体臭

2015/06/17

アセトン臭を発生させる4つの原因と対策法

アセトン臭を発生させる4つの原因と対策法

アセトン臭として知られる口臭は、糖尿病や肝臓の疾患が原因といわれています。健康面の問題がなくてもアセトン臭が出ることはあるのでしょうか。

30代男性からの相談:「アセトン臭と病気の関係」

最近自分が舐めたものから独特の臭いがするので、アセトン臭ではないかと気になっています。私は痩せ気味ですが、血糖値は正常、お酒は時々飲みますが、肝臓に異常はありません。糖尿病や肝臓疾患がなくてもアセトン臭は出ますか。もしくは何かの病気の前兆なのでしょうか。

アセトン臭の原因となるもの

特別に疾患がなくても、口腔内に問題があったり、食事制限をした場合にアセトン臭が発生することはあるようです。

アセトン臭といわれるのは、糖尿病で脂肪やタンパク質を分解してエネルギー源にしようとする際に、その過程で発生する物質ケトン体が体臭や口臭に出るものです。血糖に異常がなければ、アセトン臭であるとは考えにくいです。一般的には口臭の原因は90%が歯や歯肉や口腔内の問題だといわれています。(看護師)
口臭は空腹時に唾液の分泌が減少すると発生しやすいのですが、アセトン臭はありません。食事制限を続けた場合、血液の循環が悪くなって体内のガス交換が十分でない状態となり、アンモニアや乳酸が蓄積されて血液中のそれらの濃度が高くなります。結果、体臭や口臭でアンモニア臭を発することがあります。(看護師)
糖分はエネルギーを作るのに重要な役割を果たしますが、ダイエットや食事制限をすると体内の糖分が不足し、ケトン体という物質を肝臓で生成し始めます。これが糖分に代わり血液中に混じって全身に栄養を送り、揮発性のあるケトン体は体臭として排出され、呼気にのると口臭となります。これをケトン臭といい、ケトン臭=アセトン臭となります。運動不足の状態での食事制限はアセトン臭の原因のひとつです。(看護師)

口臭の原因と対策

口臭の原因は下記4つに分類することができます。


1.歯や歯肉の問題:歯科検診を受け、虫歯や、歯石、歯肉の炎症などがないか確認。検診は6カ月毎が理想。

2.唾液の分泌不足:口腔内は適度な湿度と温度が保たれているため、食べカスに雑菌が繁殖し臭いが発生。通常は唾液の抗菌作用によって口臭は抑えられるが、起床時や空腹時、緊張した時には唾液の分泌量が減るため口臭を強く感じる。

3.オーラルケアが不十分:口腔内に問題がなくとも、磨き残し、舌苔(舌に発生する苔)がある場合も口臭は発生する。歯ブラシでは8割程度しか磨けず、マウスウォッシュやフロスなどで2割を補充することが可能。

4.病気によるもの:蓄膿症や扁桃炎などの鼻や喉の病気、胃炎や胃拡張などの胃腸の病気、慢性気管支炎など呼吸器の問題、糖尿病や肝臓病などでも口臭が発生する。健康診断でこれらの病気がないか確認することも大切。(看護師)

疾患による口臭ではない場合の対策としては、


1.ガムやマウスウォッシュを利用:唾液の分泌不足で口臭が発生するので、ガムや飴は唾液の分泌を増やし、マウスウォッシュは口腔内を殺菌するなど、口臭予防に効果的。即効性はあるが、一時的な手段でもあります。

2.サプリメントを利用:消臭効果のあるサプリメントには、渋柿に含まれるタンニンやポリフェノールを含有するものがあります。マスキングという他の香りを体内に入れて口臭をわかりにくくするものは、ローズの香りなどが人気。即効性はないものの、服用を継続することで消臭効果を発揮します。(看護師)

身体に問題はなくても、口腔内や食事内容に問題がないか、今一度見直すことも必要かもしれません。

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