健康

2015/08/20

なかなか改善されない土踏まずの痛み、いったいなぜ?

なかなか改善されない土踏まずの痛み、いったいなぜ?

仕事で歩くことが多い方は、1日を終えて足の裏が痛むこともあることでしょう。とはいえ、土踏まずの痛みが2年も続くと心配になってしまいます。いったい何が原因なのでしょうか。

50代男性からの相談:「足の裏の痛みがとれないのですが、何が原因でしょうか」

50代男性です。2年程前から足の裏に土踏まずの上の辺りが痛みます。仕事で歩くことは多いのですが、今まであまり痛みを感じたことはありませんでした。風呂で足の裏をマッサージしたりしているのですが、あまり改善はされていません。靴との相性とかも気になるのですが、年齢的なものや最近、肉体的にも精神的にも疲れていますので、何かストレス的なものも影響しているのか気になります。現在、高脂血症と尿酸値が高いため、月1回通院しております。(50代・男性)

足底腱膜炎か足底繊維腫の可能性が

歩き方などの刺激によって起こる2種類の疾患、足底腱膜炎と足底繊維腫が考えられます。それぞれの原因に合った治療を行う必要があります。

土踏まずの痛みの主な疾患に、足底腱膜炎というものがあります。長時間の歩行の後や、立ち仕事の方にみられます。足の親指を反らすと、親指の腱が確認できますが、腱をなぞって、痛い部分があれば、可能性が高くなります。マッサージの時は、抑えるのではなく、足を反り返し、腱を伸ばすようにストレッチしてください。靴は自分のサイズにあったもの、軽い物や締めつけず、柔らかい素材のものがいいかと思います。(看護師)
痛みがある部分に、しこりのようなものが触れれば、足底腺維腫が疑われます。足底腱への微妙な刺激の繰り返しが原因ともいわれていますが、はっきりしていません。痛み止めで様子を見て、治まらなければ、外科的に腫瘍を取り除きます。(看護師)
いずれにしても、外部からの刺激が原因のことがほとんどですから、内臓疾患は関係ないと思いますが、疲れや加齢で歩き方が変わった影響もあるかもしれません。他にも考えられる疾患がありますから、一度、病院で診てもらってください。(看護師)

日本人の2割が足に持つ「余分な骨」のしわざかも

有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)といって、日本人の20%が持っている、通常必要ではない骨のでっぱりが痛んでいる可能性もあります。

考えられるのは有痛性外脛骨で、これは年齢的なものやストレスとは直接的な関係はないようです。外脛骨とは、足の舟状骨という骨の近くにある通常必要としない骨(日本人には20%くらいに見られます)で、外見上は出っ張りが見えるだけです。この外脛骨に痛みが出るものが有痛性外脛骨と呼ばれます。(看護師)
足が腫れていない時に触って痛みがない足と比較し、痛みがある足に明らかに骨の出っ張りがあれば有痛性外脛骨が疑われます。整形外科でレントゲンを取ればすぐにわかりますので、一度、整形外科を受診して先生に相談してみましょう。運動療法や土踏まずにパッドを入れる、手術など治療は様々な方法がありますが、その状態に合わせて先生と話し合いながら治療法を決めましょう。(看護師)

なかなか取れない足の裏の痛みは、足底腱膜炎か足底繊維腫が原因の可能性があります。また、有痛性外脛骨という骨の問題であることも考えられます。一度受診して、原因をはっきりさせてもらうことも視野に入れておくとよいでしょう。

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