帽子をかぶるとハゲは悪化するという噂は本当なのか?

  • 作成日:2017.01.31
  • 更新日:2017.07.31
薄毛
監修

Masahiko Shikaya
フリー医師

薄毛の人は自分の見た目に対して敏感になっていて、出来れば隠したいと思うものです。しかし気になるのが帽子をかぶるとハゲが悪化するという情報です。帽子を被ると本当にハゲが悪化するのか、正しい帽子のかぶり方を知り、コンプレックスをなくしましょう。

帽子をかぶるとハゲは悪化するの?

帽子を被るとハゲが悪化する、という都市伝説がありますが、これが本当かウソかと言うことに関しては、はっきりとした統計データが存在している訳ではありません。

しかし、常識的な結論としてはフィフティ・フィフティ、つまり「半分は本当で、半分はウソ」と言えるのです。間違った帽子のかぶり方をすることでハゲが悪化してしまう、ということは考えれられます。

また、ハゲになった人が帽子で自分の隠すことから「帽子をかぶった人にハゲが多い=帽子を被っていてハゲになった」という噂が広まったとみられます。つまり、帽子が直接ハゲの原因ではなく、帽子のかぶり方が問題であり、それには個人差が大きく関わっているのです。

薄毛防止になる帽子のメリット

日本人では男性が屋外で帽子をかぶるというファッションがまだまだ定着していません。しかし、帽子をかぶることで髪の毛や頭皮に良い影響を与えることもあり、薄毛や抜け毛を防止する効果もあるのです。


・紫外線を防げる

薄毛や抜け毛の原因は、頭皮の毛母細胞が成長しなくなることです。紫外線を浴びることで、頭皮内に活性酸素が増加して老化現象が進むことで抜け毛に繋がるとされています。

髪の毛があるから頭皮をカバーできていると思いがちですが、紫外線は髪の毛の間から容赦なく頭皮に降り注がれています。強い紫外線を浴びると頭皮の老化が進み、毛母細胞が成長できなくなり、抜け毛が進行することがあるのです。

適切な帽子をかぶることで紫外線をカットできれば、頭皮を保護して抜け毛対策となります。


・保温効果により血行が良くなる

夏場の帽子は保冷効果はあまり感じられませんが、冬場の帽子は保温効果が実感できるアイテムです。寒い日に帽子を被ることで、体感温度がグンと上がるからです。

薄毛や抜け毛になるのは、頭皮の血行が悪くなることで髪の毛や毛根に栄養分が行きわたらなくなることが原因とされています。寒い時に頭を冷やすと頭皮の血行が悪くなることから、薄毛や抜け毛が進行することが考えられています。

帽子をかぶれば頭皮を直接冷たい外気にあてることなく、保温ができることから血行を維持できて、育毛への効果も期待できるのです。

薄毛を促進してしまう帽子のデメリット

帽子をかぶることでのメリットを挙げましたが、いいことばかりではありません。デメリットもあるので、正しく理解しておきましょう。


・髪の毛が血行不良になる

帽子をかぶると意外と髪の毛が引っ張られるものです。特にキャップタイプはフィット感があるので、髪の毛が下に引っ張られたり、帽子が接触している部分の頭皮に圧力がかかります。

帽子は緩いとすぐにズレてしまったり、歩いていると脱げてしまいます。帽子のファッション性を維持する為にはピッタリとした帽子をかぶる人が多いのです。

長時間ピッタリとフィットした帽子をかぶっていると、それだけ頭皮が圧力や刺激をを受けることになります。その為に、頭皮が血行不良になり、薄毛や抜け毛が進行しやすくなるのです。


・頭皮が蒸れて細菌が繁殖する

保温や紫外線カットのために帽子をかぶっているつもりで、頭皮に汗をかいて蒸れてしまっている人もいます。高温で湿った環境では、頭皮に雑菌が繁殖し易く、抜け毛や薄毛の原因となります。

健康な頭皮にもいる、常在菌の一つにマラセチア菌があります。高温多湿な環境でこのマラセチア菌が繁殖すると、脂肪酸を分解するバランスが悪くなり、頭皮が炎症を起こしてしまうのです。

この症状は脂漏性皮膚炎と呼ばれ、軽症でも頭皮に悪影響を与え、悪化してAGA(男性型脱毛症)となり、治療を受ける男性もいます。

ハゲにならないための正しい帽子のかぶり方

まずは季節に合った正しい帽子を選ぶことが大切です。

夏の帽子選びの基本は、通気性が良くて紫外線カットができるものを選びます。ハットタイプの方が、つばが広い分、頭皮全体をカバーできるのでおすすめです。キャップタイプの場合、メッシュになっていて、サイズ調整が簡単にできるものがいいでしょう。

冬の帽子選びの基本は、保温性の他にサイズ感があります。ニットキャップやハンチングなど、サイズがピッタリフィットしたものが多いために、必ず試着して締め付け感がないことを確認しましょう。


・帽子のかぶり方

夏の帽子のかぶり方は、汗をかいたままにしておくと蒸れて雑菌が繁殖するので、室内に入ったらすぐに脱いで汗を拭きとるようにします。ファッションとして室内でも帽子をかぶりっぱなしにしている男性も多いのですが、マナー違反にもなりますので必ず脱ぎましょう。

帽子も汗が沁み込んだままにしておくと、変色したり雑菌が発生したりします。抗菌作用のある帽子を選ぶか、3日に1度位の間隔で洗濯をするようにしましょう。

帽子をかぶった日には雑菌の繁殖を防ぐために、お風呂に入って洗髪をするようにします。

冬の帽子のかぶり方は、夏に比べて雑菌が繁殖しにくく楽なのですが、汗や皮脂は出ますので、週に1度位は洗濯を心掛けましょう。冬場は室内では意外と暖房が効いていて、汗をかきやすくなりますので、部屋に入ったらすぐに帽子を脱いで通気をよくします。

帽子で隠す前にできるハゲ対処法


・シャンプーの使い方

最近ではシャンプーのPRで弱酸性という言葉をよく聞く人もいるでしょう。アルカリ性のシャンプーは洗浄力が強く、しっかりと皮脂を落とす効果があるのですが、頭皮に必要な皮脂まで取り除いてしまうことがあります。適度な皮脂は頭皮を守る役割があり、頭皮が乾燥し過ぎるとフケや抜け毛の原因となります。

これに対して弱酸性は肌と同じ成分であり、頭皮に優しいとされています。現在アルカリ性のシャンプーを使用して抜け毛に悩んでいる人は、一度弱酸性のシャンプーを使用してみましょう。


・睡眠をしっかりと取る

抜け毛や薄毛は、睡眠をしっかりと取ることで改善できるかもしれません。人の身体で、毛母細胞が活性化する時間帯が夜の10時~2時で、成長ホルモンが分泌されるのが夜の1時~2時と言われています。この時間帯にぐっすりと眠ることで、毛根を成長させることが期待できます。


・育毛剤の選び方

薄毛や抜け毛を気にしている男性は、育毛剤も併用していることでしょう。実は育毛剤には大きく分けて「男性ホルモンの分泌を抑えるタイプ」「血行促進タイプ」「毛母細胞を成長させるタイプ」「毛根にビタミンなど栄養を補給すうるタイプ」の4つがあるのです。まずは自分の抜け毛の原因を知り、症状に合った育毛剤を選ぶことが大切です。

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