双極性障害の薬(炭酸リチウム)はずっと飲み続けないとダメですか?

  • 作成日:2017.06.09
  • 更新日:2017.06.02
メンタル

双極性障害の治療で炭酸リチウムを飲んでいるという相談者さん。しかし、しばらく薬を飲まないことがあり、症状が悪化しなかったことから飲み続けることの是非について疑問を抱いています。炭酸リチウムの服用について専門家にお聞きしました。

40代男性からの相談:「状態が安定していても双極性障害の薬は飲み続けないとダメ?」

10年前に双極性障害と診断され、朝夕2回炭酸リチウムを服用しています。炭酸リチウムを飲むようになってからは、気分が激しく高揚したり落ち込んだりすることは無くなりました。
ここ何年間は調子が落ち着いているので、心療内科へはお薬をもらいに行っているだけのような状態です。時には炭酸リチウムを切らしてしまい1週間ほど服用できないこともありましたが、それでも具合が悪くなることはありませんでした。
そこでお聞きしたいのですが私のように状態が安定している場合でも、炭酸リチウムを飲み続ける必要があるのでしょうか。

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双極性障害の薬を飲み続けるということについて

双極性障害の薬は飲み続けなければならないのでしょうか。なぜ炭酸リチウムを飲まなかった一週間は症状が悪化しなかったのでしょうか。

炭酸リチウムを服用し、今は双極障害が落ち着いたと感じるまでに症状が安定しているのですね。1週間ほどお薬を切らしても大丈夫だったとのことですが、精神疾患のお薬は、痛み止めなどの即効性のあるお薬とは違い、半減期が長く血中濃度が維持されるため、特に症状が変化することなく経過したのだと思われます。(心理カウンセラー)
ここ何年かは症状が安定しているようであれば、医師と相談してお薬の量を減量や休薬の相談をしてみてはいかがでしょか。(心理カウンセラー)
先生には先生の見立てがあるかもしれません。自分の病状とお薬について、主治医と正直に話し合えることも、とても大切なプロセスです。(心理カウンセラー)
医師はこちらから提案しなければ、「このお薬の量で安定しているから問題なし」と考えがることも多いようです。ご自身が感じていることを、率直に聞いてみることが、解決策になるのではないでしょか。(心理カウンセラー)
双極性障害だけでなく他の心の病気についても同じことが言えますが、一生薬を飲み続けなければいけないということはありません。状態が改善してくれば薬の量を減らしていきますし、様子を見て薬の投与を止めることもあります。(医師)
ただ、どのような状態になったら薬を減量したり、薬による治療を止めて様子を見るのかの判断は、診察している医師の判断にゆだねられており、決まったマニュアルはありません。ですので、症状が安定していても医師が薬の継続的な服用が必要と判断すれば、継続的に薬を飲むことになります。(医師)
相談者様の場合、状態は安定しており、薬が切れて1週間程度は薬を飲まないこともあるが、それでも、具合が悪くなることはないとの事ですが、薬を何年間も飲み続けていた場合、薬が体内に蓄積しているため、薬を飲まなくても、薬が体内から完全になくなることはありません。炭酸リチウムであれば、1週間ぐらいであれば、飲まなくても調子が崩れることはないことが多いです。(医師)
それに、炭酸リチウムは、そう状態・うつ状態の改善効果に加えて、再発予防効果もある薬ですので、再発の危険性を考えたうえで、投薬を中止する判断を行うことになりますので。現状において状態が安定しているからと投薬を終了する判断は、現実的にはなかなか難しいです。(医師)

薬には体外に排出されるまでに時間を要するものもあります。薬の成分が体内に留まり続けることで効果を維持していたということもあります。しかし、薬について使用者として何か気づいた点があれば、気軽に医師や薬剤師に相談するのもいいかもしれません。新しい対応によって治療が進むということも考えられます。

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