週刊誌に載っている「飲んではいけない薬」ってなに?

  • 作成日:2017.02.21
  • 更新日:2017.02.24
健康

「飲んではいけない薬」…週刊誌などでこのような文字を目にしてことはありませんか? どのような論理で「飲んではいけない薬」というものが定義されているのでしょうか。薬剤師の方に薬についての見解をお聞きしました。

30代男性からの相談:「週刊誌の“飲んではいけない薬”ってなんなんですか?」

最近よく週刊誌に「飲んではいけない薬」とありますが、実際どういう基準で「飲んでいい薬」と「飲まないほうがいい薬」とに分けられるのでしょうか?
例えば、血圧の薬などはサイトや専門家によって基準値が分かれています。薬剤師さんの観点からして「この人はこの血圧の数値だからこの薬を飲む必要がある」というものは、分かるものなのでしょうか?
また、どの病気のどの薬にしても、飲まないにこしたことはないものなのでしょうか?

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>>週刊誌「高血圧に塩分制限は間違い」←これって本当?

「飲んではいけない薬」についての薬剤師の見解

週刊誌などでいわれる「飲んではいけない薬」は、なぜそのように書かれているのでしょうか。そのことについて、薬剤師の見解をお聞きしました。

薬は、ある数値だけを基準に処方する、しないを判断しているわけではありません。これまでかかったことのある病気(既往歴)や、家族がかかったことのある病気(家族歴)、合併症など様々な症状を加味して処方されています。(薬剤師)
週刊誌などでセンセーショナルに書かれていることは、ある一面だけをクローズアップしている場合もあります。そのような記事を読むと、飲んでよいのか不安になると思われますが、一概に薬を使うことを拒否したり、自己判断で勝手に処方されている薬をやめると、重大な問題を起こす危険性もあります。(薬剤師)
重大な副作用を起こす可能性があるため、「飲んではいけない薬」とされている記事でしょうか? 「薬は諸刃の剣」と表現されることがあります。どんな薬も効果と少なからずリスク(副作用)があるものです。(薬剤師)
ほとんど起こらないけれど、稀に起こる可能性がある重大な副作用を懸念して、薬の服用によって治療可能、コントロール可能な病気に対して、的確な治療が行われないことによるリスクの方が大きいのではないかと考えます。(薬剤師)
薬は、そのリスクを上回る有効性があるため、副作用に注意して使用されます。患っている病気を治すために必要な薬は、服用する必要があると考えますし、病気の改善に不要な薬は服用する必要はないですね。このため、医師は診察によって患者さんの症状、肝臓や腎臓など内臓の状態などを把握し、症状にあった薬を選択されます。(薬剤師)

薬のことは医師・薬剤師に聞け

薬についての噂。その真実を知るには、専門家に聞くのが一番いいでしょう。

薬に頼らず改善できる程度の症状であれば薬は必要ないですが、薬の服用が必要と判断される場合は、医師の指示通り、用法用量をしっかり守って服用することが大切です。自己判断で勝手に減量や服用を中止するのは危険です。(薬剤師)
ご自身は不安に思われることがあれば、必ず、医師や薬剤師にその不安を含め相談してみてください。また、基準値や治療のガイドラインについてですが、こちらは医療が日進月歩しているのにあわせて変化もあります。(薬剤師)

活字になると、情報はそれらしい見た目になります。しかし、重要なのは見た目の情報ではなく、その中身。見た目の情報に惑わされない「考える頭」を持つことがなによりも大切です。その上で、分からないことを知ったつもりになるのではなく、専門家に聞くなど最適だと思われる方法で情報収集していきましょう。

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