足がムズムズして眠れない…不快なむずむず脚症候群は治る?

  • 作成日:2015.11.24
  • 更新日:2016.11.24
健康

むずむず脚症候群というのは、睡眠障害の一種で就寝中に足がむずむずとしてきて非常に不快な思いをするようです。この聞きなれない症状の原因と対処法とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

50代男性からの相談:「むずむず脚症候群と診断。薬で症状は治まるのか?」

高血圧でアムロジピンOD錠、尿酸値が高くアロプリノール錠を服用中です。最近、足のふくらはぎがむずむずして夜中に目が覚める日が続き、睡眠外来で医師からむずむず脚症候群と診断されました。 ビ・シフロール錠が処方され、これをずっと飲むしかないと医者にいわれました。このまま服薬し続ければ症状は抑えられるのでしょうが、完治する方法はないのでしょうか。また足にむくみの症状が出ていますが、これについて医師は関係ないといっています。(50代・男性)

神経伝達物質であるドーパミンや鉄分が不足

むずむず脚症候群は、ドーパミンや鉄分が不足して起こるといわれています。治療に処方されるビ・シフロールはドーパミンに似た働きがあり、むずむず脚症候群では多くの人に症状を抑える効果があるとされています。

むずむず脚症候群は別名レストレスレッグス症候群とも呼ばれ、就寝中に虫が這いずり回っているような感覚、人によっては針でチクチク刺されているような感覚があり、とても不快なものと思います。原因は、運動機能のコントロールに関わるドーパミンの機能障害によるものや鉄分不足といわれており、鉄分はドーパミンの合成に関係しているため、鉄分不足だと、むずむず脚症候群になりやすくなります。別の病気を患っているとの事で、向精神薬などの副作用による二次性レストレスレッグス症候群の可能性も考えられます。(看護師)
原因ははっきり解明されていませんが、遺伝や鉄分の不足、脳のドーパミン不足などが考えられています。神経伝達物質であるドーパミンは、神経の興奮を抑える効果があります。むずむず脚症候群は不眠症、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、概日リズム障害、夢遊病、などの不眠症の一つで立派な病気です。そのため、睡眠専門医としっかりと治療に励んでください。(医師)
ビ・シフロールは、むずむず脚症候群によく使用される薬で、その効果は約8割の人にあるとされています。この薬は、脳中でドーパミンに似た動きをするドーパミン作動薬の1種なので、足を勝手に動かしてしまう運動神経の過剰な興奮を抑えることで症状を抑えます。 (医師)

食事と生活習慣について

むずむず脚症候群を抑えるためには、日頃の食事で鉄分摂取を心がけ、またタバコやアルコールは控えた方がよいと医師や看護師さんは説明しています。

ビ・シフロールはドーパミンの機能を高める作用があるため、鉄分を多く含む物を摂るように心がけドーパミンの働きをよくしましょう。鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄に分けられ、ヘム鉄はレバーや卵黄や魚類など動物性の物に含まれます。非ヘム鉄は、ほうれん草、モロヘイヤや海藻類など植物性の物に含まれていますが、どちらもバランスよく食べなければなりません。また、鉄分はビタミンCやたんぱく質、クエン酸と一緒に摂ると吸収率が高くなります。(看護師)
医師がいうように足のむくみとは関係ないですが、むくみやすいのなら足首を回したり屈伸運動を行い、足の血行をよくしてください。(看護師)
生活で見直すことは、カフェイン・タバコ・アルコールを控える、鉄分が足りないなら食事で摂取量を増やす、適度な運動やマッサージがすすめられています。多くの人が鉄分不足になりがちな傾向にあるため、意識的に摂取するようにしてください。(医師)

むずむず脚症候群は、ドーパミンや鉄分が不足すると起こりやすいようです。処方された薬の内服と並行して食事でも鉄分摂取を心がけ、日常生活では喫煙しているなら控えた方がよいでしょう。

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