「焼肉食べたい!」
「ラーメン食べたい!」
「お酒大好き!」
と、好きなものを食べたり飲んだりしてきたら、健康診断で悪玉コレステロールが高いと指摘されてしまった。
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は140mg/dl以上で「高LDLコレステロール血症」と診断されます。
この状態になると血管の壁が狭く硬くなる動脈硬化がおき、心筋梗塞や脳梗塞といった恐ろしい病気のリスクを高めることになるのです。
また、悪玉コレステロールの数値が高いと、お酒の量やコレステロールの高い食べ物を控えなくてはいけなくなります。
この記事では、どんな食事や運動、サプリメントが効果的なのか、コレステロールを下げるための方法をまとめて紹介します。
コレステロールを下げて、制限のない自由な生活を手に入れましょう。
≫悪玉コレステロールを下げたい人に人気の「サプリ」「トクホ」を確認
目次
高LDLコレステロール血症の基準
高LDLコレステロール血症は、血液中の脂質が異常値になっていることをいいます。
高コレステロール血症と診断される基準値は冒頭でも説明しましたが、日本動脈硬化学会では以下の数値になります。
・悪玉(LDL)コレステロール:140mg/dL以上
この数値を超えていると、動脈硬化を引き起こす可能性がありますので、悪玉コレステロールを下げる必要があるのです。
コレステロールとはそもそも何?高くなる原因は何?と基礎の情報を知りたい場合はこちらをご確認ください。
コレステロールを下げるために最初に取り組むのは食事改善
コレステロールを下げるためには、基本的には食事や、定期的な運動、生活習慣を改善する必要があります。それでも改善されなかった場合は、薬での治療がはじまります。
そうならないためにも、食生活や運動、生活習慣を見直す必要があるのです。
しかし、何と言っても今までバランスの偏った食事を行っていたことが主な原因でもありますので、食事の改善を一番に取り組むべきでしょう。
日本動脈硬化学会では、脂肪異常症(高LDLコレステロール血症)を改善する食事は、以下のようにと伝えています。
「伝統的な日本食(The Japan Diet)を基本とする」
では、どんな食べ物や栄養素を摂ればいいのでしょうか。
コレステロールを下げる栄養素と食品
SMCS | ブロッコリー、キャベツ |
---|---|
DHA・EPA | 青魚(マグロ、ブリ、サバ、サンマ、イワシ、アジ) |
タウリン | 魚介類(イカ、タコ、アサリ、ホタテ) |
レシチン | 大豆、ピーナッツ |
乳酸菌 | ヨーグルト、キムチ、チーズ |
リコピン | トマト |
クエン酸 | お酢、レモン、グレープフルーツ、梅干し |
ビタミンC | アセロラ、レモン、ゆず、キウイフルーツ |
ビタミンE | アーモンド、ピーナッツ、オリーブオイル |
ビタミンB | サンマ、ニシン、シジミ、アサリ |
悪玉コレステロールを下げる食べ物の詳細はこちらの記事へ
中でも「SMCS」と「DHA・EPA」が重要!
野菜に含まれているSMCSと青魚に含まれているDHA・EPAが悪玉コレステロールを下げるのに重要になってきます。
なぜ効果的なのかというと、以下で説明いたします。
SMCSをふくむ野菜の力で悪玉コレステロールを下げる
近年、欧米化の食事への変化によって、野菜を食べる量が減ってきています。
厚生労働省の「健康日本21」では1日に野菜摂取量を350g摂るようにと言われているのですが、70gほど足りていないのが現状です。
ただ、野菜をとにかく沢山食べればいいというわけではありません。
特にブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科野菜に含まれている天然アミノ酸の一種、SMCSを摂ると悪玉コレステロールが下げられると言われています。
しかし、ブロッコリーでも花や葉の部分、キャベツの芯の部分となるため、食事でとることはなかなか困難です。
そこでおすすめなのが、SMCSを含んだ日本唯一のトクホ飲料「緑でサラナ」です。
この「緑でサラナ」は臨床試験データでもコレステロールを下げる作用が確認されており、3週間ほど続けて摂ることで数値が低下します。
Pick Up!『特定保健用食品(トクホ)』
トクホは普通の飲み物よりも体に良いというイメージの人が思いかと思いますが、それはなぜでしょう。
特定保健用食品と認定されるには、国の審査を受けなければなりません。そこで、科学的根拠や、安全性、有用性をクリアして、初めてトクホと名乗ることができるのです。
ということは、国が効果があることを認めていますので、信頼があります。ただ、トクホといってもいくつもの効果がありますので、自分の体の状態を確認して選ぶようにしましょう。
からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、血圧、血中 のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするの に役立つ、などの特定の保健の用途に資する旨を表示するものをいいます。
◆SMCSを含んだ日本唯一のトクホ飲料「緑でサラナ」
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1本の価格 | 約194円 |
有効成分 | SMCS |
特徴 | ・特定保健用食品(トクホ) ・累計販売本数1億本突破 |
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青魚が持っているDHA・EPAの摂取
また、野菜と一緒に足りていないのが、魚の摂取量です。
そのため、魚の持っているDHA・EPA(オメガ3脂肪酸)が不足しています。このDHA・EPAは必須脂肪酸の一つで、体では作り出すことができないため、食べ物から摂取する必要があります。
悪玉コレステロールを下げるのにはこのDHA・EPAが有効なのです。
DHA・EPAの1日の推奨摂取量
厚生労働省からは、1日に1,000mgという推奨摂取量が発表されています。しかし、食生活の変化によって、ここ15年間で日本人の魚の摂取量が30%も減少。
当然、DHA・EPAの量は足りていません。
この1,000mgを摂るためには、クロマグロの赤身でいうと10人前が必要になります。しかも、焼いたり、揚げたりしてしまうとDHA・EPAが酸化してしまうため、刺身で食すことが重要です。
毎日この量を食べることはなかなか難しいため、おすすめなのがサプリメントの「きなり」です。
◆モンドセレクション最高金賞「きなり」

きなりには不足しがちなDHA・EPAが、業界トップクラスの1日4粒500mg入っています。
また、DHA・EPAの弱点である酸化を防止するために、アスタキサンチン(ビタミンEの1,000倍)を配合。
さらに、クリルオイルが体内での吸収率を高め、ナットウキナーゼが血液をサラサラにしてくれます。
お求めやすい価格ですし、15日間の返金保証があるため、一度試してみるのには最適です。
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1日の価格 | 約66円 |
有効成分 | DHA・EPA |
その他有効成分 | アスタキサンチン、クリルオイル、ナットウキナーゼ |
特徴 | ・3年連続モンドセレクション最高金賞受賞 ・さかなのプロ「マルハニチロ」と共同開発 |
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「SMCS」と「DHA・EPA」どっちがいいの?
野菜のチカラである「SMCS」と、魚のチカラである「DHA・EPA」どちらがコレステロールを下げるのに効果的か。
究極は「緑でサラナ」を「きなり」で飲む!なのですが、金銭的な問題もあり難しいと思います。
編集部としては以下の見解になりますので、参考にしてみてください。
臨床試験のデータで選ぶなら「緑でサラナ」
少し価格は高めですが、確実なデータが欲しいということであれば、臨床試験でコレステロール低下作用が確認できている、トクホの「緑でサラナ」をおすすめします。
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の高い人に限らず、野菜不足だと感じている方にもおすすめです。
コスパで選ぶなら「きなり」中性脂肪にも効果的
きなりに含まれているDHA・EPAは善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
また、中性脂肪も下げることが可能です。
定期コース初回は1,980円(税込)と価格も安めのため、コスパで選ぶなら「きなり」をおすすめします。
SMCSの飲料やサプリはほかにありませんが、DHA・EPAのサプリはほかにも複数販売しています。人気のDHA・EPAサプリを知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
他にもあるコレステロールを下げる方法
サプリメントで栄養を補助する以外にも、たくさんコレステロールを下げる方法はあります。
食事に気をつけてみたり、運動でカロリー消費、脂肪の燃焼させたり。以下では具体的にどんなことを行えばいいのかを紹介しますので、参考にしてみてください。
食事方法に気をつけてみる
バターやラードなどの動物性脂肪は料理を美味しくする一方で、飽和脂肪酸が多いため悪玉コレステロールを増やす原因にもなります。
反対に植物性脂肪(植物油)の不飽和脂肪酸が多い油を調理で使うようにすると、悪玉コレステロールを減らすことが可能です。
このように、調理の際にひと工夫することによって、コレステロールを下げることができますので、料理を作るときに意識してみてください。
また、調理法のほかにもコレステロールを下げてくれる、レシピも紹介しますので、試してみていただければと思います。
調理用の油を変えてみる
【こめ油】
こめ油は植物ステロールを多く含んでおり、脂肪酸(オメガ6系のリノール酸、オメガ9系のオレイン酸)のバランスよいため、悪玉コレステロールの吸収を抑えて低下させます。
血液中のコレステロールを下げるには、この脂肪酸のバランスが重要と言われており、他の油と比べて優れているのです。
ちなみに動物由来のステロールはコレステロールといいます。
【オリーブオイル】
オリーブオイルは、一価不飽和脂肪酸(オメガ9系のオレイン酸)を多く含んでいるため、こちらも悪玉コレステロールを減らしてくれます。
麦ごはんを食べるようにしてみる
麦ごはんは栄養が豊富で、食物繊維、不飽和脂肪酸、ビタミンE、ビタミンB群を含んでいますので、白飯を麦飯に変えてみるのもいいでしょう。
野菜で食物繊維を摂る
食事の欧米化が進むことで、お肉など脂質の多い食べ物を摂ることが多くなりました。その反面、野菜や魚不足が増えてきています。
野菜には食物繊維が多く含まれるため、コレステロールを下げるのに重要な役割があるのです。
その食物繊維にも不溶性と水溶性の2種類があり、水溶性食物繊維がコレステロールの吸収を防いでくれます。
なぜかというと、水溶性植物繊維は脂肪を含んだ胆汁酸にくっいて、便と一緒に体外へ排出するようになっているからです。すると、新しく胆汁酸を作るためにまたコレステロールが使われます。
このような体の仕組みによって、コレステロールが下がっていくのです。
魚でDHA・EPAでオメガ3脂肪酸を摂取する
近年、外食やファストフードに多様化に伴い、魚を食べる機会も減ってきており、DHA・EPAといったオメガ3脂肪酸(不飽和脂肪酸)が圧倒的に足りていません。
そこで、オメガ3脂肪酸であるDHA・EPAが必要となります。このオメガ3脂肪酸は健康には欠かせない栄養で、悪玉(LDL)コレステロールを減らして、善玉(HDL)コレステロールを増やす働きがあります。
お肉ばかり食べているのであれば、魚を食べる機会を増やすようにしましょう。
手軽にできるコレステロール対策レシピ3選
玉葱の血液サラサラ効果で、動脈硬化を防ぐことが可能です。
また、レモンのクエン酸には脂肪分を減らす働きがあります。
コレステロールを下げるお茶や飲み物を飲む
人の体は、水分が不足してしまうと血液が濃縮され、血流が悪くなってしまいます。
コレステロールが高い人は血液の流れが悪い場合が多いため、血栓ができないよう水分不足には注意しなければなりません。
水分補給とともに悪玉コレステロールを減らすことができたら一石二鳥ですよね。そこでおすすめなのが、お茶などの悪玉コレステロールを減らす効果がある飲み物です。
どんなお茶がコレステロールを下げる?
麦茶 | アルキルピラジン |
---|---|
緑茶 | カテキン |
ウーロン茶 | ポリフェノール |
杜仲茶 | ゲニポシド酸、フラボノイド |
プーアール茶 | リパーゼ、フラボノイド、カテキン |
ドクダミ茶 | カリウム |
ローズヒップティー | 食物繊維、ビタミンC、リコピン |
そば茶 | ルチン |
あしたば茶 | カルコン |
小豆茶 | サポニン、ポリフェノール、カリウム |
コーヒーや赤ワインでもコレステロールは下がる
コーヒー | カフェイン、クロロゲン酸、フェルラ酸 |
---|---|
赤ワイン | ポリフェノール |
オレンジジュース | イノシトール、ビタミンC |
野菜ジュース | 食物繊維、ビタミンC |
青汁 | キトサン、食物繊維、ビタミンC |
運動でコレステロールを下げる
脂肪を燃焼させてコレステロールを下げるためには運動も大切なポイントです。
年齢を重ねると筋肉量も落ちて基礎代謝が下がりますので、適度な運動でカロリーを消費する必要があります。中でも有酸素運動が効果的ですので、少しずつ始めていきましょう。
有酸素運動で脂肪を燃焼!
有酸素運動とは、酸素をゆったりと取り込みながら行う運動で、ウォーキングや水泳、ヨガ、エアロバイクなどが当てはまります。
中でもウォーキングは取り掛かりやすい運動で、会社帰りに最寄り駅の1駅、2駅前で降りて歩いて帰るといいでしょう。
毎日行うことが一番いいのですが、仕事や家庭のことでできないこともあるかと思いますので、30分程度を最低でも週に2回、運動するように心がけてください。
無酸素運動で基礎代謝を高めよう!
有酸素運動は基本ですが、無酸素運動もコレステロールを下げるために有効です。
直接、脂肪を燃焼させ、コレステロールを下げるわけではないのですが、無酸素運動によって筋肉量を増やし、基礎代謝を高めることでカロリーの消費を増やします。
無酸素運動とは息を止めて一気に力を使う運動のことで、筋トレや100m走などのことです。筋トレでは大きい筋肉のある、下半身の強化がおすすめです。
大きい筋肉の量を増やすことで、基礎代謝が上がりやすくなりますので、スクワットをするようにしましょう。
筋トレの場合は毎日ではなく、2~3日おきくらいで行うと効果的です。筋肉が増える仕組みによってこのくらいの期間が必要なのです。
もっと具体的な運動方法はこちら
生活習慣を見直す必要がある
禁煙する
タバコは血管内のコレステロールや油を酸化させてしまいます。そうなることで動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞など循環器系の病気のリスクを高めます。
タバコは「百害あって一利なし」というくらい、体に悪影響を及ぼしますので、できれば禁煙することをおすすめします。
すぐに禁煙できない場合は、1日に吸う本数を減らしましょう。
お酒の量を適量にする
お酒を飲むことが毎日の日課になっている場合、そしてたくさん飲む場合は肝臓機能を下げている可能性があります。
肝臓機能が低下していると悪玉コレステロールが増加しますので、飲み過ぎには注意が必要です。
ですが、適量を飲む場合は善玉コレステロールが増えます。ビールだと中瓶1本(500ml)、日本酒だと1合(180ml)です。女性の場合はこの半分の量になります。
コレステロールを下げたいのであれば、肝臓をいたわるようにしましょう。
ストレスを減らす
悪玉コレステロールはストレスによっても増加することがわかっています。
ストレスを感じると副腎皮質ホルモンを刺激し、体はストレスに抵抗しようとします。悪玉コレステロールは副腎皮質ホルモンの原料となり、肝臓によって作られたコレステロールを副腎へと運搬します。
ストレスにより副腎が使われると副腎皮質ホルモンの材料となるコレステロールが必要だと判断され、大量に肝臓で合成され、血中に放出されてしまいます。
その結果、悪玉コレステロールの値が高くなってしまうのです。
睡眠不足を解消し正しい生活を送る
睡眠不足はコレステロールと中性脂肪を増加させる要因となります。
また、血管の修復も睡眠中に行われるため、その効果を十分に発揮するために1日の睡眠時間を7時間程度はとるようにしましょう。
コレステロールを下げる薬や漢方薬に頼る
LDLコレステロール値が上がりすぎると、生活習慣の改善だけでは正常に戻すことは難しいです。
そうなると、薬や漢方薬に頼ることになりますので、どんな薬があるのか見てみましょう。
コレステロールを下げる市販薬
薬局やドラッグストアで売っている市販薬は以下となります。
- コレストン(久光製薬)
- コレステワン(メディスンプラス)
- ユンゲオール3(第一三共)
- コレステガード(エスエス製薬)
- ドルチトール(小林製薬)
- スラピット(原沢製薬)
上記は一例ですが、いずれも第三類医薬品です。第三類医薬品とは、使用した際にリスクが比較的低いものを指します。
それゆえに、病院などで処方されるような強い効果がないものがほとんどです。
もちろん、副作用がないわけではありませんので、効果を強めるためにたくさん飲むなどということはせずに、用法・用量を守って服用しましょう。
コレステロールを下げる漢方薬
漢方は薬よりも副作用が少なく、安全だという認識の人も多いのではないでしょうか。
どんな漢方薬があるのかというと以下の4つとなります。
- 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅこつぼれいとう)
- 大柴胡湯(だいさいことう)
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
- 大柴胡湯(だいさいことう)
中でも柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅこつぼれいとう)と、大柴胡湯(だいさいことう)は広く知られています。
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅこつぼれいとう)は他にも精神を落ち着かせる効果があり、大柴胡湯(だいさいことう)は便秘や高血圧の対策にも有効です。
ドラッグストアでも販売していますので、気になる方は手に取ってみてください。
コレステロールを下げる処方薬
病院で診察した際に処方してもらえる薬は以下となります。
市販薬や漢方薬と比べると効き目は十分ですが、その分副作用のリスクも考えられます。
- スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害剤)
- プロブコール
- 陰イオン交換樹脂
- ニコチン酸誘導体
- フィブラート系薬
以下のページではコレステロールを下げる市販薬や処方薬の情報をまとめています。先発薬やジェネリックについて詳しく知りたい方はこちらをチェックしてください。
そもそもコレステロールって何?数値が高い原因は?
これまでコレステロール値を下げる方法をご紹介しましたが、コレステロールは低ければ低いほどいい、と考えている人も少なくありません。
コレステロールは誰の体内にも存在するもので、身体には必要不可欠な役割があります。
コレステロールには善玉コレステロール(HDLコレステロール)と悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の2種類があり、どちらもそれぞれ重要な役割を持っています。
悪玉コレステロールとは
細胞に必要なコレステロールを運ぶ役割がありますが、多すぎると血管の内側にコレステロールが貼りつき、動脈硬化の原因になります。
これにより心筋梗塞や脳梗塞、狭心症などの病気のリスクを高めてしまいます。
善玉コレステロールとは
過剰に増えてしまったコレステロールを運び出す役割があります。
運び出されたコレステロールはホルモンや胆汁酸の原料になったり、排泄されたりします。
コレステロールと中性脂肪の関係性
コレステロールを語る時、一緒くたにされがちなのが中性脂肪です。
コレステロールは上で説明した通り、細胞膜やホルモン、胆汁酸を作る材料になる大切なものです。
中性脂肪は身体を動かすエネルギー源として利用され、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸など、親油性の物質を体内に取り込む時に使われます。
コレステロールの大部分は肝臓で生成されるのに対し、中性脂肪は食事によって得たエネルギーからなっています。
成り立ちは違うものの、中性脂肪ができるときに善玉コレステロールを消費しますので、中性脂肪が増えると悪玉コレステロールが増えることになるのです。
コレステロールが高くなる原因
そもそもどうしてコレステロールの値が高くなるのでしょうか。その原因を知ることで数値を下げることができるかもしれません。
原因について一つずつ見ていきましょう。
加齢
若いころは基礎代謝も高く、自然とコレステロールや脂肪を燃焼することができていました。
しかし、年齢を重ねるにつれて基礎代謝も下がり、運動不足になってコレステロールが溜まりやすい体になっているのです。
脂っこい食べ物を食べている
揚げ物や脂肪分が多いお肉などに多くふくまれているのが「飽和脂肪酸」という脂の種類です。
飽和脂肪酸は肝臓でのコレステロール生成を促進し、血中によりたくさんの悪玉コレステロールを放つことになります。
コレステロールが多く含まれる食品を食べている
悪玉(LDL)コレステロールも善玉(HDL)コレステロールも体にとっては必要なものです。
ですが、コレステロールを多く含む食べ物を食べていると、悪玉コレステロールが増えてしまいますので、控えるようにしましょう。
食物繊維不足
食の変化により、最近はあまり野菜を食べなくなってきているため、全体的に食物繊維が不足しています。
「野菜で食物繊維を摂る」でも説明しましたが、食物繊維はコレステロールを体外へ排出する働きがあります。
不足していると体内にコレステロールが溜まってしまいますので、野菜を食べる習慣を身につけるようにしましょう。
魚、植物性の油が少ない
魚が持っているDHA・EPA(オメガ3脂肪酸)と、オリーブオイルなどに含まれるオレイン酸(オメガ9脂肪酸)が足りていないのです。
特にDHA・EPAは善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
ですが、魚をあまり食べなくなった現代では、全然足りていないというのが現状なのです。
運動不足
年をとるにつれて少しずつ運動をしなくなっていきます。すると中性脂肪が増えていき、善玉コレステロールが減って、悪玉コレステロールが増えていきます。
運動していないため脂肪が蓄積されていきますので、どんどんコレステロールが高くなっていくのです。
お酒をたくさん飲んでいる
お酒をたくさん飲むと中性脂肪が増えることになります。すると善玉コレステロールが減り、悪玉コレステロールが増加してしまうのです。
タバコを吸っている
タバコも、ニコチンによって善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロールを増やす原因になります。
遺伝
食生活の改善や運動を行ってもコレステロールが下がらない人も中にはいます。
その場合、「家族性高コレステロール血症」という遺伝の可能性があります。幼少期は血液検査をやる機会があまりないため、大人になってからコレステロールが高いと気づく人が多いです。
「コレステロールの摂取上限」実は決まっていない?
2013年、アメリカではコレステロールの摂取上限が撤廃されました。
その根拠は、「コレステロールの摂取量と血中のコレステロール値が関連しているのか科学的根拠に基づいた裏付けが出せないから」というものでした。
日本でも、コレステロールの摂取上限値はとくにありません。
日本動脈硬化学会は、コレステロールの摂取制限「だけ」をしても改善はしづらいとしています。
とはいえ、コレステロールを多く含む動物性食品には飽和脂肪酸も多く含まれています。飽和脂肪酸はLDLコレステロールを高めるということが分かっています。
そしてアメリカでも日本でも飽和脂肪酸の摂取上限は設けられているのです。
コレステロールの摂取上限はないとしても、脂っこい食べ物・コレステロールが高い食べ物は節度を持って食べるようにしましょう。
参考:「コレステロール摂取量に関する声明」(日本動脈硬化学会)
参考:「コレステロール摂取に関するQ&A」(日本動脈硬化学会)
LDLコレステロールが高いままだとどうなる?
コレステロールが高まることで、血管の壁にコレステロールが沈殿して固まっていくことになります。これが、血液の通り道を狭めてしまい、血管を詰まりやすくしてしまうのです(動脈硬化)。
血液は、生命の維持に必要な栄養素や酵素、ホルモンを全身に運ぶ役割を持っています。
悪玉コレステロールによって血流が悪くなることで、この全身に必要な物資を運ぶルートがうまく機能しなくなり、重篤な病気にかかるリスクが上がってしまうのです。
脂質異常症とは?
コレステロールの各数値が基準外の場合、脂質異常症と診断されます。
・脂質異常症とは悪玉コレステロールが高い
・中性脂肪値が基準よりも高い
・善玉コレステロールが基準値よりも低い
こうした状況のどれも脂質異常症となります。
動脈硬化とは?
動脈硬化にはいくつかのタイプがありますが、コレステロールが高い脂質異常の状態では、動脈の内壁にプラーク(コレステロールのかたまり)ができていきます。
この状態をアテローム性動脈硬化といいます。

プラークの成長による血流阻害
プラークは長期的なスパンで大きさを増していきます。
やがて、プラークは動脈内をふさぐような形になり、最終的に血流をストップさせてしまうことになります。
それが、脳で起これば脳梗塞に、心臓で起これば心筋梗塞と呼ばれることになります。
プラークが分離して血栓化
動脈内壁にできたプラークは、血流に揺られて、やがて分離してしまうことがあります。血管内壁にくっついていた塊が血流にのって、別の細い血管を塞いでしまうこともあります。
やはりこの場合も、脳梗塞や心筋梗塞といった病気に繋がってしまいます。
コレステロールを高いままにしておくのは、大病になるリスクが常にある状態ですので、数値を下げる対策を行いましょう。
コレステロールを下げる選択肢はたくさんある
コレステロールを下げる方法はいくつもあります。まずはファストフードやコンビニ弁当など脂質の多い食生活を改善し、適度な運動を行うようにしましょう。
なかなか上記内容を見直すこともあると思いますので、その場合はサプリメントやトクホ飲料を上手に利用することをおすすめします。
コレステロール対策を行ったはいいけど、大変だからと途中で断念してしまっては意味がありません。
自分に合ったコレステロール対策を見つけてみてください。
※栄養成分の推奨摂取量は以下の資料を参考にしました。
・厚生労働省
「脂質」
「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」
「炭水化物」
・文部科学省
「日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表編」
・日本生物科学研究所
「ナットウキナーゼ活性単位FU・酵素活性単位IUについて」
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