B型肝炎からC型肝炎に?型の移行はあり得る?

  • 作成日:2016.06.29
  • 更新日:2016.06.24
健康

B型肝炎がC型肝炎になることはあるのでしょうか。今回の相談者は60代の男性です。20代の頃にB型肝炎と判明し、定期的に検査を受けてきた男性ですが、途中でC型肝炎と診断されたといいます。肝炎のタイプが途中で変わることはあるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

60代男性からの相談:「肝炎のB型とC型の違いについて」

約40年前の25~26歳の時、喧嘩であごを骨折し、手術前の血液検査でB型肝炎と診断されました。その後、定期的に肝機能検査を受けていましたが、その時にはC型肝炎だといわれました。現在も半年に一回は肝機能検査を受けていますが、肝臓の数値に異常はなく、体調も悪くありません。肝炎の薬も飲んでいませんが、B型肝炎が途中からC型肝炎になることはあるのでしょうか。(60代・男性)

BからCの移行はあり得ない。B型は一過性感染の可能性も

ウイルスの型が違うため、BからCに移行することはないようです。B型は20歳を過ぎてから感染すると慢性化しにくいため、一過性感染だったのでは、との意見がありました。

痛く辛い経験をされましたね。B型肝炎がC型肝炎に変化するということはないでしょう。考えられるのは、はじめに感染したB型肝炎が一過性感染で完治した可能性です。一過性の感染の場合、思春期以降の感染では自然治癒する場合もあるといわれます。その後、C型肝炎に別に感染したことが考えられます。可能性は少ないですが、B型肝炎と診断した医師の診断や伝達の間違いということもゼロではありません。(看護師)
ウイルスの型が違うので、自然にB型からC型に移行することはないでしょう。B型肝炎は大人になって感染した場合、慢性化することは少なく急性肝炎を発症して治癒することが多いので、B型肝炎が治癒した後、C型に感染したのかもしれません。(医師)
B型肝炎はHBV(B型肝炎ウイルス)の感染によっておこる肝臓の疾患です。感染者との性的接触や、感染者の血液が傷口に触れた場合、不衛生な器具を使った刺青やピアスなどでも感染しますし、キャリアの人は母親からの母児感染になります。C型肝炎も同じように感染者の血液を介して感染します。(医師)

慢性化しやすいC型肝炎。欠かさず定期的な検査を

C型肝炎は慢性化しやすく、重症化する可能性もあるため、注意が必要です。欠かさず定期的な検査を受けましょう。

C型肝炎の場合は、慢性肝炎へと移行する可能性が高く、慢性肝炎から肝硬変、肝癌へと重症化していく可能性があるため、適切な治療を受ける必要があります。病院を受診し、肝臓の専門医に相談することをお勧めします。(看護師)
C型肝炎は慢性化しやすく、肝硬変や肝癌に移行する場合もあります。薬を使用していないのでしたら治療の必要はないと思いますが、定期的に検査を受けるようにしてください。(医師)

ウイルスの型の違いから、B型肝炎がC型肝炎に移行することはないようです。B型は成人してから感染すると慢性化しにくいため、一過性感染だった可能性があります。B型が治癒した後、新たにC型に感染し、それが検査によって発見されたということのようですね。C型は慢性化しやすく、重症化しやすいため、これからも定期的な検査を欠かさないようにしましょう。

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