メタボリック

2015/07/24

健康診断で「軽度の脂肪肝」…身体への影響は?

健康診断で「軽度の脂肪肝」…身体への影響は?

40代に入った頃から、会社の検診でメタボなど黄色信号を宣告される人も多いようです。よく耳にする「脂肪肝」についてですが、これはいったい何が原因で起こるのでしょうか。

40代男性からの相談:「脂肪肝とはいったいどのような状態か?」

健康診断で「軽度の脂肪肝」と診断されました。肝臓周囲に脂肪がついている状態なのでしょうが、身体にどのような影響があるのでしょうか。この脂肪肝はダイエットなどで解消できるのか、それとも外科的手術で脂肪を取り除く必要があるのでしょうか。(40代・男性)

進行すると肝硬変や肝癌になる可能性も

脂肪肝は自覚症状がないものの、放っておくと肝硬変や肝癌(がん)になる可能性もあります。外科的手術の必要はなく、食事や生活習慣で改善ができると看護師さんは説明しています。

脂肪肝は飲酒や偏った食事、肥満や運動不足などでコレステロールが肝臓にたまった状態で、自覚症状はないですが放っておくと肝炎や肝硬変、肝癌(がん)へと進行する場合があります。体重を減らす時は1カ月で約2~3kgずつ徐々に減らし、すぐには効果が表れなくても食生活と運動で改善できるため継続してください。また、外科的に脂肪を摂ることはありません。(看護師)
皮下や内臓に中性脂肪がたまった状態を肥満症、肝臓にたまった状態を脂肪肝とよび、脂肪肝の原因の多くは肥満・糖尿病・アルコールの飲みすぎといわれています。全肝細胞の30%以上が脂肪化した場合に脂肪肝と診断されますが、一般的にBMI(肥満指数)が25以上だと肥満症とされ、その20~30%に脂肪肝がみられます。 (看護師)
脂肪肝は、動脈硬化など様々な生活習慣病を引き起こす恐れがありますが自覚症状がないため、何らかの症状が出る前に食事や生活習慣の見直しをすることが大切です。(看護師)

バランスのよい食事と有酸素運動

色々な食材をバランスよく摂り、1日30分程度の有酸素運動を行いましょう。年齢と共に基礎代謝量が低下するので、普段の生活の中で食事の調整や運動を意識的に行うとよいです。

低カロリー・低脂肪の和食を心がけ、アルコールは控えましょう。タウリンを含む牡蠣などの魚介類を中心に野菜や大豆製品などバランスよく摂り、肉の脂身やバターを使ったケーキやインスタント食品は極力控えてください。全体の食事量は少なめで、特に夕食は朝・昼より軽めに済ませ、週に1~2回は休肝日を作るかノンアルコール飲料にしましょう。(看護師)
加齢により基礎代謝量も低下するため食事量の調整は必要ですが、過度の食事制限は筋力低下や栄養面にも影響します。多くの食材をバランスよく摂り、食べすぎ防止のためによく噛んで早食いを避けましょう。野菜や食物繊維を多く含む物を先に食べると、糖の吸収を抑える効果があるようです。(看護師)
少し汗をかくぐらいのウォーキングなどの有酸素運動を、毎日30分程度続けて行いましょう。運動が無理なら早歩きや遠回りをして階段を使うなど、生活の中で工夫してください。(看護師)
食事や生活習慣の見直しは大切です。エレベーターではなく階段を使うなど、なるべく歩くことを意識するだけでもずいぶん違いが出ます。(看護師)

脂肪肝は外科的手術の必要はなく、食事や運動などの生活習慣で改善ができるようです。無理なダイエットはよくないので、毎日少しずつできる範囲で継続することが大切です。

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