口臭

2015/05/20

タバコを吸う人は口臭がきつくなるって本当?どうすれば?

タバコを吸う人は口臭がきつくなるって本当?どうすれば?

ヘビースモーカーには独特の口臭があるものです。ただのタバコくささだけではないような気がしますが、どんな要素が関係しているのでしょうか。また抑える方法はあるのでしょうか。

40代男性からの相談:「喫煙者は口臭がくさいのか?」

20代のころから喫煙をしているのですが、ここ最近は1日に2箱ほど吸ってしまいます。そのせいか口臭も段々と臭くなり、自分でも違和感を感じるほどになりました。やはり喫煙者は口臭がくさくなりやすいのでしょうか。抑える方法はありますか。

喫煙と口臭の、切っても切れない関係

一般にタバコくささとして認識されるタールの臭いのほか、ニコチンによる唾液減少、歯周病の悪化など、喫煙には口臭をきつくする要素が満載です。

喫煙と口臭は大きく関連があります。まず煙草の臭いというものは一般的に臭いものです。喫煙者であっても煙を臭いと感じるほどです。その煙を吸っているのですからタールの臭いが口腔内に残って口臭の原因になります。口腔内だけでなく、咽頭・肺・胃などにも直接臭いの成分が付着するので歯磨きだけではごまかすことができません。(看護師)
ニコチン自体には臭いの成分はないとされます。ニコチンには血管を収縮させる作用があります。とくに末梢の毛細血管が収縮してしまい、血液循環が悪くなります。その作用で唾液の分泌量も減少してしまいます。唾液には自浄作用といって、口腔内を清潔に保つための機能があります。この唾液分泌が減少するので雑菌が繁殖しやすい環境となってしまい、結果、雑菌が口臭の原因となってしまいます。(看護師)
喫煙者と比べ、非喫煙者の歯周病のリスクは約2~9倍にも高くなります。ニコチンによって血流が阻害され、一酸化炭素が自然治癒を妨げるため、歯周病のリスクが高まると言われています。また喫煙者は歯石が多く、歯周ポケットの数が多くなり、その深さも深いことが知られています。(看護師)

口腔清掃、水分補給、そして一番は禁煙・減煙

喫煙による口臭の対策としては、歯磨きや舌磨き、うがいや水分補給がある程度効果的ですが、一番効果的なのはやはり禁煙。すぐに禁煙できない人は、減らすだけでも効果があります。

喫煙による口臭を軽減させるには以下の方法が有効です。
1.歯磨き:
歯の表面だけではなく、歯間や歯と歯茎の間の歯垢が溜まりやすい部分を重点的に磨きましょう。
2.舌磨き:
舌用のスポンジやガーゼなどで優しく拭き取るようにしましょう。
3.うがいや水分補給:
コーヒーや紅茶などの色素が強く歯に付着しやすいものは避けましょう。うがいは水かぬるま湯、マウスウォッシュなどで行い、水分補給は水で行うことが推奨されます。(看護師)
しかし最も効果的なのは禁煙です。禁煙が難しい場合はタバコの本数を減らす努力をしてみましょう、これだけでかなり口臭が改善されると考えられます。(看護師)

喫煙者はタールの臭いのほか、唾液の減少や歯周病の悪化からくる深刻な口臭を発しがちです。口の中を清潔にし、うがいや水分補給で口腔粘膜を潤すことが助けになりますが、一番良いのは禁煙か、難しければ減煙すること。身体のため、周りの人のためにもなることですから、この機会に挑戦してみるのも良いかもしれません。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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