これがパニック障害?ある日を境に激しい動悸が…

  • 作成日:2016.01.01
  • 更新日:2015.12.24
メンタル

緊張した場面や驚いたときなど、誰でも心臓がドキドキして動悸を感じることがあります。しかし、ある特定の場所や似たような場面で決まって激しい動悸が起こる場合、パニック障害の可能性があるのでしょうか。

30代男性からの相談:「同じような場面で動悸が起こるのは、パニック障害か?」

以前、歯の治療中に突然の動悸に襲われ、それ以来、歯医者に向かう度に動悸が激しくなります。また電車やバスに乗ったときも同じ症状が出て、時間が経つと何事もなかったかのように治まりますが、パニック障害でしょうか。症状が出ているときはパニックというか、不安にさらされている感じになり、動機が激しく血圧も上昇している気がします。身体全体が変に熱く、症状が治まった後の倦怠感や疲労感は相当なものです。(30代・男性)

パニック障害とは?

恥ずかしい経験などがトラウマとなり、同じような場面に遭遇すると激しい動悸やめまいなどが現れ、どちらかというと神経質な性格の人に起こりやすいようです。発作が起こると心拍数が上がるため、疲労感や倦怠感を感じることもあります。

パニック障害は、限られた空間で緊張したり恥ずかしい思いをしたことがトラウマとなり、人の目が気になったり急に不安になることで動悸や目眩や息苦しさなどの症状が現れます。電車やエレベーターなどの狭い空間、逃げ場のない場所で発作が起こりやすくなります。歯医者で起こった動悸がトラウマとなり、違う場所でも同じことが起こるのではないかという不安からくるものでしょう。(看護師)
パニック発作の可能性があります。以前は不安障害といわれていましたが、何もないときは落ち着いているという点から、慢性の不安障害ではなくパニック発作に該当すると思います。動悸や身体が熱くなる感じは、自律神経のうち交感神経が活発なときに起きる症状で、運動していなくても心臓は走ったときと同じぐらい早く動きますので、その後は疲労感を伴うこともあります。(医師)
パニック発作が出やすい人は神経質な性格で、周囲によく見られたいという気持ちが強いことが多く、裏を返すと恥ずかしい所を人に見られたくないということです。何も起きていないのに、恥をかいたらどうしようという考えが先に立つため、一度発作が起きると同じような状況になったときに不安が強くなってしまいます。これを予期不安といいますが、実際は予想していたような恥ずかしいことは、まず起こりません。(医師)

治療は服薬や行動療法など

パニック障害の場合、抗不安剤の内服や行動療法などで治療が行われるようです。

治療は抗不安剤を使用することもありますが、わざとパニック発作が起こるような状況に身を置き、何も起きないということを体感するという行動療法もあります。日常生活で支障が出るようでしたら一度、心療内科や精神科で相談してみてください。(医師)
なるべく緊張する場面を作らないこと、電車やバスに乗るときは時間に余裕を持って、気分が悪くなったらすぐに下車して休むようにしましょう。自己判断はよくないですし、この場で正確な診断はできないため、一度、心療内科や精神科のカウンセリングを受けてください。(看護師)

特に周囲の視線を気にしすぎるなど神経質な人は、不安が増幅してパニック障害を起こしやすいようです。まずはきちんと診断してもらうため、一度、病院を受診すると安心ではないでしょうか。

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