最悪死んでしまうことも…腸閉塞はどう予防する?

  • 作成日:2017.07.07
  • 更新日:2017.07.31
健康
監修

Masahiko Shikaya
フリー医師

便秘が長く続いていると思っていたのに症状が普段の便秘とは違ったり、酷くなっているような気がしたりする時は腸閉塞かもしれません。腸閉塞は、腸の壁が癒着したり腸管がねじれることによって起きる危険な腸の病気です。今回は、腸閉塞の症状やその治療法、日頃の生活で出来る予防方法などについてご紹介します。

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腸閉塞とは

腸閉塞は、別名イレウスとも呼ばれる腸の病気です。口から食べ物を摂取すると、胃に入り小腸と大腸を通る過程で消化、栄養が吸収され排泄されます。

しかし、腸閉塞になると消化、吸収、排泄のプロセスがうまくいかなくなります。胃で分解された食べ物が小腸や大腸で流れにくくなり、便秘状態となります。

腸閉塞の症状としては、このように食べ物が腸に溜まることによって腸が拡張されて起きる腹部の張りや腹痛、腸に溜まったものが逆流することによって起きる吐き気や嘔吐、便秘と下痢を繰り返すといったものが挙げられます。

ただの便秘と勘違いされ、適切な治療がなされずに症状が悪化することもあり、場合によっては手術が必要になることもある病気です。

腸閉塞の原因

腸閉塞には、「機械的腸閉塞」と「機能的腸閉塞」の2種類があり、それぞれ違う原因によて引き起こされます。

機械的腸閉塞

機械的腸閉塞にはさらに「単純性腸閉塞」と「複雑性腸閉塞」の2種類に分けることができます。

単純性腸閉塞

単純性腸閉塞の場合、原因は過去の開腹手術にある場合があります。開腹手術をすると、腸管が癒着することがあるのですが、場合によっては腸がねじれたり折れたりすることで内容物が腸内に留まってしまい、腸閉塞を引き起こすのです。

放っておくと便秘が続き、腸内環境が悪くなって胆石や大腸がんに繋がることもあります。

複雑性腸閉塞

複雑性腸閉塞はヘルニアや腸軸捻転、腸重積により腸が閉塞することで起こります。この腸閉塞になると腸が締め付けられて血行が悪くなり、ひどい場合には死に至ることもあります。

機能的腸閉塞

機能的腸閉塞は神経に炎症や異常が起こることで引き起こされます。これもさらに、「麻痺性腸閉塞」と「痙攣性腸閉塞」の2種類に分けることができます。

麻痺性腸閉塞

麻痺性腸閉塞は、開腹手術後の腸の神経の麻痺や腹膜炎が腸管に影響を及ぼすこと、その他にも大きなショックやストレスが加わること、薬の副作用などによって腸の運動がうまくできなくなり発症します。

痙攣性腸閉塞

痙攣性腸閉塞は胆石、尿管結石、鉛中毒などが原因で起こります。これらの要因により腸の一部に痙攣が起こり、腸の中で内容物が動きづらくなってしまうのです。

腸閉塞と便秘の違いとは?

その症状の特徴から、よく便秘と間違えられてしまう腸閉塞ですが、腸閉塞には便秘とは大きく違う部分があります。

便が出なくなる便秘は確かに辛いものです。便秘になると、便が腸内で硬くなったり、急な下痢に襲われたりといった症状があらわれます。それに対して腸閉塞の場合だと、腸の壁同士がくっついたり腸がねじれたりして腸管が狭くなってしまうので、便が腸内で停滞してしまい、便だけでなく消化液も腸に溜まってしまいます。

すると、便がどんどん溜まって腸が拡張されていき、激しい腹痛に襲われたり、腸に溜まった内容物が胃を圧迫し、吐き気や嘔吐の症状が出たりすることもあります。

その嘔吐物は、はじめは胃液などが混じったものですが、徐々に腸から逆流した内容物が上がってくるようになり、嘔吐物の色は黄色っぽいものから茶色っぽくなり、臭いも増していきます。

ただの便秘の症状ではここまでにはならないので、嘔吐物に変化があらわれたら腸閉塞の可能性があるといえるでしょう。

腸閉塞の治療法

腸閉塞になると、まずレントゲンや内視鏡、CT検診などで腸内の様子を検査します。特に、腸の造影を検査し、腸の血流の状態や腸管が折れ曲がったりねじれたりしているかどうかを診ることで、腸閉塞であるかどうかを確認し、症状に合った治療をします。

腸閉塞の治療法の例としては、保存療法と手術が挙げられます。

保存療法

鼻か口から管を通し、腸内の閉塞している部分にまで届かせ、溜まった便や水分、ガスの排出を促します。この療法は開腹もせず、腸管のねじれや閉塞の改善が期待できます。

しかし、保存療法を数日間続けても改善されなかったり、一時的に症状がおさまっても腸閉塞を繰り返してしまう場合は、手術をすることになります。

手術

腸を切り、閉塞部分に詰まった内容物を排出させ、腸を元の状態に戻します。これで腸の詰まりが無くなると、腸の血流が良くなり腸閉塞も改善されます。

腸閉塞の予防法

腸閉塞を予防するには、日々の生活習慣を見直すことから始めましょう。腸閉塞は、腸のはたらきが弱まることで引き起こされます。腸のはたらきを高めるには、腸内環境を良い状態に保つ食生活をおくりましょう。

乳酸菌を積極的に摂取することをおすすめします。乳酸菌は腸内の善玉菌の動きを活発にし、悪玉菌の数を減らしてくれます。ヨーグルトや納豆には腸内の善玉菌を活発化させる効果があります。

食物繊維も便の排出をスムーズにする効果があります。食物繊維はキノコ類や海藻、葉物野菜に多く含まれているので積極的にとりましょう。

適度な運動も腸閉塞の予防に効果的です。ウォーキングやストレッチなどで血行を良くすることで、腸の動きがよくなります。運動は腸閉塞の原因の一つであるストレスの解消にも役立つのでおすすめです。

まとめ

腸閉塞は便秘と間違えられやすいものですが、ひどい場合には手術を必要としたり、死に至ることもある危険な病気です。しかし、日々の生活習慣に気を遣うことで防ぐことも出来るものです。毎日を規則正しく過ごすことで、腸の健康を守りましょう。

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