メンタル

2015/09/16

中年だが、片付けができないのは発達障害か?

中年だが、片付けができないのは発達障害か?

自分の部屋や会社のデスクなど、いつも綺麗に整理整頓できている人もいれば、そうでない人もいます。どうしても片付けが苦手で、すぐに散らかしてしまう人は、ただ単に性格の問題ではなく発達障害の可能性があるのでしょうか。

40代男性からの相談:「発達障害の可能性?どうしても片付けられない」

私は片付けが苦手で、自分の部屋や机の上、職場のロッカーやデスクも散らかっており、しかもそれを気にすることもありません。たまに片付けても、すぐに元の木阿弥となってしまいます。片付けができない人は発達障害の場合が多いと聞きましたが、本当でしょうか。私は40歳も超えて中年と呼ばれる歳ですが、今からでも発達障害の治療は可能なのでしょうか。(40代・男性)

ADHDは幼少期にはわからないことも

片付けられないというだけで発達障害と決めつけることはできませんが、確かにADHDなどの障害の特徴として片付けが苦手ということはあります。ADHDは幼少期には気がつかず、大人になってから診断される場合もあるようです。

片付けができないだけでは発達障害といえませんが、ADHD症候群(注意欠陥多動性症障害)、アスペルガー症候群(広汎性発達障害)、自閉症などの場合、片付けが苦手というケースが多くあるようです。アスペルガーや自閉症が幼児期から症状があるのに対し、ADHDは子どもの頃に症状があっても、怠け者や、しつけが悪いなどと誤解され、大人になって診断されるケースもあります。(看護師)

ADHDの代表的な症状

ADHDの場合、片付けられないこと以外にもいくつかの特徴があります。ADHDは脳の発達障害ですが、周囲の理解と協力を得て社会に適応していくことが可能で、また通院して適切な治療を受けることで改善することもあります。

ADHDの症状として、落ち着きがない・約束を守れない・集中力がない・仕事や作業を最後までやりとげられないなどあり、片づけができないのも大きな特徴です。しかしADHDの方は、自分の好きなことや興味のあることには驚くほどの能力を発揮することがあり、その能力を向上・維持することが大切です。発達障害について気になるようなら、精神科を受診してみてください。(看護師)
ADHDは片付けができないこと以外にも、落ち着きがなくそわそわしている、一つのことを最後までやり遂げるのが苦手、計画を立てられない、対人関係をうまく築けない、思いつきで行動するなどの症状があります。(内科医師)
ADHDの症状として当てはまるものがいくつかあり、症状のせいで家族との関係が悪化、また会社でも批判されてしまうようなら、治療をする価値はあります。ADHDは身体の病気と同じで、脳内の伝達物質のバランスの問題とわかっており、内服やカウンセリングで改善することがあり、治療開始の年齢は何歳でも特に問題ありません。(内科医師)
ADHDは脳の機能障害のため、完治することは難しいですが、社会生活に適応できるよう訓練を重ねてミスを防ぐようにしていきます。そのためには、周りの理解と協力が不可欠です。(看護師)

片付けられないだけでADHDと判断できませんが、他にもいくつかADHDの症状に当てはまることがあれば、可能性は否定できません。大人になってからでも治療は可能なようなので、はっきりした診断を受けるためには、一度、病院を受診してみるとよいのではないでしょうか。

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