いぼ痔はいきみが原因。便の質と血流の改善を!*

  • 作成日:2014.10.28
  • 更新日:2017.08.31
健康

トイレのあの狭い空間が妙に落ち着く、そんなことを感じたことはありませんか?

便器に座って漫画を読んだりしていると、知らず知らず長時間滞在してしまうことにもなってしまいます。

その間、ただ座っているだけではありませんので、無意識にいきむ時間も長くなってしまい、お尻に負担がかかってしまうということもあるようです。

今回は、いぼ痔に悩む男性からのご相談です。

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相談:「長時間のトイレでいぼ痔に。自分でできる対策は?」

私は昔から、トイレにこもって漫画や本を読むのが好きでした。
落ち着けるひと時だったのですが、その癖で長い時間便座に座るのが普通になり、気付けばいぼ痔になっていました。

恥ずかしくて病院にも行けず、本を読んで勉強したり、市販の薬を使ったりしましたが一向に治りません。

病院は最終手段にしたいのですが、自分でできることは他にないでしょうか。

いぼ痔(痔核)の原因は「いきみ」。肛門付近の血流を良くすることが大切。


いぼ痔は、肛門にいぼ状の腫物ができた状態で、便秘や、排便時のいきみなどによって肛門周辺の毛細血管がうっ血することで発症します。

いぼ痔(痔核)が起こる原因は「いきみ」と言われています。
強くいきんだり、長時間の座位によって肛門付近の血流が悪くなり、うっ血した結果痔核ができます。

これらのことより、強くいきまないようにする、肛門付近の血流を良くすることが大切です。
長時間座位になる姿勢は避けた方が良いでしょう。(看護師)

痔で一番禁忌なのは、いきむことです。

現在も、便座に長く座っているのだとしたら、その習慣は直ちにやめた方が良いでしょう。
しゃがむ姿勢なども、できるだけ控えた方が良いと思います。(看護師)

食事と生活習慣で、便の質を改善。


食事の内容で便の質と腸内を整えると共に、排便のリズムやタイミングも習慣付けましょう。

お通じの際に、強くいきむ方なのであれば便の質を改善する必要があると思います。

食物繊維を摂るために、緑黄色野菜や根菜類といったお野菜を積極的に食べるようにしましょう。

また、最近は腸内細菌を増やすのに有効な成分を含む乳酸菌飲料が多数ありますので、そういったものを活用されるのも良いかと思います。

同時に、不規則な睡眠習慣は排便リズムを乱してしまいますので、適度な睡眠、運動を心がけましょう。
少しでも便意を感じた場合は、そのタイミングを逃さずにトイレに行くよう習慣付けるのも大切です。

便を柔らかくするには水分も必要ですので、水やお茶であれば、いつもより多めに摂っても良いでしょう。(看護師)

硬くて、きばらないと出ないような便は、当然、切れ痔、いぼ痔の原因になります。
辛いものなどの刺激物を控え、便通を整えるようにしましょう。(看護師)

整腸にはオリゴ糖を摂取するのがオススメ

腸内の環境を整えるには善玉菌の活動を活性化させる必要があるのですが、それをしてくれるのがオリゴ糖なのです。
オリゴ糖はきな粉、エンドウ、ゴボウに多く含まれています。

しかし、食材に含まれるオリゴ糖の量は極々少量なので、トクホ(特定保健用食品)である顆粒タイプのオリゴ糖食品を飲み物などに溶かして摂取するのが一般的になっています。
参考までにいくつか紹介しておきますのでチェックしてみて下さい。

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肛門括約筋のトレーニングで血流を良くし、症状を改善。


いぼ痔(痔核)は肛門内に押し戻して納め、周辺を清潔にするよう心がけましょう。
また、肛門括約筋を動かして血流を良くすると、症状の改善が見込めるかもしれません。

痔の痛みや腫れが引いているのであれば、肛門内に押し戻して対処します。

入浴時や、トイレの後(ウォシュレットでうるおしてから)自分の指で押し戻す方法です。
その際、皮膚を傷つけないよう爪を切っておき、優しく戻します。

そして、肛門周囲の筋肉(肛門括約筋)を鍛えるトレーニングを取り入れてみて下さい。
お尻の穴を5秒間キュッと引締め、5秒間緩める。

これを朝、昼、夕、夜に10回ずつ繰り返します。
慣れてくれば、通勤電車で立っている間、仕事で座っている間などいつ行ってもかまいません。

そうすることで締まりが良くなり、痔が改善すると言われています。(看護師)

痔が出たままだと出血や痛みがひどくなりますので、手で入れるか、市販の薬剤などを使用して、きちんと肛門の中に納めておくことが大切です。

また、紙で拭く前にシャワーをして刺激を少なくし、清潔にしておくことも重要です。
肛門括約筋の運動も行った方が良いでしょう。(看護師)

ひどい場合は外科的治療も。


痛みや出血がひどい場合は、恥ずかしがらずに専門医を受診しましょう。

最近は、痔の手術も簡単になってきていますので、ひどいいぼ痔であれば手術することをお薦めします。(看護師)

痔には、いぼ痔以外にも、切れ痔(裂肛)やあな痔(痔瘻)といった痔があり、いずれも下痢や便秘、あるいは硬い便の排出やストレスなど、ある程度原因はわかっていますので、そうした原因の除去と、事前の対策によって予防することができます。

もしかして・・・と思ったら、ご自分の食生活や生活習慣を見直して、肛門周辺の血流を良くするよう心がけて下さい。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>
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