健康

2015/06/14

男の更年期障害、漢方が効く?

男の更年期障害、漢方が効く?

あまり耳慣れない「LOH症候群」。初めて聞いた人も多いのでは。男性の更年期障害ともいわれているLOH症候群とは、いったいどんな原因で起こる症状なのでしょう。漢方薬で改善できるのでしょうか。

40代男性からの相談:「LOH症候群は漢方で改善する?」

40代後半になり全身がだるくなったり、性生活が少なくなっています。医者からはLOH症候群なのではないかといわれました。LOH症候群の治療薬は今のところないらしく、漢方をすすめられたのですが、LOH症候群は漢方で治るのでしょうか。

LOH症候群ってなに?

年齢を重ねるとともにいろいろな悩みが増えてくるものですが、これといった原因もないのに全身の倦怠感が取れない、性欲が減退したという方、LOH症候群かもしれません。

LOH症候群とは、別名加齢男性性腺機能低下症候群と呼ばれているもので、アンドロゲンという男性ホルモンの一種が体内で不足してしまうために起こるさまざまな症状の総称です。LOH症候群においてよく見られる症状の一つが身体のだるさや性欲低下です。(看護師)
LOH症候群とは、男性の更年期障害をいいます。更年期障害とは女性特有のものとされてきましたが、近年の研究で男性にも更年期障害があることがわかってきました。解明されていないことが多く、男女ともに治療法はまだ確立されていません。(看護師)
男性の更年期障害に関わるホルモンはアンドロゲンとよばれ、主に精巣から分泌されるテストステロンです。テストステロンの分泌が低下することが、更年期障害の主な原因と判断されることが多いようです。(看護師)

LOH症候群の診断と治療

男性も女性も、ホルモンバランスの変化が更年期障害の原因のようです。まだ未解明なことが多く、治療方法も確立されてはいないようですが、LOH症候群の診断と治療はどのように行われているのでしょうか。

泌尿器の医師による日本泌尿器科学会がまとめた資料によると、LOH症候群であるかどうかは採血してホルモン量を測ることで診断可能です。治療はアンドロゲンを外部から補うことが効果的とされています。 (看護師)
血液検査の結果、テストステロンが基準値以下であれば、テストステロンの補充を行います。基本的には注射薬による治療となりますが、値が基準値と比べてさほど低くないレベルなら、まず漢方で治療を行うこともあります。処方される漢方薬は病院によって異なるようで、漢方薬で効果が出なければ注射薬での治療に切り替えます。実際に漢方薬でテストステロン値が上昇することが報告されていますので、漢方でも効果はあるといえるでしょう。(看護師)
処方される薬は人によって異なり、その効果も一概に答えられるものではありませんが、漢方は医療で治しにくい身体の不調を整えることが得意で、特にホルモンバランスの乱れから起こる病気に対しては効果があるとされています。(看護師)

検査の結果によって治療の方法にも違いがあるようが、漢方で改善がみられることも少なくはないようです。気になる症状があるようなら、まずは医療機関で検査を受けてみてもよいかもしれません。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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