一度肺炎にかかると、再び肺炎になりやすくなる?

  • 作成日:2016.05.30
  • 更新日:2017.01.11
健康

肺炎は風邪と違い、肺に炎症が起こり肺そのものに大きなダメージを与える病気です。一度肺炎を患った人は、肺炎にかかりやすい身体になってしまうのでしょうか。医師や看護師さんのご意見をうかがってみましょう。

30代男性からの相談:「去年軽い肺炎と診断。肺炎の既往があると肺炎を起こしやすい身体に?」

去年の秋頃に咳が出ても熱は出ない症状が2週間続き、心配になり病院に行き、先生から肺炎の軽い症状だという診断を受けました。薬で治す事が出来たのですが、咳が出て2日以上続くと、また肺炎になるのではと不安になってしまいます。やはり一回肺炎になると、肺が弱って再び肺炎を起こしやすくなるのですか。(30代・男性)

肺炎になるのは、体力や免疫力の低下が大きく関係

肺炎になりやすい人というのは、過去に肺炎にかかったことのある人というわけではないようです。肺炎の原因は細菌やウイルスによる感染なので、本人のもつ体力や免疫力が鍵になります。

肺炎は細菌やウイルスによって肺が炎症を起こした状態で、風邪とは異なります。熱や咳が出ない場合もあり、風邪と比べて症状が長引くのが特徴です。肺炎は重症化しやすく死亡率も高いので、罹患したら抗生剤などで適切な治療を行う必要があります。1回罹患したからといって、肺そのものが弱ることはないでしょうが、抵抗力がなければ何度も感染しやすくなりますし、そのたびに肺は、ダメージを受けるでしょう。(医師)
一度肺炎になったからと言って、再び肺炎になるということはありません。もちろん、肺炎の完治直後は肺が弱っていると言えなくもないですが、どちらかというと肺がどうこうというよりも肺炎によって体力が消耗されているので体調を崩しやすいと言えるでしょう。肺炎になりやすい人は、もともと気管支や肺が弱かったり、体力や免疫力の低下がある場合です。(看護師)
35歳でおそらく初めての肺炎ということなので、体力や免疫力が常に低いわけでもないと考えらえますし、肺炎になりやすい日常生活を送っていたわけでもないでしょう。肺炎は治ってからも、咳が数日続くものなので気にする必要はないでしょう。(看護師)

普段から細菌やウイルスに強い身体を作る!

肺炎を予防するために、普段から細菌やウイルスに感染しにくい身体作りを心掛けましょう。また、風邪の症状を長引かせないことも大切です。

肺炎になるのは細菌やウイルスによる感染ですが、子どもやお年寄り、体力が落ちている時や、抵抗力が弱っているときに感染しやすくなります。感染を防ぐには日頃からうがい手洗いを行い、できるだけ規則的な生活で、適度な運動を心がけましょう。またバランスのとれた食事、充分な睡眠をとるようにしてください。風邪をひいたかなと思ったら、早めに病院を受診しましょう。(医師)

肺炎を患った経験のある方は、ちょっとした咳でもまた肺炎になったらどうしよう…と心配になりますよね。大切なのは、普段から免疫力を上げておくことです。また早めの受診を心掛けておくと安心です。

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