体臭

2015/05/22

冬場にかく汗が臭うのは何故?

冬場にかく汗が臭うのは何故?

通常汗といえば夏をイメージしますが、冬でも暖房の効いた室内などにいると意外と汗をかくものです。夏にかく汗は何ともないのに、冬場の汗がすごく臭うという相談が寄せられていますが、何が原因なのでしょうか。

30代男性からの相談:「冬場にかく汗がワキガのように臭い」

夏場はあまり気にならないのですが、冬場に運動をして汗をかくとワキガのような強烈な匂いがする時があります。病気かと思い調べたのですが、これといった病名は発見できませんでしたが、いったい何が原因でしょうか。

通常の汗とワキガの汗には違いが

通常の汗とワキガの汗は、そもそも分泌される汗腺に違いがあります。また汗の成分にも違いがあり、ワキガの場合は脂質などが多く含まれ、脇に存在する雑菌と混ざることで強烈な臭いを放ちます。

気温が高い時や体温が上がった時に出る汗は、全身に分布している「エクリン汗腺」という汗腺から出ます。この汗はほとんどが水分で、残りは塩分などのミネラルや乳酸などで構成されています。一方ワキガの原因となる汗は、脇などに集中して存在する「アポクリン汗腺」から出ますが、白い乳白色で脂質やたんぱく質を多く含み、脇の皮膚や脇毛に住む雑菌がこの汗を分解することで、強烈な臭いが発生すると言われています。(看護師)

冬場の水分不足に注意

夏と違って冬はそれ程水分を摂らない人が多いようですが、冬場の水分不足は汗の臭いに繋がることがあるようです。また制汗剤を使用しすぎると、汗腺が詰まり汗が出にくくなってしまいます。

夏場はみなさんきちんと水分を摂りますが、冬は暖房が効いている室内にいるにもかかわらず夏場と比べると水分量が一気に減り、そういう場合ギトギトした匂いのきつい汗をかくようになります。改善策としては、アルコールやカフェインの摂取を控えるようにすると、汗をきちんとかくことができるようになり匂いも軽減されます。(看護師)
夏に匂いを気にするあまりに制汗剤をつけすぎている人は、汗腺が狭くなっている可能性があります。そうなると汗が出にくく匂いが溜まりやすくなるので、制汗剤を使用した後はきちんと洗い流すことも必要です。(看護師)

冬場の汗が臭うのは、水分の摂取量が少ないことが原因になっていることもあるようです。またワキガについては通常の汗とは違うため、根本的な解決のためには治療が必要となる場合もあるかもしれません。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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