健康

2015/06/01

女貞子という生薬、滋養強壮に効くのか?副作用は?

女貞子という生薬、滋養強壮に効くのか?副作用は?

疲労感などが気になるものの、薬は飲みたくないという時に、気になるのが漢方や生薬の存在。滋養強壮に効くとされている女貞子(ジョテイシ)という生薬ですが、効果や副作用はどうなのでしょうか。

30代男性からの相談:「女貞子にはどのような作用がある?」

最近疲労感が強く、どうにか普段の食べ物で改善できないかと思っていたところ、女貞子が効くと噂で聞きました。生薬らしいのですが、滋養強壮効果があると言われているようです。漢方に似た感じで使用して良いものなのでしょうか。摂取し過ぎで副作用が出たりしますか。

滋養強壮を含め、さまざまな効果に期待

女貞子は滋養強壮をはじめ、抗がん作用などさまざまな効果が期待される生薬です。とはいえ、効果に個人差が大きく、漢方と西洋医学の考え方が大幅に異なっていることもあり、具体的な飲み方や効果に関してはあいまいなところがあるのも現状です。

女貞子とは、モクセイ科であるトウネズミモチの果実を用いた生薬です。(看護師)
女貞子はおっしゃるように滋養強壮効果があるとされます。これ以外にも抗がん作用や白内障予防、リラックス作用などあるようです。医学的文献としては骨粗しょう症、糖尿病、肝機能障害、前立腺がん予防、C型肝炎ウイルスに効果があるとされています。これは粉末で販売されていたり、錠剤のように塊になったものもあり、商品によって摂取するタイミングもとくに指示がなかったり、食間だったりとまちまちなようです。(看護師)
生薬とは、天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく体質改善を目的として用いる薬の総称です。一方、漢方とは生薬を漢方医学の観点で複数調合したもののことを指す言葉のため、女貞子だけでも漢方のように扱って差し支えないと考えます。生薬は人によって効果を実感できるかどうかの差が非常に大きいため、女貞子が滋養強壮に効果がある、と断言できないのが現状です。(看護師)

下痢など、身体に合わないサインに注意を

自然由来の成分であるため、副作用について過度に心配する必要はありませんが、体質によっては下痢や吐き気などの消化器症状が出る場合があります。身体に合わない場合は使用を中止しましょう。

副作用としては「女貞子の薬性はしつこくなくても凉性に偏るので、下痢を伴う脾胃虚寒証と陽虚証には禁忌」というものが記されています。ニュアンスとしては「体温を下げる副作用があるので、胃腸が弱く下痢を伴う方は使用しないでください」ということでしょうか。(看護師)
副作用ですが、現代医学で使用されている化学調合された薬に比べると、自然由来の成分であるため副作用症状が出現する可能性は極めて低く、また万が一起きたとしても吐き気や下痢などの消化器症状などが起こりますが、程度は軽いといわれています。(看護師)
摂りすぎによる副作用、というよりは、規定内の内服量でも使用していく中で吐き気や下痢などの消化器症状などが出現したら、身体に合わずに副作用症状が出現している可能性があるために速やかに内服を中止することをお勧めします。(看護師)

女貞子は、滋養強壮をはじめさまざまな効果が期待される生薬の一種です。効果については個人差が非常に大きいようです。副作用として下痢などの消化器症状が現れた場合は、身体に合っていないためすぐに服用をやめましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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