電車や車のスピードが怖いのは病気でしょうか?

  • 作成日:2017.04.12
  • 更新日:2017.04.11
メンタル

普段、通勤や通学に使っている電車に乗って恐怖を感じることはありますか? 今回の相談者さんは乗り物のスピードを怖く感じてしまい困っているといいます。この状態は病気なのでしょうか。専門家の回答です。

50代男性からの相談:「電車や車のスピードが怖いのは病気だから?」

1年ほど前から電車に乗っていると、そのスピードに恐怖を感じるようになりました。そのまま電車が線路を飛び出してしまうような感じなのです。そのためパニックになるのを抑えるため、途中下車しながら目的地へ向かうありさまです。
それ以前には車の助手席に乗っている時に同じような恐怖を感じたことが一、二度ありました。このスピードに恐怖を感じる以外は、普段は普通に生活をしています。これは病気なのでしょうか。また何か対策があればお教え下さい。

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恐怖心だけでは病気とはいえない

専門家は、恐怖を感じるだけならば、病気ではないと回答しています。しかし、同時に怖いというネガティブな感情を強く感じすぎてしまうと危険とのこと。

電車のスピードが怖いと感じるようになってしまったのですね。1年ほど前、急停車した電車に乗り合わせていたり、何かのニュースなどで不安を覚えることでもあったのでしょうか。ちょっとしたことがきっかけで、人は簡単にあるものに対して、苦手意識を持つこともあります。その「スピードが怖い」という感覚だけでは、特に病気ではありません。(心理カウンセラー)
誰でも人から見たら大したことないものに不安や恐怖を感じていることがあります。私は、新宿駅の人込みを横切れずに目的地から遠のいてしまって以降、新宿駅と思うだけで不安な気持ちになりますし、高所恐怖症の人は高いマンションの手すりの近くにさえいけない人が多いと思います。もし、あなたが感じている怖さが、徐々に強くなってしまったり、そのおかげで電車に乗れなくなってしまったとしたら、怖さの原因に対する対処をたくさん考えることがよいと思います。(心理カウンセラー)
現実問題として、電車が線路を飛び出す確率は限りなくゼロに近いという現実を受け止めることや線路を見ないこと、事故が起こったとしても自分は助かるように中央付近の電車に乗る、快速などに乗らない、電車に乗っている間は音楽を聴いたり、好きな作家の本を読んだりして、自分の不安の声に耳を傾けない方法を考えます。(心理カウンセラー)
多くの場合、ネガティブ思考は考えれば考えるほど、ネガティブ思考の連鎖になります。電車が突っ込むイメージが浮かんでも、自分でその考えを終わりして、次の瞬間は空や周囲の人を観察するのも一つの方法です。頭に浮かんだ画像を、今ここの現実に塗り替えて行くことも、思考回路の変更には有効だと思います。(心理カウンセラー)

パニック障害の可能性も否定できない

もう一人の専門家によれば、相談者さんの状態は病気による可能性も考えられるといいます。それを乗り越えるために必要なことをお聞きしました。

相談者さんの状態はパニック障害であるかと思います。パニック障害は、突然、何の前触れもなく、今まで平気であったことに恐怖心や不安感を感じ、動悸や呼吸困難感などが起こり、このまま死んでしまうのでは?と感じてしまうほどの恐怖に襲われる心の病気です。(医師)
一度、このパニック状態を体験してしまうと、その極度の恐怖心から、また同じことが起こらないだろうか?と考えてしまい、パニック状態に陥った同じ状況に不安を感じ、不安感を抱いたまま同じ状況に遭遇するため、パニック状態が再び起こってしまい、結果、パニック状態に陥った状況を避けようとしてしまいます。(医師)
相談者さんの場合も、過去に車に乗車中に恐怖心を感じられた経験を持っておられます。ですので、おそらく、相談者さんの中に、乗り物に対する、特に、スピードを感じることに対する不安感、恐怖心があろうかと思います。そういった相談者様の心の中のスピードに対する不安感、恐怖心が、電車に乗った時に蘇って、電車が路線を飛び出してしまうのでは?と感じてしまわれているのだと思います。(医師)
この状態を改善する方法は、恐怖心を感じても逃げないことです。電車に乗っていて、スピードを感じ、電車が路線を飛び出してしまうのではないか?と考えてしまうのですが、結果的に、電車が路線を飛び出してしまうことはないはずです。そのことを相談者さん自身が体験しない限り、相談者さんの中に生まれる電車が線路を飛び出してしまうという思い込みも、そこから生まれる恐怖心も消すことができません。(医師)
とはいっても、急に、恐怖を我慢して電車に乗り続けるのは無理でしょうから、まずは、車で、恐怖心を感じても、少しの時間だけは我慢して、車を止めず乗り続けるという練習をしてみてはどうでしょうか?(医師)

日常生活で関わりを避けられないものに恐怖を感じてしまうというのは、とてつもないストレスの源になってしまうでしょう。しかし、その恐怖は杞憂であることが多く、あまり考えすぎるのもよくありません。恐怖を感じる対象に少しずつ慣れていくことが大切かもしれません。

どうしても恐怖を取り払えないという場合は、認知行動療法などを受けるといいでしょう。

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