経過観察中の胆嚢ポリープが気になる…詳しく検査すべき?

  • 作成日:2015.12.12
  • 更新日:2015.12.03
健康

健康診断のたびに同じ項目が引っかかるとなると、経過観察だけでよいといわれても、どうしても気になってしまいます。長い付き合いの胆嚢ポリープ、一度詳しく検査しておくべきでしょうか。

50代男性からの相談:「経過観察だが、胆嚢ポリープが気になる」

かなり前から健康診断のたびに、エコー検査の結果に「胆嚢ポリープ」という所見があり、精密検査は必要なしで、経過観察だけしておけばよいということです。大きさは1cmほどで、検診の問診のときに医師に聞いてみると、以前に比べて大きくなってはいないので、特に問題はないとのことですが、ずっと気にはなっています。何の自覚症状もないので、次の健康診断まで忘れていることが多いのですが、一度、専門の病院で詳しく検査してもらった方がいいでしょうか。(50代・男性)

定期健診を受けきちんと経過観察していれば心配なし

きちんと経過を観察し、大きくなるなど癌(がん)化の兆候がない場合は、あまり気にやむ必要はないようです。

胆嚢ポリープには、腫瘍性と非腫瘍性があります。腫瘍性のポリープは、胆嚢内腔の粘膜細胞が増殖して起こります。非腫瘍性のポリープは、胆汁の中のコレステロールが胆嚢粘膜に付着してでき、癌になることはありません。(看護師)
ポリープの大きさが10mm以下で、数が多いものはコレステロールポリープと考えられ、定期的に検査をして、大きくなっていないか、癌化の兆候がないか経過をみます。大きさが10mm以上で、ポリープの芯が太いものは、癌を疑い、さらに精密検査を行います。(看護師)
胆嚢ポリープは多くが良性のもので、必ずしも手術が必要な状態ではありません。まれに癌化するものも存在しますが、健康診断を定期的に受けていらっしゃるようですので、お腹の超音波検査の結果、大きくなったりしていないため、手術は不要という判断をされたのでしょう。(看護師)

どうしても気になる場合は、検査を受けて安心を

今のところ経過観察で大丈夫といわれていても、どうしても気になるようであれば安心のために、一度、受診してきちんと検査してもらうのが近道かもしれません。

ポリープだけとることはできず、胆嚢摘出術という手術が必要になってきます。胆嚢は肝臓で作られた胆汁を蓄える袋のようなものです。なくても生活に支障はありません。大きさが10mmを越えるものであれば手術という選択肢もないこともないですし、気になるようなら専門の病院を受診して精密検査を受けてもよいかもしれません。何もないかもしれませんが、その安心を得るためには、やはり受診する以外にはないと思います。(看護師)

健康診断のたびに指摘され、経過観察とされる胆嚢ポリープは、癌化の兆候がないことを確認さえできていれば心配する必要はありません。とはいえ、どうしても心配だという場合は、思い切って精密検査を受けたほうが安心できるかもしれません。

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