酒を飲んだ方がよく眠れる…睡眠に悪いと聞くが本当か?

  • 作成日:2016.01.18
  • 更新日:2017.02.10
メンタル

アルコールが睡眠によくない影響を及ぼすということは、広く知られた話です。ところが、アルコールを毎日飲んで、毎朝すっきり起きられるという男性から、この点についての質問が寄せられました。真相はいったいどちらなのでしょうか。

30代男性からの相談:「アルコールを飲むと眠りが悪くなるのは本当?」

アルコールを飲むと眠りが悪くなる、とよく聞きます。夜勤がある仕事なので夜勤以外では毎日アルコールを飲んでいます。気分よくなるまで飲むのが習慣なので、ベッドに横になってからの寝つきもいいですし、朝起きるのもすっきりと起きられます。すっきりと目覚めるのは小さい頃からで、アルコールの影響を受けているような印象はまったくありません。睡眠時間はだいたい6時間くらいです。もしアルコールを飲まなければさらにすっきり目覚めることができるのでしょうか。最近、特に気になってきていたのでアドバイスいただければと思います。(30代・男性)

摂取アルコール量が体質に合っている可能性も

適量のアルコールは寝つきをよくしますが、摂りすぎは眠りの質を低下させます。現在、毎日飲んでいるアルコールの量が、体質に合っており適量であるため、寝つきも目覚めもよいのかもしれません。

摂取するアルコールの量と、アルコール分解に関連する体質によると思いますが、現在、摂取しているアルコールが適量なのかもしれません。健康診断などで肝臓の数字が正常範囲であれば、そのまま継続してもよいと思われます。(看護師)
適量はそれぞれですが、目安としては、ビールなら中ビン2本、日本酒(15度)で1合程度、焼酎(25度)なら約110ml程度です。(看護師)
アルコールは、少量でしたら血行をよくし、たしかに寝つきがよくなります。しかし、摂りすぎは深い眠りを妨げ、アルコールの利尿作用によって中途覚醒しやすく、よく眠れたと思っても、眠りの質が悪く実際には睡眠不足の場合があります。また、催眠効果があるのは最初の方だけですから、次第に飲酒量が増え、依存症に陥る場合もあります。(看護師)

依存予防と将来のために飲まずに寝る日を

寝る前にお酒を飲むことが習慣になると、飲まなければ眠れない状態になり、やめられなくなってしまう可能性も。また、年齢とともに肝臓への負担が出てくる可能性もあるため、今から定期的に飲まずに眠る日を作っておくのがよいようです。

ただし、習慣性には注意する必要があります。寝る前にお酒を飲む、という習慣が身についてしまうと、いざというときに禁酒できなくなってしまいます。習慣というのは環境の影響を大きく受けるので「夜勤のときには飲まずにいられるから大丈夫」と思っていても、いざ自宅で寝るときにはお酒を飲まずに寝られなくなるということです。(看護師)
今後、年齢が上がると、今までの飲酒量でも効きが強くなったり、肝臓への影響が将来的に出てくる可能性があります。将来のことを考えて週に2日ほど飲酒せずに眠る日を作ってはいかがでしょうか。(看護師)

適量のアルコールは寝つきをよくし、飲み過ぎは眠りの質を低下させます。適量を守るとともに、飲んで眠るという習慣がついてしまわないように注意し、将来の健康のためにも週に2日ほど飲まずに眠る日を作っておきましょう。

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