健康

2015/06/27

健康診断で痛風の疑いあり…どう治療する?

健康診断で痛風の疑いあり…どう治療する?

「風が吹いただけでも痛い」といわれるほど、激しい発作があるという生活習慣病「痛風」。痛風は治らない病気といわれていますが、本当なのでしょうか。治療はどのように行われるのでしょうか。

50代男性からの相談:「痛風の治療について」

発病はしていませんが、尿酸値が高いと健康診断でいわれて痛風の治療法が気になっています。どのような薬をどのくらいの期間飲むものでしょうか。薬は症状を抑えるだけなのでしょうか。根本的な治療ができるのか教えてください。

痛風って完治する?

痛風の診断は尿酸値が決め手になるとされていますが、どれくらいの値になると痛風と診断されるのでしょうか。また、痛風は治らないというのが定説ですが、本当でしょうか。

痛風とは血清尿酸値が7.0mg/dlを超える状態。血液に溶けきらなかった尿酸が結晶になって関節に沈着し、急性関節炎(痛風発作)を起こします。(看護師)
残念ながら、痛風は薬を飲めば治る病気ではありません。生活習慣を改善しながら薬を飲み続け、痛風発作を起こさないようにしながら一生付き合っていく病気なのです。(看護師)
痛風は一度かかると完治が難しい難治性の疾患ですが、尿酸値が高いからといって誰もが発症するわけではありません。(看護師)

標準的な痛風の治療方法

医療従事者の間でも痛風は治らない病とされているようですが、すべての人が発症するわけではなく、発症しても発作を起こさないようコントロール可能とのこと。どんな治療が行われるのでしょう。

痛風治療には痛風性関節炎の治療と、その背景にある高尿酸血症の治療があり、薬は症状の悪化予防と改善のために使用されます。治療期間は検査値や症状によって異なりますが、尿酸降下剤を使用する場合は1年以上の長期になることがほとんどです。(看護師)
関節炎には関節の炎症や痛みを抑えるためにステロイド剤が使用されます。高尿酸血症については、軽度の場合、生活指導や食生活の見直しで様子を見ます。尿酸値が高値の場合は、悪化を防ぐために尿酸降下剤が投与されます。(看護師)

痛風発作を起こさないための食事と生活習慣

美食、飽食、飲酒などの偏った食生活が原因の場合が多く、ぜいたく病とも呼ばれる痛風。発症しないため、悪化させないための注意点を確認しておきましょう。

痛風発作の原因となるプリン体を多く含む肉や魚の内臓類の摂取を控え、尿酸の排泄を促すアルカリ性の食べ物、海藻類、大豆製品、キノコ類、イモ類、緑黄色野菜、果物をバランスよく含んだ食事を心がけましょう。食事は腹八分目。暴飲暴食は避けてください。(看護師)
アルコール飲料は血清尿酸値を上昇させます。特にビールはプリン体を多く含むので、飲まないようにしてください。(看護師)
塩分の過剰摂取を控え、尿酸の排泄を助ける水分(水、お茶、ウーロン茶など)を十分にとり、外食の際は主食、主菜、副菜の揃った低カロリーのメニューを選びましょう。(看護師)
適度な運動は肥満、脂質異常症、高血圧症などの改善、痛風治療に効果的。週3日程度、軽い運動を継続して行いましょう。また、痛風発作はストレスが溜まっている時に起こりやすいので、十分に休養してストレスを溜めないように。(看護師)

痛風を発病しない、またはつらい発作を起こさないようにするには、プリン体の多い食品やアルコール摂取を控えることと軽い運動を毎日継続していくことが大切なようです。

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