の水分1リットルあたりにナトリウムがどのくらい含有されているか、つまりナトリウムの濃度をあらわしています。

体内では、細胞の中はナトリウム濃度が低い液、細胞の外はナトリウム濃度が高い液というように一定の濃度差を保って細胞の中に水分が入りすぎないようにバランスを取っています。

しかし、一気に多量の水分を摂取すると、この濃度差が無くなり、細胞の中に水がどんどん流れ込んできます。ナトリウム濃度が低くなり、120mEq/L以下になると水中毒の症状が出始めます。これを低ナトリウム血症と言います。

通常、人間の身体の仕組みにはナトリウム低下を感知する機能もありますので、水の飲み過ぎで低ナトリウム血症になると初期の段階で水を飲みたくなくなります。繰り返しになりますが、いかに初期の段階で気付けるかが重要なポイントになるのです。

ポイント

  • 水を多量に摂取することで低ナトリウム血症になる
  • 水中毒は初期段階で気づくのが症状悪化を防ぐことになる

腎臓の能力はどれくらい?

体内の水分量を調節している代表的な器官といえば、腎臓です。腎臓の働きは多岐に渡りますが、体液量を調節して体内のイオンバランスを整える作用や、血液中に溜まった老廃物や毒素を尿として排出するためのろ過機能など、生命維持のための重要な働きを担っています。

人は1日で、およそ1.3Lほどの水分を尿や便として排出しています。その他には、呼吸から400ml、汗から600mlの水分が体内から出ていきます。つまり、この約2Lの水分を補給しなければなりません。

しかし、これら全てを水分補給として飲む必要はありません。それは、食事からでも水分が補給されており、体内活動の中でも水分が作られているからです。そのため、水分として補給する量は、1日に1.5L程度で良いとされています。あまりに多くの水を飲み続けていると、慢性的に水が体内に溜まり、水中毒を引き起こすこともあります。

では、1.5Lの水分を一気に取れば良いのかというとそうではありません。腎臓の利尿機能は1分間あたり最速で16mlと言われています。その速度を超えてしまうと、腎臓の利尿機能は働かなくなってしまい、正常に処理しきれず体内に水分が溜まり、水中毒になってしまうのです。

また、急な多量の水分補給は、一気に血流をアップさせるため心臓にもかなりの負担をかけます。

夏場など汗をかきやすい時期やスポーツの際などの水分補給は、一気飲みに注意してコップ1杯ずつくらいのこまめな水分補給が重要です。

ポイント

  • 1日に必要な水は1.5L
  • 水分補給はゆっくりと行おう

利尿を促進する方法は?

水中毒を予防するためには、適切な量の水分補給をすることが大切なのはご理解いただけたかと思います。

さらに、もう一点、慢性的な水中毒を予防するためには、体内に溜まった水分を適切に尿として排出する必要があります。慢性的な水中毒とは、一気飲みはしないけれど、常に水分を補給していて体内に過剰な水分が溜まっている状態です。このような場合も、急に水中毒の重篤な症状が出ることがあるため注意が必要です。

特に、病気や薬剤の副作用で多飲になる人は、常に口が乾き水分補給を過剰にしてしまいがちです。糖尿病患者さん、向精神薬服用中の方などに多くみられます。そのような方は、医師の指導のもとに適切な水分補給量を守るようにしましょう。

では、利尿作用を促進するためにはどのようなことをすれば良いのでしょう。ここでは利尿作用を高める食べ物や飲み物、ストレッチ方法をご紹介します。

利尿作用を促進する食べ物、飲み物

利尿作用を促進する食材にはカリウムが豊富に含まれています。

代表的な食べ物は、スイカ、メロン、キュウリなどの瓜科の食材です。また、トウモロコシ、ジャガイモ、柿、アボガド、パセリなども利尿作用を高める食材です。その他、大豆、黒豆、小豆、そら豆などのマメ科の食材にも利尿作用があります。

利尿作用を促進する飲み物としては、カフェインが含まれている飲み物です。代表的なものはコーヒー、緑茶、紅茶、烏龍茶などです。また、大豆に利尿作用があるので、豆乳も利尿作用を促進する効果があります。

利尿作用を促進するストレッチ方法

身体に水が溜まってくると、足や顔に浮腫みが出てきます。むくみを解消するためには、血流やリンパの流れを良くすることが必要です。そうすると体内の余分な水分や老廃物が尿として排泄されます。

まず、足首のストレッチをご紹介します。足は重力もあり余分な水分が溜まりやすく、むくみやすい部位です。

  • あぐらをかく、またはイスに座り、片方の足首を反対の足の上に乗せます。
  • 上に乗せた方の足の指を反対の手でしっかりと掴みます。手を繋ぐように指を絡ませると良い。
  • しっかりと掴んだまま、足首を10回まわし、反対回りも10回まわします。
  • 足を変えて同じようにします。両足で3セットずつ行いましょう。

次に、テレビを見ながらや寝る前のリラックスタイムに取り入れやすい簡単なストレッチをご紹介します。

  • 仰向けに寝る、または足を投げ出して座って後ろに手をつく。
  • 足は肩幅よりやや開く。
  • 足を付け根から動かすように左右に揺らす。
  • 回数は制限なし、足が楽になるまで続けると良いでしょう。

ストレッチのほか、足先から中心に向かって軽くさするようにマッサージするだけでも流れを良くする効果がありますので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

ポイント

  • 利尿効果はカリウムやカフェインから得られる
  • 利尿を促進するストレッチもある

まとめ

水は私たちの生命には必要不可欠ですが、補給の方法を間違うと命の危険性まであります。上手な水分補給、利尿促進をして、水中毒を予防しましょう。

※この記事は、看護師の資格を保有している方によって執筆されました。
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