体臭

2015/06/30

体臭を防ぐ「ブドウ球菌」を守る身体の洗い方とは?

体臭を防ぐ「ブドウ球菌」を守る身体の洗い方とは?

体臭予防には身体を清潔にすることが重要。しかし、身体の洗いすぎは逆効果というのはご存知でしたか。善玉であるブドウ球菌の役割と、ブドウ球菌をむやみに殺さない身体の洗い方について考えてみましょう。

50代男性からの相談:「体臭はブドウ球菌が守ってくれる」

体臭が気になっていたので入浴の際に入念に身体を洗う事にしましたが、どうにも臭ってしまいます。身体の洗い過ぎは身体の表面のブドウ球菌をはがしてしまうためあまり洗わない方が良いと聞きましたが、どの程度が一番良いのでしょうか。

雑菌の繁殖を防いでくれるブドウ球菌

表皮にいるブドウ球菌は、悪臭の原因となる雑菌を繁殖させない力となってくれています。できるだけブドウ球菌を減少させない洗い方をする必要がありそうです。

ブドウ球菌は、人間の皮膚や鼻腔、消化器官に常在し、外部からの病原体の侵入を防ぐ役割をしています。表皮では皮膚を酸性に傾け、雑菌の繁殖を防いでいますが、表皮のブドウ球菌が減少すると、雑菌が繁殖し、悪臭の原因である脂肪酸やアンモニア臭を発生させます。ですから、表面のブドウ球菌を減少させないためには、ごしごし洗わずに汚れをとる洗い方が大切になります。(看護師)
シャワーを浴びるだけで、約80%のブドウ球菌がなくなると言われていますが、わずかでも残っていれば、24時間以内に復活します。(看護師)
「どの程度、身体を洗えばよいのか」ということなのですが、これは意見が分かれており“これが正解”というものは決まっていません。(看護師)

皮脂を取り除きすぎないことがポイント

ブドウ球菌を守るには、皮脂を完全に取ってしまうような、洗浄力の強いボディソープやナイロンタオルを使うのは控え、重曹石鹸とミョウバン石鹸を使ってやさしく洗うのがベストです。また、体臭を左右するのは表皮のブドウ球菌の有無だけではありません。食事や生活習慣の改善も同時に行うようにしましょう。

有益な表皮ブドウ球菌をできるだけ保つ方法としては、皮脂を適度に残すようにして洗身後でも菌が繁殖しやすい状況にしておく、むやみに洗浄力の強いものを選ばない、といったことが大切になるかと考えられます。(看護師)
体臭予防の石鹸はいろいろありますが、重曹石鹸とミョウバン石鹸を併用して使用するとよいと言われています。(看護師)
まず重曹石鹸を手で泡立て、泡で洗うように優しくこすります。シャワーで泡をおとし、次にミョウバン石鹸で同じように優しく洗います。ナイロンタオルは使用せず、なるべく手で洗うようにしてください。重曹石鹸は洗浄力があり、皮膚表面の皮脂や汚れをおとしますが、皮膚をアルカリ性にしてしまうので、ミョウバン石鹸を使って酸性に戻します。この2つの石鹸を使うことが、ブドウ球菌を守り体臭を予防することになります。(看護師)
他にも体臭予防には、体調不良、食生活や生活習慣の見直しも必要です。不規則な生活や、外食、脂っこいものを食べる機会が多いようでしたら、日常生活も見直してください。(看護師)

表皮のブドウ球菌は、体臭の原因となる雑菌の繁殖を抑えてくれるため、体臭予防に大きな貢献をしています。身体を洗う際には、洗浄力が穏やかな石鹸を使い、手でやさしく洗うことで、ブドウ球菌の必要以上の減少を防ぐことができます。

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