健康

2015/10/03

あせもがかゆい! 汗を掻いた時の予防対策とあせもに効く薬は?

あせもがかゆい! 汗を掻いた時の予防対策とあせもに効く薬は?

汗をかく季節にやっかいなのは、あせもです。皮膚がかゆいあまり、つい血が出るまでかきむしって肌の表面を傷つけてしまうという人も少なくありません。あせもを防ぐおすすめの予防方法はあるのでしょうか。また、できてしまった時の対策、どうしたらよいのでしょうか。

30代男性からの相談:「皮膚がかゆい!辛いあせもをどうにかしたい」

気温が上がると汗をかきやすい体質で、夏場はあせもができます。特に脇の下や首周りなど、汗をかきやすいところにできやすいです。 一度かいてしまうと、かゆくてたまらず、夜寝れないくらいかゆみを帯びることもあり、化膿したり爛れたり出血したりと皮膚炎のような症状になってしまいます。生まれつきアトピー性皮膚炎や皮膚病などの皮膚アレルギーはないのですが、ドラッグストアで買った市販のかゆみ止めの薬を塗ってもあまり効果が無く、症状の改善は見られません。慢性的なものですが、有効な塗り薬や対処方法などあれば教えてください。(30代・男性)

肌の汗腺が詰まるとかゆみに。こまめに拭き取って

汗腺、汗管に汗が詰まると、炎症を起こしてかゆみになります。汗をかいたら、こまめにふき取ったり、服を着替えるようにしましょう。

肌に赤いブツブツが出来て痒みが発生する症状を汗貯留症候群又は紅色汗疹(こうしょくかんしん)と言い、一般的に汗疹(あせも)と呼ばれています。この汗疹は、汗腺という汗の出る部分が詰まって汗が皮膚の下に溜まり、水ぶくれや炎症を起こした状態です。炎症を起こすため、かゆみがでます。ひっかいてしまうと皮膚のバリアが壊れて、さらにかゆみがひどくなり、悪循環に陥ります。悪化して黄色ブドウ球菌が感染すると伝染性膿痂疹(通称:とびひ)に発展していまう恐れがありますので注意して下さい。(内科医師)
汗は身体の体温調節のため、必要なものです。汗を止めるのではなく、皮膚で起きている炎症を抑えるのが適切な治療方法です。(内科医師)
汗をかいたらこまめに拭きとり、制汗デオドラントシートなどで皮膚を清潔に保ってください。(看護師)
できれば、汗をかいた服は着替えるようにしてください。汗をかいたままにしておくと汗官や汗腺に汗が蓄積してあせもを引き起こすだけでなく、菌などの悪化因子が繁殖して皮膚の炎症を悪化させ、かゆみを強くしたり、赤いぶつぶつが広がったりします。(看護師)
肌着は、肌触りが良く汗を吸収しやすい通気性のよいものがよいでしょう。汗をかいたあとはなるべく早くシャワーや入浴をしてキレイに洗い流しましょう。(看護師)
入浴時は、ぬるめのお湯(38度以下が望ましい)で身体を洗うようにしてください。熱いお湯は患部を刺激し、かゆみを強くする原因になります。(看護師)

冷やしてかゆさを低減し部屋は清潔に。薬はスロイドが抗ヒスタミン効果的

かゆい時は、我慢して掻くより冷やしましょう。ダニやホコリ等も菌の繁殖の原因やあせもの悪化に繋がるので部屋も清潔にするように心がけてください。塗り薬はステロイドやヒスタミン成分が入ったものが効果的です。

赤いブツブツができてかゆみがでても、できるだけ我慢してください。掻きむしると皮膚を気づ付け悪化させて出血、化膿などの原因になります。体温が上昇すると痒みの原因となるヒスタミンが分泌されます。これを防ぐために冷たいガーゼやキメ細かいタオルでおさえ、かゆみのある部分の体温を下げて炎症を抑えてください。(看護師)
身体が温まると、ヒスタミンが分泌されてあせものかゆみを強くします。入浴後や布団に入ったときなどにかゆみが増したときは、冷たいタオルをかゆい患部に当てましょう。また、ダニ、ホコリ、カビといった細菌類もあせもの悪化因子になりますので、衣類、寝具はもちろん、部屋は清潔に保ちましょう。(内科医師)
よく薬局やドラッグストアで販売されている市販薬はステロイド入りのぬり薬です。ステロイドは炎症を抑える効果があります。ひっかいて化膿しているときにステロイドだけ塗ると細菌が増えることがあるため、抗生剤入りのステロイドを塗ります。(内科医師)
基本的に塗り薬に含まれるステロイド外用薬は、副作用を心配する量ではありませんが、非ステロイドを望まれるのであれば、ステロイド以外の炎症を抑える成分の入ったものを使用します。例えば抗ヒスタミン成分を含むジフェンヒドラミン入りのものが挙げられます。自然治癒力を送信すると言われている馬油を使ってみるのも良いでしょう。(内科医師)
ひっかいて出血などがあれば、皮膚科を受診して皮膚病感染の有無をみてもらい、適切な塗り薬を処方してもらうのがよいと思います。(内科医師)
暑くなると症状が悪化することもありますので、早めに皮膚科を受診した方がいいでしょう。(看護師)

かゆいあせもですが、掻き壊すと症状を悪化させます。患部は掻かずに冷やし、衣類などは清潔に保ちましょう。汗をかいたら、制汗シートでこまめに拭き取り、硬化性の高い薬を塗って改善を目指しましょう。

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