健康

2015/05/18

高血圧で一番危ないことは?何に気をつけるべき?

高血圧で一番危ないことは?何に気をつけるべき?

いろんな病気の原因ともなる高血圧ですが、もっとも気をつけるべきことは何でしょうか。意外と知られていない高血圧について看護師さんに聞いてみました。

50代男性からの相談:「高血圧の症状について」

健康診断で毎年、高血圧を指摘されます。自覚症状はないものの、高血圧で脳出血を起こし、亡くなった友人がいて気になります。高血圧で一番気をつけるべき症状は何でしょうか。

高血圧の症状は「高い血圧」そのもの。種類は2つ。

高血圧の症状はその名の通り、血圧の高さ。原因によって2つの種類にわかれます。

高血圧の症状は「血圧が高い」以外にありません。重症化すれば頭痛や動悸、息切れ・呼吸困難、胸の痛みを感じることはありますが、高血圧症からの合併症だったり、血圧とは無関係に起きることもあります。(看護師)
高血圧は2種類あります。1つは心臓や血管といった「原因がはっきりしている」二次性高血圧で、もう1つが家系に高血圧が多いといった遺伝的要素から来ると見られる「原因がはっきりしない」本態性高血圧です。(看護師)
二次性高血圧は原因の治療で血圧は下がりますが、本態性高血圧は原因がはっきりしない分、血圧を下げるのは難しいです。(看護師)
高血圧は糖尿病の次に万病の元です。血圧が高いと血管にストレスがかかり、血管が硬くなって破れやすくなります。脳出血・脳梗塞、狭心症・心筋梗塞などにもつながり、要注意です。(看護師)
短期間で急速に血圧が高まるのではなく、徐々に上がっていくため、身体が慣れて自覚症状がないことが多いです。頭痛、頭重感、めまい、耳鳴りを感じる人もおり、ひどければ動悸、呼吸困難、胸痛、むくみや夜間尿、足の痛みやしびれが出ることも。 (看護師)
血圧が高い状態が続くと、脳血管障害や心臓系の病気を引き起こすことがあります。心筋梗塞など心臓病になる確率は健康な人と比べ、コレステロールが高い脂質異常症が4倍、高血圧が3倍、喫煙が2倍。3つ重なると16倍になるという研究もあります。(看護師)

生活習慣の改善が効果あり。健康な食事と適度な運動を心がけて。

重症化が怖い高血圧ですが、生活習慣の見直しでも改善できます。

塩分の一日の必要量は成人男性で10g未満ですが、6g程度がお勧めです。醤油の代わりにポン酢やコショウを使ったり、麺類は汁を残すなどの工夫で減塩を。(看護師)
肉類や甘味類などの高脂肪、高コレステロールな食品を控え、野菜や果物、ナッツ、豆類、魚類、低脂肪乳製品、穀類(全粒粉のもの)などを中心に健康的な食習慣を心がけましょう。(看護師)
運動で血圧が下がることは研究で証明されています。ウォーキングやアクアサイズ(水中運動)、サイクリングなど有酸素運動を週に3~4回、できれば毎日30分程度行いましょう。(看護師)
アルコールは飲み過ぎると血圧を上げます。適量は日本酒1合、ビール中ビン1本、焼酎なら半合弱程度です。またタバコは動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳卒中の原因に。(看護師)
冬は寒さの影響で血圧が急上昇しがち。各部屋の温度差が出ないよう注意を。夏は脳梗塞が最も多い季節。脱水による水分不足から血管が詰まりやすくなるためで、積極的に水を飲み、脱水状態を避けましょう。(看護師)

自覚症状がない高血圧ですが、生活習慣の見直しで改善できます。できることから始めましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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