ED

2015/06/02

アルコールの飲み過ぎでEDになるって本当?

アルコールの飲み過ぎでEDになるって本当?

お酒を飲むと立たない、中折れする、というのは心配な兆候です。毎日お酒を飲んでいると、本格的なED(勃起不全)になってしまうというのは本当でしょうか。

50代男性からの相談:「飲み過ぎはEDになりやすい?」

アルコールが大好きで毎日のように飲んでいるのですが、そのせいか飲んだ後の性交の際に立たない事や中折れすることも多くなり困っています。今は飲んでいないときは大丈夫なのですが、飲みすぎると本格的なEDになってしまいそうで不安です。飲みすぎるとEDになる、ということはあるのでしょうか。

お酒と勃起障害には密接な関係があった!

飲酒後は、アルコール分解のために体内の栄養バランスが崩れたり、神経が鈍ったりするため、一時的に勃起機能の低下が起こりやすい状態になっているようです。

アルコールは、ほどよい量を摂取すれば、神経を刺激し、性欲はむしろ向上します。お酒を飲んでいると、いつも以上に女性に対して好感を持つのはこのためです。しかし、過度なアルコール摂取は、アルコール分解のためにより多くの水分を身体に取り込もうとする結果、体内の栄養バランスを大きく崩してしまいます。そのため、行為の途中でも精力が減退してしまうことは十分に考えられることです。(看護師)
アルコールの作用のひとつとして脳や神経などの器官の働きを鈍らせる作用があります。これが車の運転時の判断力の低下や運転能力の低下、歩く時のふらつきなどの原因です。もちろんこれは勃起にとっての神経の働きも鈍くなってくるので勃起機能の低下がおこってくるのも当然のことです。アルコールには気分を高める働きもあるのですが、思考能力や身体の動き、勃起機能は逆に低下する方向に働いてしまうのです。(看護師)

長期的に見るとこんな危険が

飲酒に限らず生活の乱れは、長期的に見て性機能の低下につながります。特にアルコールは、長期にわたり飲み過ぎが続くと、テストステロンの分泌低下を招き、本当に勃起障害になる可能性も否定できません。

精力とは、日頃の生活習慣が密接に関係しています。食生活が乱れ栄養バランスが悪かったり、運動習慣が全くないなど健康的な生活を送っていなければ、加齢とともに自然と精力も減退してしまいます。(看護師)
体内の栄養バランスが崩れるのはアルコールを飲んだ時だけと思われがちですが、長期間にわたりアルコールを多く摂取し続けるとビタミンやミネラル、亜鉛などがより多く消費されていくそうです。ビタミンやミネラル、亜鉛は男性ホルモンを生成するのに非常に重要な役割をもっています。これが無駄に消費され続ければ勃起能力が低下しても仕方ありません。(看護師)
アルコールを長期間、多く摂取することで肝臓の機能も低下してきます。肝臓の機能には男性ホルモンであるテストステロンに関わるものがあるのですが、肝臓の機能が低下することでテストステロンが減少してしまい、これからも勃起障害をきたす可能性があります。(看護師)

アルコールの飲み過ぎは、飲酒後一時的に栄養バランスを乱したり神経を鈍らせ、性機能の低下を招く場合があります。また、飲み過ぎが長期にわたると、肝臓への負担や全身の健康状態の悪化から、本格的な勃起機能の低下を招く危険性があるため、注意が必要です。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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