体臭

2015/05/18

欧米人は日本人より体臭がきついって本当?

欧米人は日本人より体臭がきついって本当?

日本人はもともと体臭が薄いうえに、臭いに敏感です。欧米人は肉食のため体臭がきついというイメージがありますが、実際どうなのでしょうか。

50代男性からの相談:「欧米人の体臭はくさい?」

日本人は体臭で悩んでいる方が多いと思いますが、欧米人の方が体臭がきつく感じることがあると思います。ただ、欧米人は肉を多く食べる文化なので体臭がきつくなると言われているのですが、それはほんとなのでしょうか。欧米人でも魚料理を食べている方は違うのでしょうか。

肉や脂肪の多い食事がニオイのもとに

動物性の脂肪が分解される際にできるニオイ成分や、皮脂の分泌が増えることにより汗の臭いがきつくなるため、肉をたくさん食べる文化圏の人は体臭がきつくなる傾向にあります。

肉には、動物性脂肪、コレステロールが多く含まれています。肉が体内で分解される場合に、アンモニアや硫化水素など臭いのもととなる成分や、腐敗毒素が発生します。これらの成分が血液を通して全身にいきわたり、口臭や体臭がきつくなったり、汗からの皮脂の分泌が増えることで、ワキガの臭いが強くなったりします。(看護師)
もともと汗には臭いはありませんが、時間の経過でかいた汗に雑菌が繁殖して、臭いの原因となります。汗からの皮脂の分泌が増えれば、雑菌が繁殖しやすいということです。肉食が中心の欧米人は体臭がきつくなる傾向にありますが、欧米人でも、肉より魚や野菜を多く摂取していれば、体臭がきつくなることはないでしょう。(看護師)
体臭の原因には、食生活や日常生活が関わっていますから、日本人でも、肉やジャンクフード、インスタント食品、ケーキなどの甘い物、香辛料の強いものを好んで召し上がる方は、体臭がきつくなります。(看護師)

遺伝的にアポクリン腺が多いという要因も

食生活に加え、もうひとつの要因は、臭いのもととなりやすい汗を出すアポクリン腺という汗腺が、欧米人のほうがアジア人よりも遺伝的に多いという点です。

臭いの原因は通常の汗とは異なるアポクリン腺から出る汗を、皮膚に常在する雑菌が分解することです。実はこの臭いが発生する仕組みはワキガと同じで、欧米人には遺伝子的にアポクリン腺が多く存在するため臭いがしやすいのです。特に黒人はアポクリン腺が他の人種より多く、より臭いが発生しやすい傾向にあります。(看護師)

欧米人の体臭が一般的にきつい傾向にあることには、動物性脂肪の摂取が多いこと、遺伝的にアポクリン腺が多いことという2つの要因が関係しています。日本人でも、食事の西洋化に伴い動物性脂肪の摂取が増加していますから、体臭が気になるという方は、肉やインスタント食品を減らすよう心がけてみてはいかがでしょうか。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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