健康

2015/05/23

尿の切れが悪く、残尿感があるのは年齢のせい?

尿の切れが悪く、残尿感があるのは年齢のせい?

残尿感や尿漏れに悩んでいる男性は少なくないようです。年齢的に仕方がないのでしょうか。

50代男性からの相談:「尿の切れが悪いのは年齢的なものですか?」

最近尿の切れが悪くなってきました。用を足した後に残尿感があり、尿漏れすることがあります。年齢的なものですか。それとも何か良い薬はあるのでしょうか。

筋力の低下からガンまで、尿漏れの原因はさまざま

尿漏れは年齢によるものもありますが、筋力の低下や前立腺の疾患など、さまざまな原因が考えられます。排尿の仕方や筋力のトレーニングで改善できることも。

男性の尿漏れの原因には、膀胱筋力の低下や、腹部の圧迫によるもの、前立腺肥大症や前立腺ガンなどの疾患によるもの、活動性膀胱など、色々なものが考えられます。(看護師)
年齢によるものもありますが、男性は女性に比べて尿道が長いので、排尿しきったと思っても、排尿後尿滴下といって、排尿後も尿道に尿が残っており、時間の経過で、たらたらとにじみ出てくる場合があります。排尿の時は、ペニスを絞るようにして完全に尿を出し切るようにしてください。(看護師)
くしゃみをした時など、腹圧がかかった時に漏れるものは、腹圧性尿失禁といって、尿道や尿道の周りに問題があると考えられます。急に尿意を感じ、我慢できずにもらしてしまう場合は、切迫性尿失禁といって、脳への排尿の指令が上手く伝わらず、突然排尿したり、排尿しても残尿感があるなどの症状が現れます。(看護師)
どちらも年齢に関わらず、排尿筋、骨盤底筋の筋力の低下が考えられ、肛門にきゅっと力を入れる運動を数回、繰り返すことや、骨盤底筋を鍛えるトレーニングで改善できる場合が多いです。(看護師)

疾患が隠れている場合も。まず検査が無難

前立腺肥大や膀胱炎、腎臓疾患や糖尿病などが原因で尿漏れが起こっている場合は、疾患を早期に治療することが望まれます。市販薬でだましだまし生活しているうちに治療が遅くなってしまったという事態を防ぐためにも、病院できちんと検査を受けることを視野に入れて検討を。

残尿感は、膀胱炎、前立腺肥大症、神経因性膀胱炎などでも起こりますし、男性の残尿感や尿漏れは、前立腺、尿道、膀胱などの疾患によるものがほとんどです。他にも、糖尿病や腎臓疾患などで、尿量が増えた場合にも尿漏れがおこりますから、自己判断で市販薬に頼らず、まずは泌尿器科で検査を受けてください。(看護師)
前立腺肥大症でも初期症状ではすぐに改善しますが、慢性化すると症状を改善するには長期的にかかる場合もありますので、まずは病院で検査を受けて適切な治療をした方が、後から症状で悩むことも少なくて済むので良いと思います。(看護師)

尿の切れが悪い、残尿感がある、尿漏れがあるといった排尿時の症状は、年齢のせいだけでなく、膀胱筋力の低下や前立腺の疾患などさまざまな原因が考えられます。筋肉のトレーニングなどで改善することもありますが、疾患が隠れている場合は適切な治療が必要ですので、市販薬でつなぐのではなくきちんと病院で検査を受けるのが安心です。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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