メンタル

2015/10/06

日々の忙しさや将来の不安から不眠状態に…もしかしてうつ病?

日々の忙しさや将来の不安から不眠状態に…もしかしてうつ病?

忙しい毎日だからこそ、しっかりと良質な睡眠をとりたいものです。しかし、いろいろな不安が頭にあふれてきて眠れない場合、治療を要するほどの症状なのかどうか、どうやって判断したらよいのでしょうか。

20代男性からの相談:「就活や論文などの忙しさ、将来への不安で眠れないのは、うつ病だからでしょうか?」

私は大学院生です。日々の大学での発表や就職活動、修士論文に追われ、忙しい毎日を送っています。考えても意味がないと頭ではわかっているのですが、「自分は就職できるのか…」などと悶々と考えては不安になり、ここ1カ月ほど慢性的に不眠状態が続いています。私はもしかしてうつ病か何かの病気なのでしょうか。(20代・男性)

誰にでもあることだが、うつ病と診断される可能性も

やらなければならないことがたくさんあるときは誰でも混乱しがちです。病的な状況に陥らないために、毎日積み上がった課題を、いったいどうやってコントロールすればよいのでしょうか。

就職活動や修士論文を前に憂鬱な気持ちになることは、誰にでもあると思います。しかし、それがきっかけで日々が楽しくなくなったり、好きなものを食べてもおいしく感じなかったり、睡眠困難な症状が続くようなら、うつ病と診断されることがあります。つまり、憂鬱な気分が日常生活や社会生活に支障をきたすほどの病的な状態になります。(医師)
先のことではなく目の前にあることを考えるようにしてください。アレもコレもしなければと思うと、頭がパニックになり何も手につかなくなります。やることがたくさんある時は、後回しにできるものは、できるだけ後回しにしましょう。そうすることで不安な気持ちが少しは和らぎます(看護師)
パニックにならないために、まずはやらなければならないことの優先順位をつけること。
物事は
①緊急(締切が近い、または締切が過ぎている)かつ重要なもの
②緊急だが重要性が低いもの
③重要だが、緊急性が低いもの
④緊急でも重要でもないもの
と大まかに4つに分類されます。(看護師)
一つ終えたら、いったん休むなり自分の好きなことをして気分転換するなりして、生活の中で区切りをつけることが大切です。一つの仕事が終わったのだから、次の仕事のことは考えないこと。寝るときは落ち着ける、リラックスできる音楽を聞いたり、アロマなどを利用して、くつろげる環境を作るようにしてください。そうすることで自律神経を休めることができ、眠りに入りやすくなります。(看護師)

それでも改善しないなら、専門家の手を借りることも

多かれ少なかれ将来への不安は誰にでもありますが、睡眠不足や強い不安感を抱えながら生活するのはつらいもの。自分で改善・解消できないようなら、専門家の手を借りてみましょう。

忙しいと思うくらいやることがあるのは、自分のためでもありますが、必要とされている証拠。ありがたいことです。しかし、休んでもまったく休めない、眠れないというストレスなどで心身ともに疲れる場合は、心療内科や精神科のカウンセリングを受けてみてください。(看護師)
病的であるかないか、自分では判断が難しいこともあります。インターネット上のうつ病診断チェックリストなどで調べてみてください。ですが、相談者さんはすでに1カ月以上も睡眠に影響が出ているようなので、精神科を受診してみてもよいでしょう。(医師)
精神科には行きづらいと思う方が多いのですが、風邪で内科に行くのと同じようなものです。いきなり薬物治療ではなく、カウンセリングから始めて原因を明確にしたりすることもありますので、安心して受診しましょう。(医師)

病的なものかどうか自分で判断するのは難しいようですが、今の状況を変えるために、不安を吐き出してしまえるカウンセリングから始めてみるのもよいようです。自分ひとりで抱え込まず、二人三脚で治療を行っていきましょう。

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