多汗症

2015/08/24

流れるほどの汗っかきだけど、制汗剤は有効?

流れるほどの汗っかきだけど、制汗剤は有効?

汗っかきさんは、周りの人が思っている以上に気にしているものです。汗は時間が経つと、不快な臭いが出てくることがあるのが心配です。どのような対策をとれば、汗や臭いを気にせずに気持ちよく過ごすことができるのでしょうか。

40代男性からの相談:「多汗にも制汗剤は有効?よい対策は?」

季節に関係なく、軽い運動や車内の暖房などでもシャツに染みるほど汗をかいてしまい、臭いが気になります。薬局などで売られている制汗剤を使うことも考えましたが、流れるほどの汗では逆に制汗剤の香りと汗の臭いと混ざってしまい、もっと嫌な臭いになってしまいそうなのです。それでも制汗剤は使った方がよいでしょうか。それとも他に汗の臭いを抑えるような方法はあるものでしょうか。対策があれば教えてください。(40代・男性)

多汗の原因

多汗には様々な原因が考えられます。また汗の臭いの有無は汗腺の種類によります。発汗には身体調節機能があるので、制汗剤で抑えるよりも発汗で循環をよくして臭いを抑えるようにしましょう。

多汗の原因として、日常的に運動をしており、少しの体温上昇で発汗しやすくなる場合、肥満により、身体の脂肪が熱の放出を妨げて発汗しやすくなる場合、更年期のホルモンバランスの乱れによる場合、ストレスや緊張などにより自律神経が乱れ、身体の特定の部分だけに汗を多量にかく多汗症などが考えられます。(看護師)
汗には、臭う汗と臭わない汗があります。運動などをしてかく汗は、全身の肌に存在するエクリン腺から分泌されるもので、ほとんど無臭です。一方で、腋の下・耳・乳輪や陰部に存在するアポクリン腺から出る汗には様々な成分が含まれるので、皮膚に存在する雑菌に分解されて、ワキガのような特有の臭いが発生します。(看護師)
汗には、体温調整や皮脂・老廃物の排出などの作用があるので、制汗剤で抑えることはおすすめできません。汗は、かくことで循環されて質がよくなり、臭いも抑えられます。気にすると精神的発汗を促進させることもあるので、神経質にならないようにしましょう。どうしても気になるなら、皮膚科や麻酔科で多汗症の手術について問い合わせてください。(看護師)

多汗と臭いへの対処法

汗をかくと時間経過とともに臭いが出てくるので、早めの対策をとりましょう。入浴の仕方や汗を抑える過ごし方、食事に気をつけるのもよいでしょう。

汗をかくと、時間の経過で臭いに変わります。汗をかいたらこまめに拭きとり、できればシャツは取り替えてください。(看護師)
腋毛があると雑菌が繁殖しやすくなるので剃るのもよいです。また、ワキを消毒・殺菌すれば臭いは出にくくなります。腋パッドを利用すれば、汗をすばやく吸い取り、腋の汗じみや黄色いしみも抑えます。(看護師)
入浴は、まず湯船に5分以上浸かって汗をかいてから、殺菌作用のある石鹸で体を洗いましょう。湯船にコップ1杯程度のお酢を入れると発汗作用を促し、殺菌作用で体臭を抑える効果が期待できます。(看護師)
発汗を抑えるには、冷たい飲み物の入ったペットボトルや冷却ジェルなどで、首筋・鼠径部・ワキの下・手首など大きな動脈が通る部分を冷やしたり、涼しい場所で過ごして体温の上昇を防いでください。(看護師)
食べ物は、体を温める香辛料の入ったものや熱い食べ物は控え、体を冷やすナスやキュウリ・トマトなど、野菜中心の食事を摂りましょう。大豆イソフラボンも多汗に効果があるといわれています。発汗でミネラルが失われるので、ミネラルウォーターやスポーツドリンクでの水分補給も忘れないようにしてください。(看護師)

発汗には身体を調整するための大切な役割があります。制汗剤で抑えるよりも、汗をかいたときの適切な対処や、入浴・過ごし方・食生活などに気をつけて、多汗や臭いを防げるとよいようです。

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