コレステロールが基準より低い…身体に悪影響はある?

  • 作成日:2016.01.19
  • 更新日:2017.09.01
健康

健診で指摘されることの多いコレステロール値。
高いと要注意になるのはわかりますが、低い場合も健康に問題が出てくるのでしょうか。
相談者の男性からの悩みに、専門家が回答しています。

スポンサーリンク

20代男性からの相談:「低コレステロールは健康に悪影響?」

2年ほど前に健康診断を受けたところ、コレステロール値が標準よりもかなり低いという結果になりました。医師からはコレステロール値の指摘だけで詳しいことは何もいわれませんでしたが、コレステロールが低いと身体にどのようなな影響があるのでしょうか?昔からやせ形で体重が増えにくいことも関係しているでしょうか?現在は身長168cm、体重52kgです。(20代・男性)

相談者の男性がコレステロールが低いことで医師からの指摘を受けたのはなぜなのでしょうか。
まずはコレステロールが身体にどのような影響を与えているのかをみていきましょう。

コレステロールの役割とは


コレステロールは、食べ物からの摂取と、肝臓で作られています。

わたしたちの身体は、いくつもの細胞によってできています。
その、身体を構成している細胞は「細胞膜」に覆われていて、膜で細胞の内部を保護しながら、細胞外とのやりとりを行い、エネルギーを摂りこみます。

コレステロールはその「細胞膜」をつくる材料となります。

また、ホルモンの分泌にも役立ち、胆汁酸という消化吸収を助ける物質の材料にもなります。

コレステロールには「善玉」「悪玉」の2種類がある

実はコレステロールには「善玉(HDL)」「悪玉(LDL)」コレステロールの2種類があります。

善玉(HDL)コレステロールは、血液に残ったコレステロールを回収して、ホルモンや胆汁酸の材料になります。

血液中に残っていても身体に悪影響は与えません。

一方の悪玉(LDL)コレステロールは、善玉(HDL)コレステロールを身体のなかで運搬してくれます。
しかし、血液中に残って血管にのこって酸化すると、動脈硬化を招いてしまうケースもあります。

動脈硬化は、脳梗塞などの命に関わる病も引き起こすことがあるので、注意が必要です。

専門家の回答

コレステロールは私たちの身体には欠かせないものです。コレステロールの役割は、体内の細胞膜を構成したり、ホルモンや胆汁(消化液)の材料になります。悪玉コレステロール(LDL)善玉コレステロール(HDL)に分類され、LDLは血液中のコレステロールを全身に運搬し、HDLは血液内に残ったコレステロールを回収して肝臓に運び、ホルモンや胆汁の材料となります。(看護師)
コレステロールは身体に悪いものと考えられていますが、細胞やホルモン生成に必要な大切なものです。過剰になると動脈硬化を進めてしまいますが、あまりに少ないのも問題です。まずは食事のバランスを見直して3カ月ほど取り組み、再度、内科で血液検査を受けてアドバイスをもらってはいかがでしょうか。(医師)
LDLもHDLも大切な役割をしていますが、LDL値が高くなると血管を酸化させ、動脈硬化などの血管疾患を引き起こすために悪玉と呼ばれています。コレステロールは肝臓で7割が生成され、3割は食べ物などから摂取します。どちらかが高いか低いかが問題ではなく、LDLとHDLの比率(LH比)が重要になり、LH比が2以下になるのが理想です。(看護師)

どのくらいの基準値が理想的?

善玉、悪玉のコレステロールはともに身体に必要な成分であることがわかりました。

では、コレステロールの数値はどのくらいが理想的なのでしょうか。

先ほども説明したように、悪玉コレステロールは増えすぎると動脈硬化にも繋がります。
悪玉コレステロールが増えすぎないよう善玉コレステロールとのバランス(LHバランス)に気をつけましょう。

コレステロールの基準値は下記になります。

コレステロールの基準値

総コレステロール値 140~219mg/dl
悪玉コレステロール値 70~140mg/dl
善玉コレステロール値 40mg以上

善玉コレステロールは39mg/dl以下、悪玉コレステロールは60mg/dl以下で低コレステロールと診断されます。

低コレステロールになるとどんなことが起こる?

善玉コレステロール値が低く、悪玉コレステロールが多い場合には、不要なコレステロールまで悪玉が運搬してしまって、動脈硬化に繋がることもあります。

また、悪玉コレステロールが低い場合においても、身体に上手くコレステロールを運搬できないことで栄養不足や肝臓、血管の疾患を起こしたり、消化吸収能力の低下などの可能性も考えられます。

専門家の回答

HDLコレステロールとLDLコレステロールのバランスはいかがでしょうか。ただ単に基準値より低いだけで異常とはいえませんが、HDLとLDLのバランスによっては食事療法や内服治療が必要なこともあります。(医師)
総コレステロール値が低い場合、自殺率が高くなるという説もあり、ホルモンが生成されにくくなるため身体が疲れやすくなります。低めということなら、コレステロールを含むものを多めに、バランスのとれた食事を心がけることで改善されるでしょう。今回の検査結果が2年前のものでしたら、今後も定期的に検査を受けて栄養状態をチェックしてください。(看護師)
コレステロール値で問題になるのは一般に高い方ですが、実は低い方にも病気が隠れていることがあります。代表的なものではコレステロールを作る肝臓の病気や、栄養を過剰に消費してしまう甲状腺機能亢進症、アルコール依存や過剰なダイエットによる栄養障害などです。(医師)
LDLが少ない場合、栄養不足や甲状腺機能亢進症、肝臓疾患が考えられ、HDLが少ない場合は、動脈硬化などの血管疾患を起こしやすくなります。(看護師)

低コレステロールになってしまう原因とは


では、低コレステロールになってしまう原因はどこにあるのでしょうか。

主な原因は、下記のような生活習慣があります。

  • 食事の量が少ない
  • ダイエットをしている
  • 摂取カロリー以上に消費カロリーが高い

食生活や生活習慣が原因となっているケースのほかに、下記の病気がもととなり、コレステロール値が低くなっていることがあります。

  • 甲状腺機能亢進症
  • 肝硬変
  • 低栄養素(末期がんなど)

気になる方は、コレステロールの数値だけでなく、検査を受けるようにしましょう。

コレステロール値を上げるためには

コレステロール値を上げるためには、食生活を改善していきましょう。

卵黄や焼たらこ、レバーなど、コレステロールを多く含む食品がオススメです。

また、悪玉コレステロールが低い場合には、栄養が豊富でカロリーも高い肉や魚、乳製品なども積極的に摂取しましょう。

もちろん、偏った食生活は身体によい影響を与えません。
バランスの良い食事を心がけてください。

そのほかにも、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを見直したりということも大切になってきます。

コレステロールは低すぎても身体によくない

コレステロールは、善玉でも悪玉でも、低いと身体によくありません。

もちろん、高すぎても問題です。

相談者の男性のように、低コレステロールと指摘を受けた方は、まずは食生活を改善してみてはいかがでしょうか。

それでも数値が変わらない場合には、先ほども説明した甲状腺や肝臓、栄養素の病気の可能性もあります。
医療機関を受診するようにしましょう。

【11月最新】血圧・コレステロールサプリランキング
製薬会社エーザイが開発した血圧サプリ
>>詳細はこちら
世界に認められた最高金賞のDHAサプリ!
>>詳細はこちら
野菜の力を含んだ日本唯一の特定保健用食品!
>>詳細はこちら
この記事を「いいね!」する

スポンサーリンク

血圧・コレステロールを下げたい方におすすめ!

【上130以上は注意!】血圧下げる一番効率の良い方法まとめ

医師から高血圧寸前の宣告を受けた方必見!血圧を下げる1番効率の良い方法を紹介します!

【数値が高いと危険】正常値まで悪玉(ldl)コレステロールを下げる方法まとめ

コレステロールを下げるために運動や食事を気にしている暇なんかない!そんな方のためにコレステロールを下げる1番手軽な方法を紹介します!