健康

2015/07/29

高血圧で降圧剤を9年間…いつ止められる?

高血圧で降圧剤を9年間…いつ止められる?

年齢が上がると、肥満や高血圧を指摘される人は増えてきます。高血圧の治療で病院から降圧剤が処方されることがありますが、血圧が安定してきたら薬の服用は止めてもよいのでしょうか。

50代男性からの相談:「降圧剤は、血圧が安定したら止めてよい?」

高血圧で、9年間降圧剤を服用しています。医師に薬を止めてよいか聞くと、まず体重を減らしてと言われ、あと冬場の血圧が低くならないと無理だとも言われました。現在年齢は59歳で体重は73kg前後、血圧は上135下85前後で高い日は上が140を越える日もありますが希です。この状態がキープできれば、薬を止めてよいのではと思うのですが…。

医師の言うようにまずは体重管理を

肥満だと血流が悪く心臓に負担がかかるため、体重管理は大切です。また今は降圧剤のおかげで安定しているのであり、止めるとすぐに高血圧になる可能性があります。

薬のおかげで血圧が落ち着いていることを、忘れないようにしましょう。体重を減らすよう言われたのは、肥満が高血圧の原因となるからです。トランス酸脂肪が血管を収縮させ心臓から血液を送り出す際に大きな圧力が必要、糖の代謝が悪く高インスリン血症になりやすいので心拍数が増え血圧が上昇、血液がドロドロで血流が悪く心臓へ負担がかかるなどです。 (看護師)
治ったのではなく薬で抑えている状態なので、この血圧だと止めると元に戻るのは明らかです。体重減少で血圧が下がるのは研究により証明済です。さほど肥満ではないと感じていても年齢とともに筋肉量が減るので、体重に変化はなくてもその分、脂肪がついたということもありえます。(看護師)

食事や生活習慣での注意点

高血圧の予防には体重を落とす必要がありますが、具体的にはどのようなことをすればよいのか、以下のアドバイスを参考にしてください。

体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}の値が25以上だと肥満と判断されます。有酸素運動を行い、塩分控えめで低カロリー・低脂肪の食事を腹八分目でよく噛んで食べましょう。1日大さじ1杯のお酢を、1日の食事のいずれかで摂取するとよいようです。脱水は高血圧の原因になるため、1日2000mlは水分を摂り血液内の塩分を排出しやすくしましょう。(看護師)
遅くても就寝2~3時間前までに食事を済ませましょう。無理な運動はストレスになるため、毎日30分ほどの有酸素運動をできる範囲で行ってください。運動が無理なら一つ前の駅で降りて歩く、なるべく階段を使うなど日常生活の中で工夫しましょう。(看護師)
推奨されている成人男性の1日必要塩分量は6g程度です。醤油の代わりにポン酢を使う、麺類は汁を残すなどの工夫をしましょう。高脂肪な食品を控え、野菜・豆類・魚類などを中心に摂りましょう。アルコールは日本酒1合・ビール中ビン1本・焼酎なら半合弱程度に抑えましょう。タバコは動脈硬化を促進し心筋梗塞や脳卒中の原因になります。(看護師)
冬は寒さの影響で血圧が急上昇する傾向にあるため、各部屋の温度差に注意しましょう。夏は脱水による水分不足から血管が詰まりやすく脳梗塞が起こりやすいので、積極的に水分補給をしましょう。(看護師)

降圧剤は自己判断で止めると、また高血圧に戻ってしまう可能性が高いです。体重減少が血圧を下げる効果については証明済みなので、できる範囲で運動を継続してみてはいかがでしょうか。

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