メタボリック

2015/08/02

太ってないのに脂肪肝…効果的な治療法とは?

太ってないのに脂肪肝…効果的な治療法とは?

見た目にはそんなに太っていないのに、健康診断などで脂肪肝を指摘される人も増えているようです。脂肪肝は食事と運動で改善できるといわれていますが、具体的には何を心がければよいのでしょう。

50代男性からの相談:「脂肪肝といわれています」

肝臓の超音波検査を受けるたびに、脂肪肝を指摘されます。運動療法と食事療法で改善できるといわれて、これらを意識して生活していますが、効果が感じられません。本当にこのままでよいのか疑問です。身長は174㎝、体重は73kgです。ちなみに、アルコール類は体質的に受け付けないので飲みません。なにか他に効果的な治療方法があれば教えてください。

脂肪肝改善の考え方

脂肪肝改善のためには、運動療法と食事療法がよいとされています。まずは、なぜこれらが基本的な改善策とされているのかを知っておきましょう。

脂肪肝を治すためには、肝臓への負担を減らすことが重要。体脂肪を減らすことで肝臓への負担が減り、脂肪肝の回復につながります。日常的に体脂肪をエネルギーとして使うように心がけましょう。(看護師)
体重と体脂肪率を適正な状態にキープすることが大切です。BMI(ボディマス指数)は健康指数を示す数値ですが、体内に含まれる体脂肪の割合を示すものではありません。BMIは適切な数値でも体脂肪の割合が高い場合もあるので、正しく判断するために、体脂肪率が表示できる体重計を購入しましょう。(看護師)
体脂肪率の標準値は男性の場合で15~20%、女性の場合で20~25%。質問者さんの場合、身長と体重から計算したBMIは24.11、標準体重は66.61kg。できればもう少し体重を落として、標準体重に近づけましょう。(看護師)

具体的な運動療法と食事療法

脂肪肝改善の決め手は、余分な脂肪を燃焼させること。そのためには、具体的にどのような運動と食生活を心がければよいのでしょう。

食事はご飯、おやつ、果物を減らし、脂分の多いものや肉の脂身などはできるだけ避けましょう。卵、大豆、魚、牛乳などをバランスよく摂取し、野菜、きのこ類、海藻類や食物繊維の摂取を心がけること。1日3食、きちんと食べて、睡眠前の食事は控えてください。継続することが大切です。(看護師)
アルコールは、節度を守って適度に摂る程度であれば問題ありません。(看護師)
息が切れるような運度は必要ありません。ウォーキングやヨガなどの有酸素運動を少なくとも30分、できれば1時間、2日に1回は行いましょう。今日はウォーキング、明日はヨガなどと、いろいろなものを取り入れて飽きがこないようにするのがおすすめです。(看護師)
ウォーキング、サイクリング、スイミングなどの有酸素運動が体脂肪の燃焼には有効です。筋肉トレーニングなどの無酸素運動では体脂肪は燃焼しないのでご注意を。(看護師)
運動は、ややきついと感じるけれども息が切れるほどではない程度の強さで行いましょう。1日の運動を数回に分けて行っても効果はあります(看護師)

脂肪肝改善の基本は、脂肪と糖質を控えたバランスのよい食生活と、習慣的な有酸素運動。なによりも大切なのは、これらの療法を毎日コツコツと継続していくことといえそうです。

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