喘息がある場合、インフルエンザ予防接種はするべき?

  • 作成日:2014.10.03
  • 更新日:2017.11.07
健康

インフルエンザの予防接種に使われるワクチンには、卵由来の成分が含まれているため、卵に対するアレルギーを持つ人にとっては、インフルエンザ対策は悩みの種。

今回は、アレルギー性の気管支ぜんそくがあり、予防接種をためらうものの、インフルエンザにかかった時の重症化も心配している男性からの質問です。

40代男性からの相談:「インフルエンザとぜんそく」

アレルギー性のぜんそくという持病があり、以前の経験からも予防接種は不安。とはいえ、インフルエンザにかかった場合はぜんそくの発作もひどくなるのではないかと悩む男性からの相談です。

ずっと気になっていたのですが、私は小さいときからアレルギー性気管支ぜんそくでインフルエンザの予防接種を受けたことがありません。

ただ、小学校の時一度だけ、いつもと違う病院の人が来て予防接種を打たれたことがあります。そのときはぜんそくの発作が起きて、大変な目にあいました。

私のような気管支喘息を持病で持っている人がインフルエンザにかかったとき、ぜんそくの発作もひどくなったりするのでしょうか。あと、ぜんそくの薬とインフルエンザの薬と併用しても問題ないのでしょうか。

ぜんそくのある人は、基本的には予防接種の検討がベスト

ぜんそくを持っている人がインフルエンザにかかった場合、発作が重症化する危険があります。そうなると命にかかわりますから、基本的には予防接種を受けることが望ましいようです。受けられない場合は、もしもの対策に細心の注意が必要です。

一般的に喘息がある方へのインフルエンザの予防接種は推奨されています。何故なら、喘息などの慢性的な呼吸器疾患がある人は、おっしゃる通り、インフルエンザにかかると重症化しやすいからです。(看護師)

もし卵に重篤なアレルギーがあり、予防接種が難しい場合は、インフルエンザシーズンは体調管理を心がけ吸入薬をいつでも準備しておくと良いでしょう。(看護師)

卵アレルギーとの兼ね合いは、リスクとメリットを医師と相談して

卵アレルギーにも重篤なものから軽微なものまであります。また、年数の経過に従ってアレルギー反応の程度が変化していることも考えられます。そこで、卵に対するアレルギーのある人でも、現時点において発作が重篤化するリスクのほうが重大であると判断されれば、予防接種を受けるのが賢明かもしれません。

では、卵アレルギーがある人はインフルエンザの予防接種が絶対禁止なのかといえば、そうではありません。卵を食べて、ショック症状やただれる程皮膚が赤くならなければ、医師と相談して接種が可能でしょう。(看護師)

もし成人してから食品に対してのアレルギー検査をしたことがなければ、一度明確にしておく事をお勧めしますよ。(看護師)

今後インフルエンザの予防接種をする際は、小学生の時のエピソードを医師に知らせて、許可がおりてから行うと安全安心だと思います。(看護師)

どんな治療法にもリスクとメリットがあり、医師と相談のうえ比較衡量して決定しなければならないのは同じです。

大人の喘息発作は命にかかわる危険があるため、よく考えて最善の方法を見つけてください。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>
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