健康

2015/07/30

C型肝炎の治療は終えたが、完治宣言はあるのか?

C型肝炎の治療は終えたが、完治宣言はあるのか?

C型肝炎といえば完治が難しい病というイメージですが、抗ウイルス薬の服用や注射などで治療することは可能です。それでも完全に完治したと医師から太鼓判を押されることは少ないようですが、それは一体なぜでしょうか。

50代男性からの相談:「C型肝炎の治療を終えて5年。完治宣言はある?」

C型肝炎の治療を終えて5年目です。タイプ2Aで低ウイルスと診断され、ペガシス単独の注射を24週間続けウイルスは完全に消滅しました。今でも半月に一度は通院しており、先日の血液検査でウイルス以外の項目はその日にわかり全て異常はなく、ウイルスについては後日連絡するといわれ今のところ異常はないです。質問ですが、完治宣言ってあるのでしょうか。担当医が代わる度に聞くのですが、これといった返事はもらえていません。(50代・男性)

どの段階で完治したと言えるのか、基準が難しいことも

ウイルスが完全になくなったのなら完治したといってよいと思うのですが、ただC型肝炎の場合、ウイルスが死滅したにもかかわらず再発することもあります。このため完治宣言の基準が難しく、医師の判断によるところが大きいようです。

C型肝炎ウイルスが完全になくなれば完治したといえますが、完治の宣言の基準は難しいようです。ウイルスがいなくなった状態でも10年以内に発癌(がん)する確率が高いため、5~10年は肝癌(がん)のスクリーニングを行う必要がありますし、完治宣言を受けた翌年に肝硬変を発症したケースもあります。どの段階で完治といえるのかは医師の判断となり、肝硬変や肝癌に移行する可能性のある今の段階では完治とはいえないのかもしれません。(看護師)
C型肝炎ウイルスを排除することができた状態を、C型肝炎の完治、あるいは治癒と考えるようです。しかし、C型肝炎は完治したかのように見えても再発の恐れがある病気といわれており、治療によってウイルスが死滅したにもかかわらずその後再び現れるという現象が起こることもあるため、C型肝炎に関しては完治宣言が難しいようです。(看護師)
慢性肝炎(肝炎を起こすウイルス感染による肝臓の炎症が6カ月以上続くと、細胞が壊れて肝臓の働きが悪くなる病気)により線維化した肝臓は、C型肝炎ウイルスが排除されたからといってすぐに回復するわけではありません。しかし徐々に線維化が改善し、肝癌(がん)に移行するリスクは減っていくようです。(看護師)

C型肝炎は、ウイルスが死滅して完全にいなくなったように思えても再び現れることがあるため、正確な基準がなく完治宣言が難しいようです。またウイルスがなくなってもその後10年間は発癌(がん)の可能性があるため、現段階では完治したといえないのではないかと看護師さんは説明しています。

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