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2015/10/13

自慰を我慢するのは身体にいい…これってホント?

自慰を我慢するのは身体にいい…これってホント?

最近、ネットなどでよくみかける「自慰行為を我慢すると身体にいい」という噂は本当なのでしょうか。また「座った姿勢での自慰行為はよくない」といった話もあるようです。本当のところはどうなのでしょうか。医学的に根拠があることなのでしょうか。専門家に聞いてみました。

10代男性からの相談:「自慰行為による影響について」

自慰を行わないと身体によい影響がある、という意見をネットなどで見かけます。髪の毛が増えたり、顔つきが変わるといったことのようですが、本当に起こるのでしょうか。また、自慰行為を座りながらすると身体によくないとも聞きました。もし本当なら、どんな悪影響があるのでしょうか。身体に負担をかけにくい仕方についてもご教示願います。(10代・男性)

医学的根拠なし。よいとも悪いともいえない

自慰行為の我慢が身体によいという医学的根拠はないようです。とはいえ、やりすぎてもデメリットがあり、どちらがよいということではないようです。

自慰をしないとテストステロンが増え、ジヒドロテストステロンが減り、身体によいことが増えると書いてあるサイトが複数ありますが、自慰や射精とホルモンを測定した医学的文献は見当たりませんでした。ただ、全く自慰をしないと生存期間を過ぎた精子が残り、正常な精子の動きを妨げ、不妊の一因になるという説もあり、身体によいとも悪いともいえません。無理に自慰をする必要も、止める必要もないと思います。(医師)
マスターベーションの利点はいくつかあります。性欲をコントロールできる点と、自然に身体に吸収される古い精子を定期的に射精することで、積極的に新しい精子が作られる点、射精の感覚がつかめる点や、前立腺癌(がん)の予防になるという意見もあります。(看護師)
欠点としては体力を消耗する、罪悪感に駆られる、頻回に行うと一時的に精力が落ちる、間違ったやり方だと性行為で射精できなくなる、ペニスを傷つけたり、変形が起こる場合などがあります。(看護師)

ソフトな刺激で自然に。よくないのは座る姿勢ではなく、強すぎる刺激

自慰は自分の手でソフトな刺激で行いましょう。座る姿勢は問題ないようです。避けるべきは、強すぎる刺激です。

マスターベーションをするときは自分の手で、できればコンドームをつけて、女性の膣に近い、ソフトな刺激で行ってください。最初は快感不足で物足りないでしょうが、かといって強い刺激を求めれば、身体にも負担をかけます。自然なやり方で行ってください。(看護師)
自慰の体位は、特に身体へは影響しないと考えられます。ただし、刺激が強すぎる自慰に慣れてしまうと、将来、女性との性交渉で射精に至らない膣内射精障害になることもあるので気をつけましょう。(医師)
座った姿勢での射精は精液の通り道が屈曲しやすいため、場合によっては精液がスムーズに通らない可能性もありますが、ほとんど問題ありません。(医師)
座りながらするというより、布団や床に擦りつけるようなやり方は刺激が強いため、通常の性行為では射精できなかったり、性器を傷つける場合があります。(看護師)

自慰の我慢に医学的根拠はないようですね。とはいえ、やり過ぎもよくありません。正しいやり方は自然体。強すぎる刺激は避けて、ソフトな刺激で行うように心がけましょう。

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