切れ痔がひどくなってしまい、最近ではトイレのたびに切れてしまうことも。慢性的な切れ痔の痛みに苦しみ、なんとかして治したいと悩んでいる男性からの相談です。
50代男性からの相談:「痔がひどくて困っている」
2年程前から痔がひどくなりました。それまでもたまに切れることはありましたが、数カ月に一度という感じでした。約2年前からそれがひどくなって日常的に切れています。最近はトイレに座る度に痔になることも多くて困っています。切れたら痛いですし、薬代もかかるのでなんとかしたいです。痔を治すのに良い方法を教えてください。
まずは便秘をしないこと。
切れ痔を改善するためには、まず便秘をしないことが大切です。普段の食生活を見直して腸内環境をきちんと整えるとともに、適度な運動とストレスをためにくい規則的な生活リズムを心がけることから始めてみましょう。
腸内環境を改善する必要があります。食物繊維には水溶性と不溶性があります。便秘には水溶性の食物繊維を多く含む食品(ごぼう、納豆、オクラ、いんげん、きんかん、レモン、アボカド、なめこなど)を摂取するのが効果的です。腸内細菌を増やしてくれる乳製品(ヨーグルトなど)を食べるのも良いです。脂肪分の多いものや刺激物は便を硬くしてしまいますので、極力控えたほうが良いと思います。(看護師)
起床後にコップ1杯の水を飲んだり、それ以外の時間でも水分を積極的にとるようにしてください。適度な運動も忘れずに行い、腸の動きを良くさせるようにしてください。(看護師)
規則的に過ごし、軽い運動や充分な睡眠をとって、ストレスをためないことも大切です。(看護師)
排便の仕方、排便後の注意点。
同じ時間にトイレに行くことを習慣づけ、排便の時はいきまないこと。患部を清潔に保つための排便後の洗浄や清拭とあわせて、排便前の皮膚を保護しておくことも症状の改善には有効なようです。
便秘や硬便であると排便するのにいきむ必要がありますが、そのいきみが大敵です。また、長時間便器に座っていると肛門付近の血流が悪くなり切れ痔を悪化させます。(看護師)
便意があればトイレに行くこと、我慢するとさらに便が硬くなります。便秘であれば、便意の有無にかかわらず、同じ時間にトイレに行くようにしましょう。(看護師)
排便後は温水洗浄便座やおしりふきシートで肛門を清潔にしてください。温水洗浄便座の使い過ぎや強い水流での使用は逆に肛門を傷つけますから、弱い水流で数秒くらいにしてください。(看護師)
排便前にワセリンなどで皮膚の保護をするのも良いかもしれません。症状が続くようでしたら、市販の坐剤を使用したり、病院を受診されることをお勧めいたします。(看護師)
つらい切れ痔。排便時の痛みから便秘、硬便につながり、切れ痔を慢性的なものにしてしまうという悪循環になってしまうことも少なくないようです。上述の対策で症状が改善しないようでしたら、早めに専門機関に相談してみるのが良いようですね。
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