口臭

2015/05/20

口臭と便臭、連動しているような気がする?

口臭と便臭、連動しているような気がする?

口臭のある日は便が臭く、便臭のない日は口臭もないという経験をしたことはありませんか。口臭と便臭にはどんな関係があるのでしょうか。

30代男性からの相談:「口臭がくさいと便臭もくさい?」

最近妙に口臭がくさくて困っているのですが、それに加えて、便臭もくさくなっているような気がしています。逆に便臭がくさくないとその日は口臭もさほどくさくありません。口臭と便臭には何か相関関係があるのでしょうか?

便秘が口臭を引き起こす場合

便秘や胃腸の不調が原因で腸に溜まった悪臭のするガスが、血液中に取り込まれて肺から呼気として排出されるため、口臭を引き起こします。食事や運動に気をつけて便秘を防ぎ、口臭が変化するかどうか観察してみましょう。

便秘をすると、腸内にガスが発生しやすくなりますから、ガスが血液を通して体内をめぐり、口臭をきつくします。また、胃腸が弱っていると、食べ物の消化が上手く行えず、腸内に食べ物が滞留することで、硫化水素を発生させ、腐敗したような口臭を発生させます。(看護師)
食事はよく噛んで食べるようにし、動物性脂肪を多く含むものや、遅い時間の食事は避け、適度な運動とバランスのとれた食事をして、便秘しないようにしてください。腸内環境を整えるために、乳製品も摂るようにしてください。(看護師)
腸まで届く乳酸菌のひとつにLS1という乳酸菌があります。この乳酸菌は、殺菌効果があり、口腔内を酸性に保つことで、雑菌の繁殖を防ぎ、口臭、歯周病の予防にも効果があると言われています。乳酸菌には色々な種類がありますが、腸までとどく乳酸菌の入ったヨーグルトやヤクルトなどを摂るとよいでしょう。ヨーグルト以外にも、ナチュラルチーズ、キムチ、糠漬け、味噌、納豆などの発酵食品にも、乳酸菌は含まれています。(看護師)
砂糖の入ったヨーグルトを積極的に食べることで糖分を摂りすぎたり、チーズの食べすぎでコレステロール値を上げてしまうなどの弊害もありますから、一つのものでなく、色々な食材をとり、便秘を予防してください。(看護師)

肝臓や胆石と関係がある場合

口臭も便臭もひどくなる原因として、肝臓のトラブルや胆石が考えられるようです。他の全身症状がないか注意してみてください。

口臭がひどく便臭がひどい場合は肝臓が影響している可能性があります。肝臓が悪くなると肝臓から排泄されるアンモニアが増えるので便臭が強く感じます。それ以上に肝臓が悪くなると体内にアンモニアが増えるので口臭がひどくなる人もいます。ですが、そこまで肝臓の悪化で口臭がひどくなるのであれば他の症状が出てもおかしくはありません。(看護師)
胆石が原因で口臭がまれにひどくなることがありますが、胆石だと激しい腹痛が起こってもおかしくありません。まずは、便の状態を観察していつもと変わりなく、それでいて便臭だけがきつくなるようであれば、ただ前の日の食事がにおいを発生させているだけだと思うので様子を見てよいと思います。(看護師)

口臭と便臭には確かに関連があります。便秘によって口臭が引き起こされる場合もあれば、肝臓や胆石と関係がある場合もあります。便秘を予防する生活を心がけるとともに、便の状態や全身の健康状態にも留意し、原因を確かめましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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