ギャンブル依存症への落とし穴「コンコルド効果」とは? ギャンブルに依存しないための工夫

  • 作成日:2017.07.15
  • 更新日:2017.07.31
メンタル
監修

豊田早苗(とよださなえ)
とよだクリニック院長
とよだクリニック認知症予防リハビリセンター センター長

パチンコ、競馬、宝くじなどギャンブル好きな男性の皆さんは是非一読ください。楽しいギャンブルが身を滅ぼす悪魔の遊びになってしまう前に、ギャンブルにのめり込まない方法、またなってしまったらどう直せばいいのかについてお教えします。

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ギャンブル依存症とは

ギャンブル依存症とはどんな病気でしょうか? 多くの方はだいたいの予想がつくでしょう。昼も夜もギャンブルが忘れられず、仕事中や布団に入る時までギャンブルのことを考えてしまうという方はギャンブル依存症の恐れがあります。

ギャンブル依存症の方に多いのが、なかなか勝てずにどんどんお金を使ってしまい、最終的には借金をしてまでギャンブルをしてしまうことです。ひどい場合には離脱症状といって、ギャンブルが出来ないことで手の震えや幻覚などの症状が現れる場合もあります。

このような症状が現れ出すといよいよ止められなくなり、膨れ上がった借金によって家族や親戚にまで影響が及び、社会的地位を失うことに繋がるケースもあります。

ギャンブル依存症は病的賭博やギャンブル障害ともいわれている病気です。大きな問題を引き起こす前に、心当たりのある方は精神科などで見てもらうといいでしょう。

なぜギャンブル依存症になるのか

ギャンブルを始めるきっかけというのは人それぞれですが、多くの人は友人にすすめられて始めたり、お金が欲しくてやってみたりといったところでしょう。

しかし、いざ始めてみると、止められないという人が出てくるわけです。この止められない原因としてコンコルド効果という人間の心理がひとつの要因となっています。

コンコルド効果とは簡単にいえば、次は成功するかもしれないからもう少しやろう、という心理のことを指します。

例えば、くじ引きなどを引いた時、当たらなかったがもう一度だけやれば当たりが出るかもしれないと思い、もう一度くじを引いたり、引きはしないが引きたいという思いに駆られたりすることをいいます。これは、パチンコや競馬といったギャンブルだけでなく投資からじゃんけんに至るまで、多くの場面で起こる現象です。

負けが続けば続くほど、それまでの損失を取り戻そうと思い、当たりもしないのに続けてしまうという悪循環に繋がってしまうのです。一度当たりを経験してしまうと、負けが続いてもその快感を求めて損失を重ねていってしまうのです。

当たりを手にした時、人間の脳内でドーパミンが分泌され、幸福や快感として認識してしまうため、脳がそれを求めることで、止められなくなりのめり込んでしまうのです。こうして、人間の心理や脳の働きが原因となってギャンブル依存症になってしまいます。

ギャンブル依存症の治療法・克服法

ギャンブル依存症を治療するにあたって、まず自分がどれだけギャンブルに依存しているかを診断してみましょう。病院で検査してもらうことも出来ますし、ネット上で簡易診断などを利用してみるのもいいでしょう。

自分のギャンブル依存度がわかったら、精神科などにかかりカウンセリングを受けることが大切です。先生と話して相談しながら、治療を受けていきましょう。

ギャンブル依存症に対して行われる治療にはいくつかあります。

集団療法

同じ悩みを持つ人達同士で集まり、悩みを話したり聞いたりする治療法です。自分がどういった悩みを抱えているか口に出して他人に聞いてもらうということは非常に大切なことです。

他人がどのような悩みを抱えていて、どういった対処法を行っているのかを聞くこともできます。同じ悩みをもち、悩みを共有できる人がいるということは治療する上で大きな助けとなります。

認知行動療法

依存症が自分の生活にどのような影響を与えているのかを振り返り、生活を改めるという治療法です。まずは自分が抱えている問題を認識し、それがどのように自分または周囲に影響を与えているかを知り、最終的にどのように行動することで楽になったり、解決できたりするかを考えて実践します。

言われてみれば単純なことのように思えますが、一つ一つ見直して改善してじっくりと治療していく必要があるのです。

内観療法

静かな場所で一人でじっくりと自己を見つめ、身近な人との関わりを思い出す治療法です。これにより自己や他者への理解が深まり、社会に生きる一人の人間としての責任や、自己存在価値を見出すきっかけとなります。

薬物療法

この治療法は上記の治療法を助けるものとして行われることがありますが、薬だけに頼らず自分の生活を見直したり、誰かに話したりすることがギャンブル依存症の克服において大切となります。

ギャンブル依存症にならないために気を付けるべきこと

では、ギャンブル依存症にならないためにはどうすればいいでしょうか。一番はギャンブルには手を出さないということですが、多くの男性にとってギャンブルは一つの趣味であり、そう簡単に止められはしないという方も多いでしょう。

そのため、止め時を見極める事が非常に大切です。負けてしまうと次こそはという気持ちになってしまいますが、そこでひと息ついて心を落ち着かせ、そのままのめり込んだらどうなるかということを考えましょう。

気晴らしに別のことをしたり、ギャンブル以外に打ち込めることを探すのもいいでしょう。とにかく負け分を取り戻そうとのめり込まないことが予防法となります。

まとめ

ギャンブル依存症は男性に多い立派な病気です。勝った時は確かに楽しいですし、止められない気持ちもとても分かります。しかし、そのままのめり込んでしまえば、周りの人に迷惑をかけてしまったり、大きな損失を生じてしまったりすることがあるということを忘れないようにしましょう。節度を保って楽しくギャンブルを!

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