30代の男性。尿蛋白が10年以上続いているけど大丈夫なの?

  • 作成日:2016.06.10
  • 更新日:2017.02.10
ED

健康診断で尿蛋白を指摘されるのはよくあることで、尿蛋白が陽性だからと言って必ずしも病気というわけではありません。しかし、長期に渡り尿蛋白が出る場合にはどんな異常が考えられるのでしょうか。専門家に聞きました。

30代の男性からの相談:「10年前から尿蛋白を指摘されているが治療はせずに経過。本当に大丈夫?」

市販で販売されている尿蛋白、尿糖の検査キットがあります。小便をする際に、薄い紙のシートをつけて現れた色で判別するものです。尿糖は正常ですが、尿蛋白がいつも出ている状態です。尿検査で要検査となりクリニックで血液検査を受けても、医師からは特に今の時点では何もしなくてもいいと言われます。しかし、こうした状態が10年も続いているのでとても心配です。(30代・男性)

長期に続く蛋白尿は、腎臓の機能低下の可能性が…。

蛋白尿が起きる原因はいろいろありますが、長期に渡る蛋白尿の場合、重大な腎臓の病気が隠れているかもしれません。蛋白尿は腎臓の機能低下と深い関わりがあります。

蛋白尿が出る場合、疲れや水分不足、発汗によって脱水状態になっているなど一時的なものは心配ありませんが、慢性的に蛋白尿が出る場合、腎機能障害が考えられます。腎機能が低下すると、最悪の場合腎不全を起こし、人工透析が必要になったり死に至る場合があります。(医師)
蛋白尿は検査の前の状態にも多少左右されます。例えば自慰行為を行っているのであればその蛋白が尿に混じることがありますし、疲労が溜まっていても尿蛋白として現れることがあります。また腎臓のろ過機能が低下していることも考えられます。(泌尿器科・看護師)

生活習慣を見直して腎臓にいいことを実践してみる。精密検査を!

腎臓の機能低下には、食事や運動など毎日の生活習慣が関わっています。腎臓に負担を与えるような生活習慣を改善しながら、機会があれば精密検査を受けるといいでしょう。

要検査で受診したのに10数年もの間、医師は問題ないと言うのは心配です。他の医療機関で精密検査を受けてみてはいかがでしょうか。(医師)
腎臓は血液をろ過し、不要な水分や老廃物を尿として排出しますが、正常なろ過作業ができなくなると蛋白尿が出ます。できる対策としては、塩分を抑えたカロリー控えめの食事で、適度な運動を心がけてください。蛋白尿がでる場合は、足がむくみやすくなりますから、足のマッサージを行って血行をよくしたり、横になる時は少し足を拳上した状態で休むようにしてください。(医師)
腎臓の機能が低下している可能性がある場合、食事や運動に注意が必要です。医師の診察を受けて、且つ経過観察なのであれば要治療の域ではないのかもしれませんが、規則正しくバランスの摂れた食事を心がけてください。可能でしたら運動も行うと改善できるかもしれません。(泌尿器科・看護師)

隠れた病気としては、腎臓機能の低下が気になります。精密検査の必要性について担当医と相談なさることをおすすめします。

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