健康

2015/08/10

ステロイド剤を使わないアトピー治療に挑戦したい

ステロイド剤を使わないアトピー治療に挑戦したい

アトピーに効果があるといわれるステロイド剤ですが、副作用を心配する声もあります。ほかにはどのような治療法があるのでしょうか。また、ステロイド剤を中止する際にはどのような点に注意すればよいのでしょうか。

30代男性からの相談:「アトピー治療とステロイド剤」

小学生のころから持病のアトピーがひどくなると、ステロイド軟膏を塗ってかゆみを抑えるといった生活を10年以上続けています。皮膚科で処方される薬も強いものになっていますが、抑えることはできておらず、最近、アトピーが全身に出るようになりました。自分なりに調べてステロイドを使用しない治療法に取り組みたいです。(30代・男性)

賛否両論のステロイド。中止時は医師に相談を

ステロイド剤は、急に使用を中止すると副作用が出ることがあります。主治医とよく相談しましょう。

ステロイドの使用には賛否両論あり、できるだけ使いたくないという人も多く、いろいろ試されてよいと思います。食事療法や生活習慣の改善など、体質改善法はありますが、症状がひどくなるようなら無理せず、かかりつけに医師に相談してください。(看護師)
アトピーの治療に使われるステロイド剤は、長期の使用で副作用が出たり、アトピーの炎症や痒みを抑えられないといったことはあります。ステロイド剤を使用しないで治したいと、アトピーに悩む多くの人が考えているでしょう。ただ、ステロイド剤の使用を中止する際は、必ず皮膚科の主治医と相談しながらにしてください。突然中止すると副作用が出ますし、中止後も主治医の経過観察が必要です。(看護師)

ステロイド剤以外のアトピー治療や民間療法

ステロイド剤以外にも様々な治療法があります。

最近アトピーに使用されるようになった薬や民間療法で使われる薬は、タクロリムス外用薬、シクロスポリン内服療法、漢方療法、硫黄液などがあります。(看護師)
タクロリムス外用薬は、免疫抑制薬タクロリムスを外用薬にしたもので、正常な皮膚には作用せず、炎症が強く壊れた皮膚にのみ浸透するという性質があります。(看護師)
シクロスポリン内服療法は、アトピー性皮膚炎治療の強力な選択肢として2008年に承認されました。治療法に伴う危険性について説明を受け、十分に理解した上で開始する必要があります。(看護師)
漢方療法は、炎症やかゆみを抑える効果があります。漢方薬の有用性が示され、重篤な有害性は認められなかったという研究もあります。(看護師)
硫黄液は、硫黄が角質を軟化させ剥がれやすくして、皮脂抑制、患部の乾燥効果などがあります。炎症と痒みを抑えアトピーの症状を軽減してくれます。(看護師)
ステロイド剤を中止する際に効果があるとされるのは1.亜麻仁油、グリーンナッツ油などのオメガ3を豊富に含む油の摂取と塗布、2.保冷剤などで冷やす、の2つです。(看護師)
かゆみの原因を取り除くには1.界面活性剤の除去、2.腸内環境を整えるための食生活の改善、以上2つがあります。(看護師)
ステロイド剤を止めても皮膚科の先生に定期的に会い、状態を観察してもらいましょう。またステロイド剤なしの治療を続けて効果が見られない場合、一時的にステロイド剤を再開して状態がよくなるのを待つことも大切です。(看護師)

ステロイド剤を中止する場合は主治医に相談するのがよいようです。経過を見ながら、自分に合った方法を見つけましょう。

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