メタボリック

2015/05/30

中性脂肪とコレステロール、その違いとは?

中性脂肪とコレステロール、その違いとは?

体重が気になる人ほど、血液に含まれる脂肪・血中脂質の値は気になるもの。血中脂質にはコレステロールや中性脂肪などの種類がありますが、果たしてどんな違いがあるのでしょうか。今回は、血中脂質に関する質問です。

30代男性からの質問:「血中脂質とはどのようなものか」

健康診断で、総コレステロール(TC)、中性脂肪(TG)、HDLコレステロール、LDLコレステロールを調べます。これらは血中脂質と呼ばれるそうですが、血中脂質とはどのようなもので、どのような働きをしているのでしょうか。同じ血中脂質でも、量が多ければ良いものと、逆に悪いものがあるのでしょうか。

LDLコレステロールの増加には要注意

コレステロールと中性脂肪から成る血中脂質。中でも、コレステロールの一種であるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)は、増加すると動脈硬化や心筋梗塞を招く恐れがあるといいます。

血中脂質とは簡単に言うと、その名の通り血液の中に含まれる脂肪のことです。(看護師)
大まかに分けると、脂質は一般的に中性脂肪、コレステロールに分けられ、コレステロールは善玉と言われるHDLコレステロールと、悪玉と言われるLDLコレステロールに分けられます。(看護師)
LDLコレステロールは増えすぎると血管の内側に張りつきます。そのせいで動脈の内側が厚くなり、動脈硬化の原因となってしまいます。(看護師)
LDLコレステロールが多くなると肝臓は脂肪の塊で脂肪肝になり、血液中に残る脂肪は油と同じくギトギト、ドロドロで血液の流れが悪くなり、ついには遮断してしまうくらいに固まります。この塊が血栓です。血栓が脳に行くと脳血栓になり、心臓に行くと心筋梗塞になるので、命の危険にも繋がる恐ろしいものと考えると良いかもしれません。(看護師)
一度コレステロールが溜まると食生活を改善し、日頃から運動を行わない限りはなかなか改善しません。(看護師)

脂質の中には、身体に必要な働きを持つものも

一方、HDLコレステロール(善玉コレステロール)や中性脂肪は、身体に必要な働きを持つようです。

HDLコレステロールはLDLコレステロールを体外に排出する働きを持っています。HDLコレステロールは善玉なので、頭文字のHで「Happyコレステロール」とでも覚えてください。(看護師)
中性脂肪は、蓄えられたエネルギーと考えてください。人間がエネルギーを消費して運動・活動をしますが、そのエネルギーが不足すると、蓄えた中性脂肪を消費することで私たちは活動を続けることができます。エネルギーの貯蔵庫ということです。中性脂肪はなければないほうが良いというものでもないのです。(看護師)

身体に良い脂質と悪い脂質によって構成される血中脂質。中性脂肪やHDLコレステロールは、身体にとって必要な役割を持つものの、LDLコレステロールは、増えると命の危険に関わる疾患を招く恐れがあるようです。悪い脂質が蓄積している場合は、生活習慣の改善が不可欠といいます。これらを踏まえて健康診断の結果を確認し、必要な場合は生活習慣を見直してみると良いでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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